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「明るい部屋」全身麻酔の記念日。
窓から陽射しが入っていた。
梅雨。東京は雨だった。
新幹線が北上するにしたがって雨が止んだ。
白石蔵王に着いた時には、梅雨の晴れ間となっていた。
助手席から亜貴の躰に視線を走らせていた。
もう遠慮すらせず・・・舐め廻すように視姦していた。
部屋に入って、すぐに亜貴を抱いた。
我慢できずにベッドに引き摺り込み、唇を奪い、舌を絡めた。
・・・・我慢できなかったのはボクだけじゃない。亜貴も同じだ。
亜貴の下半身だけを裸にし・・・・靴下さえ取らずに亜貴の身体を使った・・・切り裂くように貫いた。・・・愛撫さえ与えずに使った・・・それは亜貴が望んだことでもあった。
会えない毎日のメールが・・・声が前戯になっていた。
お互いに、会えた瞬間には、ただひとつになることだけを望んだ。
ひとつになりながら・・・亜貴の身体に抽送を送りながら服を剥ぎ取り・・・・露になった乳房を責めた。
首筋を責め・・・鎖骨を責め・・・背中を責めた。
ひとつになりながら・・・膣径を使いながら・・・全てを愛した。
・・・・亜貴が果てていた。
ベッドの上。
身体を投げ出していた。
全ての着衣を剥ぎ取られ、真っ白な裸体を晒している。・・・荒い呼吸。締まった腹面が波を打っている。
手脚が、自らの意志ではない格好に伸びていた。
陽射しの中。
クタリと・・・グニャリと軟体動物のように果てていた。
何度果てたのか・・・
魅力的な、甘美な膣径を使いながら舌を差し出させた。・・・甘噛みしながら果てさせた。
耳を甘噛みし、舌を這わせて果てさせる。
乳頭に歯を立てる。
右の乳頭で果てさせ、次は左の乳頭に歯を立てる。痛みを感じるギリギリに甘噛みをし、嗜虐の意志を、嗜虐の焔を注ぎ込む。
膝を責め、脚指の一本一本を愛した。
指と指の間、全てに舌を這わせ亜貴から滲むエキスを舐め取った。
闇雲に逝かせはしなかった。
・・・逝きそうになれば引き戻した。
鋼の抽送を落とし、弱め、引き戻した。
引き戻せば、また抽送を深くする。強く、奥へ奥へと責め立てる。
それを何度も何度も繰り返し、逝かせる。
・・・・そして、逝ったそのままに、また責め始めた。
散々に、亜貴を悦楽の波に漂わせた。
投げ出された両腕。
伸びやかな右脚。
くの字となった左脚。
荒い呼吸に身体が揺れている。それでも、横を向いた貌が気高かった。
陽射しを浴びて、美しい髪が高貴なブラウンに輝いている。
亜貴を逝かせただけだ。
鋼の幹は、未だ最大限に熱を持って反り返っていた。
何度も何度も果てそうに・・・背中に悦楽の黄色い電流が走った・・・そのまま鋼を亜貴の奥の奥に溶かしてしまいたい衝動に駆られた。
それでも、寸でのところで射精を堪えた。
・・・・まだだ・・・亜貴・・・
触れれば火傷するほどに、灼熱の鋼が天を向いていた。
今にも血を噴出させるように、ドクンドクンと脈打っていた。
人間の身体は、責められればガードを固める。
人間の防御本能だ。
・・・快感に対しても同じことが起こる。
責められればガードを上げる。果てまいと・・・感じまいと防御を固める。
・・・ならば、ガードをされていないところを責めればいい。
ガードの経験のないところを責めればいい。
性感帯の王道ではなく、それまで責められたことのないところを責めればいい。
・・・例えば背中・・・面積が広い分だけ未知の領域が多い。・・・探せば意外なウィークポイントが眠っている。
膝の裏表・・・その近く・・・未知の性感が潜んでいる。それまでに責められたことがない場合が多い。
・・・そして、脚の指・・・愛されることは少ない。
「愛してる」
愛していなければ・・・愛しくない女の脚の指など口に含めはしない。
愛していてすら、脚の指を口に含むという男は少ないだろう。
それだけに、責められた経験は無いに等しい。
・・・そして、驚くほど豊かな性感が眠っている。
責められた経験がないぶんだけに峻烈だ。
経験がなければガードのしようもない。
初めての経験に躰はガードの方法を模索する・・・躰が勝手に模索する・・・その時、全てのガードが手薄になる。散漫になる。
・・・そこで王道を責めればいい。
王道だからこそガードは固い。慣れがある。
誰もが責めてくる。人生で、何十回、何百回と責められている。
魅力的な女であれば・・・美しい女であればあるほど責められた経験は多い。・・・ガードをすることに長けている。
慣れた、堅固なガードの上から、どれだけ攻撃をしたところで効きはしない。
・・・そんな責めなど感じはしない。
焦る男は、さらに強く愛撫を行う。・・・そして強い愛撫が痛みを生む。
痛みを感じれば・・・不快を感じれば、さらに防御本能が働く。
苦痛への本物の防御本能だ。
もう「愛」なんかじゃない。
苦行だ。・・・結婚しているなら、ただの義務だ。炊事洗濯と同じ・・・いや、それ以下の苦痛な作業だ。
不快だから・・・苦痛だからこそ「演技」をする。
男に「早く逝けよ」とばかりに感じたフリを演じる。
満足した男は、旦那は、悦に浸って、独りよがりに射精する。
軟体動物のように垂れてしまった亜貴の躰・・・散々に快感に漂わされ、自らの意志で動くことすらできなくなった亜貴の躰。
裏返す。
尻を上げさせる。
すかさず、ホテルの大きな枕を腹の下に入れた。
悦楽を彷徨う身体はされるがままだ。
・・・これで、亜貴は尻を上げたまま動けない。
自らの意志で倒れることすら許されず、ただ尻を掲げ、責めを受けるしかない。
ガードのない性感帯を責める。
ガードを下げさせ王道の性感帯を責める。
要点は、いかに身体の防御本能を壊すか、だ。
防御本能が壊れてしまえば、身体は逆のベクトルに向かう。
今度は逆だ。
「逝きたい・・・」
本能が目覚める。首をもたげる。
「食欲」「睡眠欲」「性欲」は三大欲求だ。人間の本能の欲求だ。
・・・・その抗いがたい欲求が目を覚ます。
「逝きたい・・・」
そうなれば引き返せない。
再びのガードはできない。
快感を求める本能が首をもたげれば、そこから理性を取り戻すのは難しい。
・・・そして・・・ここからは、逆に、逝かせない。
逝きそうになればリズムを下げる。弱める。
なおさらに王道を放置する。
本能に目覚め、快楽を求めて止まない身体は、事更に快楽を求めるようになる。
全身全霊で快感を得ようとする。
全ての性感が上がってくる。
今まで脇役でしかなかった箇所の性感が上がってくる。
・・・性感帯でなかった箇所が、性感帯へと変わる。
快楽を求める身体は、どこにでも快感を見つけるようになる。
今までのガードの逆だ。
これでもかとガードを下げる。性感を求める。理性を飛ばす。
身体が本人の意思を裏切り、思いもしなかった箇所が性感帯となって襲いかかってくる。
・・・・どこもかしこも、身体の全てから快感が沸き上がる・・・
肩口、背中は当然として、脇腹や尻・・・・今まで「性感帯」として全く意識したことのない部位が、急激に性感帯へと変貌を遂げる。
爪でなぞられ、唇を這わされるだけで肌にさざ波が立つ。
・・・たとえ排泄器官でも・・・そこは甘美な快楽の奈落となる。
亜貴の尻タブを拡げ、排泄器官に舌を這わせる。尖らせた舌先でなぞる。
ピクリ・・・と、微かに、力の入らない亜貴の躰にさざ波が立った・・・・
ガードの下がった身体は、排泄器官すら悦楽の性感帯へと変貌を果たす。
否、もともと排泄器官は性感帯なのだ。
人間の身体は、粘膜と皮膚の間は性感帯となっている。・・・皮膚が薄い部分は刺激に敏感だ。
唇・・・耳・・・性器・・・そして、排泄器官。
亜貴から鳴き声が上がり始める。
これまでの人生で責められたことのない、未知の性感帯・・・誰にも触らせたことすらない排泄器官を舌でなぞられる。
思いもよらなかった性感が湧き上がっている。
これまでに散々に玩ばれ、果てれば戻され・・・悦楽を漂わされた身体には、峻烈なほどの快感が湧き上がる。
・・・しかも、逃げられない。逃れられない。
腹の下に入った枕が、姿勢が崩れることすら許さない。
尻を掲げたまま、辱めともいえる責めを受けるしかない。
せめて、舌の侵入を許すまいと排泄器官が強固に窄まる。
本能で快感へのガードを行う。
・・・・指を股間へと伸ばす・・・・
同時に、亜貴の果汁にたっぷりと濡れそぼった突芯を揉み解す・・・
排泄器官へのガードで手薄になっていた、性感帯の王道への愛撫が打たれた。
ギュン・・・・
膣径が、音を出すほどに収縮するのがわかる。
突芯へのガードを上げた・・・・刹那、ガードが下がった排泄器官が緩む・・・そこに舌先を捻じ込んだ。
うゥぅゥ・・・・
声にならない声・・・それでも、悦楽の色が滲む。
垂れきってしまった身体に「悦楽」という芯が入っていく。・・・身体に芯が・・・意思が通っていく。
伸ばした両腕・・・両の指先がシーツを掴む。
突芯、排泄器官・・・・同時に両方のガードはできない。
これまで愛されたことのない排泄器官など、尚更にガードはできはしない。
結果として、両方がガードの下がった状態で責めを受けることになる。
・・・・ガードの下がった突芯への責め。
おそらく、今までの人生で経験した数倍・・・数十倍の快感に責められているだろう。
・・・昔、年上の女に、排泄器官の快楽を教え込まれた。
今の亜貴と同じように、尻を掲げさせられ、舌を這わされ、性器を玩ばれた。
あまりの快楽に身体が震えた。
やがて、這わされた舌が進入を果たしてきた・・・体内を掻き回された。
涎を流しながら鳴き声を上げさせられた。
さらに、舌は指へと変わった。
体内を抉られるという、女の悦楽を垣間見た。
排泄器官を抉られ、口中で性器を玩ばれ・・・遂には、これまでになかったほどの樹液を迸らせた。
・・・魂さえ迸らされた快感だった。腰が砕けて、しばらく動くことすらできなかった。
女の快感は、男の五十倍とも百倍とも言われる。
同じ責めを与えれば、亜貴は、あの五百倍もの快楽を味わうことになる。
舌先を亜貴の体内深くに侵入させる。体内を掻き回す。
・・・そして、指三本で突芯を揉みしだく。
ギュンギュンと、亜貴の果汁をローション代わりとして滑らかに揉みしだく。
尻を掲げ固められた、抗うことも許されずに責めを負う下半身。
自由になる上半身が暴れる。
背中が弓反りになる。両手がシーツを掴み、引き寄せる。
亜貴の絶叫。
すでに、何度も何度も逝かされ、枯れた声の絶叫が響く。
・・・・そして、巨大な悦楽の波が弾けた。
枕を外し亜貴を崩す。
逝ったばかりの躰を表にした。その尻の下に枕を入れた。
今度は、今までとは逆に、股間を迫り出させた格好となる。
脚をМ字に拓かれ、股間・・・・魅惑の・・・桜色の濡れそぼったスリットを見せつける姿勢とさせた。
備え付けのローションを破る。中指に垂らした。たっぷりと垂らす。
今まで、散々に舌先で掻き回した排泄器官に、その指先を当てる・・・・ジワリと力を入れる・・・舌で散々に解されたためか、すんなりと受け入れる。微かな呻き声・・・まだ、躰の自由がきかないんだろう。抗うことはできはしない。
たっぷりとローションを含んだ指は滑らかに排泄器官に差し込まれる。
ゆっくりと抽送を開始する。
微かに、指を「くの字」に曲げ、腹面をなぞるようにストロークしていく。
・・・・そうだ・・・・膣内を責める・・・その同じポイントを責める。
膣壁一枚の上から、女躰、その最大の性感帯を責める・・・抽送を与える。
・・・・悦楽は変わらない・・・膣壁一枚を挟んだもどかしさか・・・・しかし、正確に「性感点」を突けば、膣壁を責められると同じ快楽を生む。
すぐに亜貴から鳴き声が上がる。
指をリズミカルに走らせながら・・・顔を近づけていく・・・・
「突芯」全体を口に含んだ。
・・・亜貴が眼を見開き、息を飲んだのがわかった。
亜貴の果汁・・・熱が口中に充満する。
突芯は、普段の二倍はあろうかと膨らんでいた。硬く・・・中に熱い肉がみっちりと詰まっている・・・亜貴の誰にも見せない秘した欲望の塊が、そこに凝縮されている。
・・・もう、遠慮はいらない。舌面全体を使い、無遠慮なまでに、硬く、大きな、甘いグミのような突芯を転がす。弾いていく。
亜貴から凄まじいまでの鳴き声が上がる。
体内に差し込んだ指先、リズミカルにストロークを与える。
リズムに乗った鳴き声が響く。
上半身がのたうち回っている。
・・・・指を、もう一本添えた。指二本で抽送を与える。
突芯を、最大限の注意、敬意を払い甘噛みする。ギリリ・・・と、嗜虐の意志を最大限に与えて歯噛みする。
亜貴が仰け反って絶叫を放った。
高貴な亜貴からは想像もできない咆哮。
・・・尚も、そのまま続ける。
再度の咆哮。
枯れた、野獣・・・雌の野獣の咆哮を放った。
・・・亜貴の・・・・亜貴の初めてが欲しかった。
「処女が欲しい」
そんなことは人生で考えたこともなかった。思ったことがなかった。
しかし、亜貴の躰を自分より先に使った男がいることが悲しかった。
自分より先に証を刻み込んだ雄がいることが、堪らなく悲しかった。
亜貴に刻み込むのはボクだけでいたかった。
亜貴の「初めての男」でありたかった。
亜貴の初めてが欲しかった。
・・・そして、亜貴も同じ気持ちだと言った。
亜貴の処女をもらう。
これまで、最大限に逝かせた。果てさせた。
文字通り「果てさせた」という言葉しかないほどに止めを打った。
フルマラソンを終えたばかりの呼吸。
垂れてしまった、流れてしまった躰。
悦楽の「全身麻酔」の効いた亜貴の躰。
・・・・鋼の杭にローションを垂らす。
ジュっと音がするほどの「灼熱の鋼」、ローションをたっぷりと垂らした。
亜貴の処女をもらう。
ここまで、一度も果ててはいない。
鋼は、グロテスクなまでに、太い血管を浮き出たせて脈打っている。
暴力的なまでに天を向き、反り返っている。
指二本より、遥かに太い鋼を打ち込む。
灼熱の威きり立った杭を打ち込む。
痛み、苦しみを与えることになる。
文字通りの処女喪失の瞬間だ。
その緩和のための全身麻酔だった。
快楽を与え続け、悦楽に漂わせ、何ら思考回路が働かない状態に堕とした。
「灼熱の鋼」
ローションで濡れそぼった排泄器官に当てがう。
亜貴の躰が硬くなる。躰が身構える。
未知の経験。文字通りの初体験だ。
逃がさぬように、両腕で亜貴の・・・この上なく魅力的な太腿を抑え込む。M字に開く。
「こじ開ける」
亜貴の処女をこじ開ける。
グリッ・・・・
音がするほどに狭く閉じられた門・・・・亀頭がくぐる。押し拡く。
・・・苦悶の声が亜貴から漏れる。
亜貴に覆い被さる。
背中に手を入れ抱き締める。
そのまま、ユルユルと灼熱の鋼を推し進める。
亜貴の身体を切り裂いていく。
亜貴の粘膜が鋼に絡みつく。
全身麻酔の身体・・・微塵も力の入らぬ身体・・・・
その身体に喝が入る。
鋼が芯を入れるように貫いていく。・・・全身麻酔の躰にすら強烈な衝撃・・・・亜貴が呻く・・・新たな背骨が通ったように硬直し、のけ反っていく。
亜貴の腕がボクの背中に回る。
爪が立つ。
悦楽じゃないだろう、苦痛からだろう・・・・
亜貴を抱き締めた。
亜貴に抱き締められた。
・・・・そうだ・・・快楽を求めるためじゃない。
「愛してる・・・亜貴・・・愛してる・・・」
「・・・カズくん・・・カズくん・・・愛してる・・・」
見つめあう・・・亜貴の貌を見ながら刻印を刻み込んだ。
今、亜貴の処女をもらった。
キスをする。
舌を絡める。
これ以上にないほどに舌を絡める。
真っ白で、それでいて、糸を引くほど官能的なキスをする。
亜貴はボクのものだ。
ボクだけのものだ。
絶対に・・・絶対に離さない。
亜貴の貌を見ながら抽送を開始する。
亜貴の貌・・・眉間に苦悶が刻まれる。
それでも微笑む。
魅力的な潤んだ瞳。
・・・・なんと美しいのか。
なんという幸せの瞬間なのか。
この地球上で、ただ一人許された幸福の瞬間だ。
愛してる。
愛してる。
愛してる。
愛してる。
愛してる!!!
鋼の杭を打ち付ける。
灼熱の記憶を刻み込む。
・・・・ふたりの・・・・一生の記念日だ!!
白石蔵王。
明るい陽差しの部屋。
亜貴の処女に包まれ、そして、轟音となって果てた。
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