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「4度の事故の不思議」眠れず考える。
しおりを挟む神社に「お祓い」のお参りをした。
それでも、
「3度目の交通事故」
防げなかった。
その前の「インキー事件」も含めれば、
「4度目の事故」ってことになる。
・・・・・こんなこと・・・ありえるか???
4度。
4カ月連続。
しかも、
「同じ日」に起こる。
神でも、悪魔でも起こせないような出来事だろうよ・・・・
・・・・・いったい何なんだ・・・???
いったい、
ボクに何が起こっているんだ・・・・???
救急車で運ばれた病院。
ベッドに寝転がりながら考えたさ。
まずは、
「同じ日」に事故が起こる。
この不思議は、
もう、
なんとも言葉がない。
何かの「意味」
起こしてる「何者」かの、とてつもない強力な想念を感じる。
・・・・あとは・・・
まだまだ不思議なことはあるわけだけど、
事故を起こした車両。
ボクに突っ込んできた車両。
その全てが「外車」だった。・・・・・それも、「高級外車」ってやつだった。
なかなかお目にかかれない車両ばかりだった。
東京に住んでいる。
六本木、赤坂・・・・都心の都心に行けば、
ベンツ、BMWが「標準車」ってな大都会だ。
ポルシェなんぞも珍しくはない。
フェラーリ、ランボルギーニとなって、
初めて「おぉ!」って思うくらいだ。
それでも、
さすがに、
「ロールスロイス」となれば珍しい。
なんたって、
4,000万円~ ってな車両だからな。
さすがに、おいそれと買えるって車両じゃないだろうよ。
さすがのボクも、あんまお目にかかったことはない。
・・・・・1度目は、その車に突っ込まれたんだった。
そして、
2度目の事故。
こいつは、ランボルギーニのSUV車だった。
3度目の事故。
これは、アメリカの軍用車から転用されたハイパーSUV車だった。
すべて外車。
しかも、珍しい車両。
・・・・・いったいどういうことだ???
「同じ日にち」
「高級外車」
・・・・これらに、何か意味が隠されているのか・・・・????
で、
あとは、
どーにも・・・
なんとも、気持ちが悪かったのが、そのドライバーたちだった。
全てが、
「善良そうな紳士」だったことだ。
事故なんか起こさない。
安全運転。
そんな紳士に見えた。
そりゃ、そうだろう。
何千万もする高級外車に乗れる身分だ。
ビジネスで成功している・・・・・あるいは、華麗な出自・・・
そんな「紳士」たちなんだろうと思う。
・・・それが、
ボクが気になったのは・・・
ボクが、
「気持ち悪い」
そう思ったのは、
事故直後の、
「彼らの眼」だ。
なんとも、
「朦朧」とした眼というか・・・・
「夢遊病者」のような顔つきだった。
何者かに、
「乗っ取られた」ような眼をしていたんだった。
・・・・・それが、
警察がやってきて・・・・・事情聴取・・・・
・・・・・時間が経ってくるにしたがって、
「紳士」へと戻っていく・・・・
「ええ・・・何が起こったんですか・・・・????
・・・・私が事故を起こしたんですか・・・???」
我に返った。
呆然としている。
事故の記憶が一切ない・・・・
そんな感じに見えたんだった。
・・・そう、
その通りだ。
ボクには、
彼らが、
「何者」かに、
乗っ取られ、
憑依され、
操られて、
ボクに突っ込んできたとしか思えなかったんだった。
特に、
3度目の事故。
・・・・あれは、強烈だった。
詳細は、読んでもらえればわかるけど・・・・
明らかに、
「ボクを見つけてUターンしてぶつかってきた」
そんな事故だ。
「目標」はボク。
対向車線を走っている・・・
・・・・ボクを見つけた・・・・
そして、
Uターンして後ろから突っ込んでくる・・・・・
考えられるか???
いかに、
「異常な事故」か。
明らかに、
間違いなく、
ボクを標的としたものだというのがわかる。
その執念、怨念・・・・凄まじいとしか言いようがなかった。
入院させられたのは、「大部屋」だ。
まわりのオジサンたちの鼾を聴きながら、
ボクは、
恐怖に苛まれながら・・・・
事故のショック。
小刻みに震えながら、
眠れずに考え続けていたんだ・・・・
・・・・いったい何が起こっている・・・??
・・・いったい、誰の仕業なんだ・・・???
・・・そして、
・・・いったい、どうすれば収まるのか・・・・???
初めての「お参り」
「お祓い」は効きはしなかった・・・・
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