機械の森

連鎖

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スノードロップ(再生)

⑪アジサイ(浮気。仕事)②

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「ガチャ。それじゃあ。着替えてきまぁぁす。」
「すこしだけ、お待ちください。バタン。」

 一人は元気に手を上げて部屋を出て行き、
 もう一人は優雅にお辞儀をしてから部屋を出て行った。

 二人とも部屋からは出たのだが、
 どこかへ向かうわけでもなく、ドアの前で相談を始めていた。

「これから、何をするの?」
「浴衣を脱ぐから、男に全身を多少触られるだけだよ。
 あとは、何かゲームでもするのかなあぁぁあ。
 ああ、そうだ。。。喜ぶし、触ってあげてもいいけどね。」
「温泉の臭いがしたから、部屋のお風呂とかにも入るの?」

「あと。。。カラオケ。。んっ。ああ、部屋に内風呂があったね。
 混浴はゲームと違って楽だし、お風呂にでも入っちゃうゥゥ?

 でも、お風呂って良く見えないカラァァ。あはは。はぁああ。
 まあ、相手も色々と無茶をしてくるけど、麗華。。大丈夫?」

 舞がとても喜んでいるので、男性たちと一緒にお風呂に入ると、
 色々と楽しい結果になる事がわかったが、
 混浴を同意させたいのか、それとも、それ以上の事をさせたいのか、
 何をさせたいのかよく分からないので、
 何処までやってもいいのかを聞き返そうとしていた。

「じゃあ脱いで。」「えっ。。ここで?」
「うん、今日は浴衣を脱いで、ベビードールの姿で、お酌をするのよ。」

「廊下でって。。だ。。誰か。。通るかも。ここで?」「スル。」

 舞は慣れているのか、誰が見ているかわからない場所だというのに、
 すぐに帯を外して浴衣を脱いでいた。

 舞の小さな身体に小ぶりな胸と、美人と言うよりも愛嬌がある顔。

 同じ服を着ているはずだが、愛嬌のある舞が着ている姿を見ても、
 背伸びをした子供への、微笑ましい愛情しか湧かなかった。

 そんな舞の視線に、何かが映ったのか慌てていた。

「レイカ!。。あっ。。あっちに。。あっちよ。あっち見てって。。」

 お互いが向かい合っているので、麗華の背後は舞しか見えなく、
 何かを見て焦った彼女から、何かがいるから振り返ってと言っていた。

「え。。。。」「スルスル。。うふふ。。」「ズル。。」

 彼女が慌てていたので、すぐに麗華が振り返ると、
 既に結び目を舞が解いていたので、簡単に帯が外れてしまい、
 浴衣の合わせ目が綺麗に広がって、
 彼女の大きな胸が浴衣の外に出ていた。

「ガバ。。グイイ。。」「アン。。舞さん。。ちょっと、イタイ。」
「グイグイ。かんじちゃったぁ?」「ちょっとって。。うぅウン。」

 浴衣から飛び出していた大きな膨らみを、
 背後から近づいた舞の手が、乱暴に揉んで確かめていると、
 そんな行為でも麗華が感じていると知って、すぐに手を戻していた。

「れいかちゃん。感じちゃった?アハハ。
 さっきの男の時にも感じていたでしょ。れいかって、どえむジャナイの?
 実は、下はドロッドロでぇえええ。。とか?。アハハハハハハ。」

「そんな。。まいさん。
 ちっち。。ち、がいます。(ぬ。ぬれ。れてなんかいません)。」

 誰が見ているかわからない廊下で、
 今も半裸でいる事が恥ずかしいので、少しでも隠そうとしているのか、
 浴衣の合わせ目を手で掴んで、開いていた場所を閉じて隠していた。

「そうだ。あの二人にも触られてたぁあ?まだダメな時間なのに、
 我慢できなくってぇ触らせちゃっていたのおぉ?ネェ。れいかぁ。」

 また胸を触ろうとしているのか、舞が嬉しそうに笑っているので、
 反射的に身体を捻って、少しでも彼女から身体を隠そうとしていた。

「あぁぁあああん。。駄目。。いや。ひゃああン。やめてマイちゃん。
 あの人たちは。。違う。いやぁぁん。だから、ここは廊下。ろうかよ。」

 もちろん、さっきの痛みを思い出した麗華は、
 身体を隠すのも重要だが、もう一度揉まれてしまうと大変なので、
 こんどは乳房を包み込むように両手を広げて守っていたが、

 そんな麗華の姿を嘲笑うように、太ももの間を縫うように手が入り込み、
 彼女がもっと敏感に感じてしまう場所に侵入していた。

「はずれええ。。ずぶぶぶううううう。ぐっちゃぐちゃ。グッチャ。」

 背が高い麗華に対して舞は小柄なので、
 股下を覗き込む事は簡単で、すぐに膣口を探し当てると、
 指を麗華の穴に突き刺し、そのまま激しくお〇んこをかき混ぜていた。

「ひゃあああ。」

 胸を守っていたのに、突然別の場所をかき混ぜられて焦ったが、
 また激しくお〇んこが濡れ始めた事を感じた舞は、
 さっきと同じように、すぐに指を引き抜いて刺激を止めていた。

「ハアハア。ふうふう。まいさん。もういいから、もういいって。。」

 浴衣の合わせ目を掴んで、身体を隠すよりも、
 手を大きく広げて、大きな乳房を揉まれる事から守るよりも、
 女性器を指でかき混ぜられる方が困るので、
 今度は手を重ねて、両手で包むようにお○んこを隠していた。

「駄目だよ。れいちゃん。これから、あの男達に触らせるんだしいぃ。」

 麗華が浴衣の合わせ目から、両手を下半身側に持っていき、
 包み込むように、お〇んこを隠していたので、
 その代わりに、乳房が触って欲しいと浴衣から飛び出していた。

「麗華の最初は、せーんぶ。スルスル。あはは。」「まいちゃん?」

 その浴衣から飛び出している、真っ赤なベビードールの留め紐を解くと、
 布が左右に別れてしまい、肩から垂れ下がっているだけになっていた。

「とっても、大きくってぇえ。ちゅうううう。ちゅっちゅっちゅぅぅ。
 これも、わ。。た。し。の物よ。あははは。ジュるぅうううう。」

 その胸の上で垂れ下がているだけの布をめくり、
 吸われる期待で大きくなっていた乳首を、舞が激しく吸っていた。

「ヒャァアん。。ちっ。。ちくび。。弱いんです。まっ。。まいさん。」
「美味しい。。ちゅっ。ちゅっちゅ。べろべろ。ちゅ。ちゅっちゅ。」

 そっちが舞の趣味なのか 、転がすように乳輪を舐めまわしたり、
 舌先で何度も坂道を舐め上げて、最後にはクルクルと先端を舐めていた。

「まいさん。。ちょっと。まいさん。いっちゅう。いっちゃうから。。」

 さっき迄と一緒で、麗華が快楽に身を任せて、
 このまま逝きそうになると、すぐにそれ以上の事はしなかった。

「じゃあ。ちゅっ。じゃあ、おあずけ。アハハハハハハ。」
「ハアハア。ハアハア。まいさん。ハア。もういい。もういいでしょ。」

「あと。アハハハハハハ。」「いやああ。」「ちゅうううう。ちゅっ。」
「いっちゃう。」「ダーメ。じゃあ、こっち。グッチャ。」「うっうう。」
「ひゃ。。ひゃあああん。」「ウーン、こっちかなぁあ。」「うっぅぅ。」

 誰が通るか分からない廊下で、
 舞からのイタズラのような愛撫は、麗華が浴衣を脱ぐまで続き、
 浴衣を脱ごうと布に手をかければ、開いた場所を愛撫され、

 触らせないように腕を押さえれば、脚やつま先で、
 舐めさせないように頭を押さえれば、指や手で、手や指なら口や脚が、

 乳房。陰核。大陰唇。アナル。指や足先まで、
 麗華は自分の所有物だと、真っ白な肌の上にキスマークを付けていた。

 もちろん麗華の嬌声は、
 廊下に響き渡り、隣の部屋や同じ階層にまで聞こえそうだが、
 この行為は何時もの事なので、周りにいるのは同じような客しかいなく、
 二人を見ているのは、今回の客と同じ目的の男達か、
 その客たちと遊んでいた同僚だった。

 。

 沢山の観客に見られていた饗宴も終わり、
 麗華を自分の物にできたと、満足した舞が仕事に戻ろうとしていた。

「じゃあ。今度は麗華が先ね。」

 最初の時とは逆で、
 今度は麗華が先に入り、舞が背中を押す格好で部屋に入っていた。

「ガチャ。。ハアハア。お待たせしました。フウフウ。。ハアハア。」

 麗華は真っ赤なベビードールの止め紐が外れ、
 肩から垂れた布だけで、巨大な胸を隠し、
 下半身は、透けた逆三角形の布から、
 綺麗なパイパンの割れ目と、ドロドロに濡れた蜜壷を魅せていた。

 そんな格好をしている麗華は、前の時のように恥ずかしがってもいなく、
 必死にオスたちに救いを求めるような顔で、
 早く逝かせて欲しいと、息を弾ませながら男達を誘っていた。

「。。。。」「。。」「。」「れ。。」「。。」「。。。。」

 こんな女が目の前に現れてしまえば、
 まあ、扉から覗いて知っていた男達もだが、
 すぐに麗華を救ってあげようと、肉棒を大きく膨らませていた。

「バタン。はい、はーいい。ちゅうもーっく。。いいですかぁ。
 麗華ちゃんは、発情中でええっす。見ればわかりますねぇ。
 少し背中を押せば決壊してくれまぁあす。ぐっちょん。ぐっちょんです。
 さあ、見ててくださいねえぇえ。。ズブズブ。。」

 びちゃびちゃに濡れているショーツの脇から、
 オス達が一番興味のある蜜壷に指を差し込むと、

「ひゃああ。。。ああん。。ビクンビクン。。びひゃああぁあ。」
「ぐ。ぐじゅぐじゅううう。ぐちゃちゃちゃあああ。ほら、いきなさい。」

「ひやああん。だめえぇえ。マイさん。まいさん。いぃいっちゃあ。」

「ズブ。。」

 今回は途中で終わらせる気も無いのか、
 激しく膣壁をかき混ぜて逝くギリギリまで待ってから、
 一気に指を引き抜いて、膣口が閉まらないように調整していた。

 もう少しなのだ。麗華も、もう少し刺激が強ければ逝けたし、
 もうちょっと長ければ、何かが来て気絶できたのだが、
 オスを受け入れる準備が出来たとでも言いたいのか、
 膣壁が締まらないで、緩んで広がったままで彼女を放置していた。

「ドン。。。ペチャン。。。ハアハア。。。ハアァァァ。ハアァァァ。」

 とうとう立っている事も出来なくなった麗華は、
 直接女性器を床に着けるような格好で、
 膝を外に向けて、女の子座りをしながら息を整えていた。

「はい、おしまい。よし、完成。。ちゅっちゅ。美味しいぃい。」

 麗華の開きっぱなしの蜜壷から、大量の愛液が舞の手に滴り落ち、
 その手に付いた愛液を、美味しそうに舐めていた。

 もちろん、そのまま床に座っている麗華の周りには、
 おもらしなのか、愛液なのかわからない液体の池が出来ていた。

「麗華ちゃんの蜜は、とぉおおても美味しいですよ。
 コクってえ。あまくってえ。。 とっても、感じちゃうのぉおお。」

「はやく、やらせろぉぉおおおおお。」

 さっきも扉から二人の痴態を覗いていたし、
 我慢などとうに出来なくなっていた本部長が、大声で叫んでいた。

「やっぱり、そう言うと思ったから注意しますが、

 ここは、風俗店ではありません。
 もちろん、局部を使っての行為は出来ません。

 もし、してしまうとおぉぉぉ。知っていますかアァア゙ァァ?

 あと、その凶暴な本部長さん。
 駄目ですよ。その言葉を使ったら、今度こそ帰りますからね。

 社長さん、専務さん、常務さんは、知っていますよね。
 うーん、課長さんと係長さんもですよ。

 局部の行為は禁止。わかってくださいね。ダメですよォ。

 さあ、いろいろ言いましたが、麗華は完全に出来上がっています。
 どうぞ皆さんでたのしんでくださぁぁぁい。。スタートぉぉおおお。」

 麗華と一緒に、エッチなゲームが出来ると思っていた二人も、
 もちろん、散々煽られた本部長も、
 虚ろな顔で、しゃがみ込んでいる獲物を見ると、
 雄が雌に向ける感情を爆発させて、麗華に襲いかかっていた。

 もちろん舞も獲物の一人なので、
 すぐに社長の横に座り、みんなが楽しんでいる姿を見ながら喜んでいた。

「さあさあ。社長さん。。ドーゾ。。トクトク。。」
「クイ。。ちゅううう。いい女だな。」
「ゴクン。もう。うふふ。まだ時間が有りますから。もっとユックリ。」

 社長は日本酒を口に含むと、口移しで舞に飲ませてから、
 群がるオスの狂乱を見て喜んでいた。

「モミモミ。」「すみません。小さくて。」
「何を言っている?最高にいい身体じゃないか。あんな、肉袋よりな。」

 舞の胸は小さく、少女のような身体をしていたので、
 いつもなら胸を触ってくる男は少なかったが、
 この男にとっては最高のご馳走なんだろう、嬉しそうにまさぐっていた。

 色々と思うところがあるが、
 社長は麗華の事を性欲の対象としては、見ていなかった。

「ほら。。喘げ。。」「うぅううん。。ハアハア。。」
「アハハハ。。そうか、感じるか。」
「脚を開け。。。」「。。」
「クチュ。。アハハハ。やっぱりな。そうだろう。そうだろう。
 しかも、その幼い身体でフサフサか。アハハハハハハ。」

 この男には分かっているのか、
 麗華が愛撫を受けるたびに聞こえる喘ぎ声と、舞の声も同調していた。
 麗華の逝く声が聞こえた時に、舞が逝くのを我慢していた。

「ほら。。ここだ。舞。。クイ。」「あぁああ。。ハアハア。」
「本当に可愛いな。」
「いや。。もうちょっと。」「ククイクイ。。。サワサワサワ。」
「あああん。しゃっ。。ちょうさん。」
「べろべろ。いい味だが、処理が甘いぞ。。ちゅうううう。」
「いやああ。み。。見ないでぇえ。ハアハア。」

 老練の愛撫は優しく。触って欲しい場所は必ず外されて、
 触って貰おうと身体を捻ると、すぐにそこから逃げられていた。

「おい、二人はいかないのか?」
「あははは。ぼっちゃんに任せます。」「私も。食事とお酒で十分です。」

 目の前で幼女のような女を貪って、嬲って、味わって、
 喜んでいる趣味は、二人とも知っていた。

 若い男達が、一人の女を奪い合うように、
 貪り合っている中に入っていく度胸は無かったし、
 確かに食事もお酒も美味しいので、それでいいかと割り切っていた。

 男達の狂乱は続き、二人とも痙攣するような絶頂を何度も味わっていた。

 。

 約束の2時間がおわり、
 二人は廊下を歩きながら、今日の事を話していた。

「麗華ぁぁ。。どうだった?楽しかった?」
「うぅううん。まあ、楽しかったんだけどぉお。」

(やっぱり、自由恋愛は無いんだね。沢山出してくれたし魅力的ってこと?
 せっかく沢山あったのに。。でも、いいかなぁぁ。はぁああ。次かぁ。)

 絶頂は何回も味わったし、
 満足感は無いが、身体が壊れるような快感は何度も味わっていた。

 身体中に生暖かい体液を擦り付けられて、今もその感触が残っているし、
 今も痺れるよな痛みが、身体中に走っている。

 今もヒクヒクと、子宮が蠢き肉棒を欲しがっているし、
 今も奥に、精液を欲しがっている。

 すぐにでも肉棒を受け入れたい。犯されたい。何度も犯され続けたい。
 もっと壊れたい。壊されたい。もっと沢山汚されたい。もっと。もっと。

 自分から襲うことは無かったが、
 襲われ続けていた事に、身体が昔のように戻っている事も感じている。

「麗華も感じていたじゃないの。アハハハハ。
 あれだけ感じても足りないって、いつもどうしていたの?」
「いつも。。。。」

(昔。。そういえば、あの頃の私って何をしていたの?どうだった?)

 少しづつ戻っていく感覚と一緒に、
 数年前に何をしていたのか、一生懸命思い出していた。

 鮮明に覚えているのは、彼との出会いと、それに続く突然の別れ。。

 出会う前に、経験していた事を思い出そうとしていると、
 それを無視するような、歓喜の言葉が聞こえてきた。

「山田さん。。山田。かみ?もしくは、ジンさんいますか?ジンさん。
 山田さーん。。お連れの方が、お迎えに来ましたよぉお。」

「。。。。」「グイグイ。。麗華。。どうしたの?」

 美しかった麗華の顔が、
 目を剥き出しにした狂気の表情に変わってしまい、
 何が起こったのか理解できないまま、
 舞は正気を取り戻そうと、必死に彼女の肩を揺すっていた。

(ありがとう。ありがとう神さま。。はぁあああ。私は。。ありがとう。
 会えたんですね。やっぱり、私は。探して貰えたんですね。)

「ジン。。。さん。。。。」
「れいか。。ねえ。何があったの?ねえ。れいか。れいかって!!!」

 彼が悲しむような裏切りをして、
 汚れてしまった姿を見せる前に、この場から逃げ出したい気持ちと、
 それでも彼と会えたと、
 もう一度、たとえ一瞬でもいいから、彼に会いたい思う欲望の狭間で、
 心が揺れ動いていた。

「おう。来たか!」「遅れてすみません。チョット道が混んでいまして。」

「ごめんなさい。舞。湊さんには、アルバイト代は要らないって伝えて。」
「知り合い?」

「そうね。凄く大切な。。。。(。。。)ダダダ。」

 麗華が嬉しそうに走り出したので、舞に語尾は聞こえなかったが、
 ついさっきとは違う女が、男に駆け寄っていった。

「ダダダダ。。。ドン。。。あなたぁああああ。ボインボイイイイン。」
「おおおうぅ。。」「花子、来ていたのか。お前なぁああ。」

「ボイイいん。グイグイ。お父さん。」「ちょっと、はな。むね。むね。」
「少しは、慎みとかだなぁああ。」

「どうしてよ。。。まさか、お父さんも、私に欲情するとかぁあ?」
「はな。。恥ずかしい。ちょっと、離れてくれ。」「はなぁああ!」

「久しぶりにあったんだしぃい。ボイぃいん。
 あなたに、会いに来たのよ。どうして恥ずかしいのかなぁ。」

 モデルのように背の高い女性が、人が沢山いるフロントの前で、
 胸元がはだけて見えそうなくらいに、強く胸を押し付けて騒いでいた。

「その。。はなぁ。。。。」「見ちゃった?うふふふふ。」
「ガチャ。。ほら、鍵だ!さっさと二人して部屋に戻れ!!!」

「あれあれあれぇええ。。お父さん。。まさか。。。まさかのぉお?」
「うぅぅ。。ううううるさい!」「ボイぃいいいん。くる?いいわよ。」

「グイグイ。あまり、じんさんを煽るな。さあ、いくぞ。はな。」
「ぼいィィイん。はーい、あなた。うふふふふ。」

 ジンの肉棒も、花子を味わいたくてビクビクと反応していた。

 。

「湊さん。。。。。」
「その話は、何度も聞いたぞ、麗華が。。。。」「それでね。。。」

 事務所に帰る二人は、光が消えた夜道を走っていた。
 もちろん、二人で話すのは麗華の話ばかりだった。

(もう夏。。。。はァァあ。面倒くさい。。もう、これでもいいか。。。)

 夏、それは。。。。あまり思い出したくなかったが、
 学生から次に生まれ変わる為の儀式が始まる合図だった。

 道には、少し薄暗い紫陽花の花が咲き始めて舞を見つめていた。


 ⑪アジサイ(浮気。仕事)②
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