流れる川

連鎖

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トヨトミ②

芽吹き⑤

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「あなた様は、何処まで聞かれているのでしょうか?」
女の顔を見る事が出来なくて、男の子に向かって話していた。

女は自分の身体にケチを付けてきたと感じ、
「別にいいけど、見られても。見せてもね。不満なの?
ほら、これでどう? バサ。」
男の子から離れて、店の前でコートを脱いでいた。

「うぉぉ」「ひゃああ」「すっげえ」「あんな奴じゃなくて」「おれも」
男達の話を聞いていた人達の視線が、女の格好にくぎ付けになった。

「これは、持っててね。」
女は脱いだコートを男の子に渡した。
「ひゃいいぃぃぃ。」
女の格好に緊張していたのか、声が裏返って答えていた。

しかし、男の子は声を出したので不思議と冷静になり、
寒そうな女の格好を見ていた。

こんな格好だったんだ。うっわあ。これで寒くないの?
冷静な顔で女を見つめていた。

女の格好は、
スカートが捲れてショーツが半分以上見えて、
ブラなのか、布切れが胸の一部だけをいやらしく隠し、
胸の先端は主張して、布の上からもハッキリ見えていた。

もちろん、お腹も背中も丸出し、脚は生足でソックスも履いてなかった。

「あははは、めくれちゃった。スルスル。うふふふふ。」
ショーツを隠すように、両手でスカートを下ろしていた。

「どうなの?これでも不満なのかな。」
男の頬に手を当てて、自分と目線を合わせるように互いの顔を近づけた。

「覗きはいいけど、使い方は大丈夫なの?」
厳しい目でハッキリと聞いていた。
「はい。大丈夫です。最高だと思います。是非、大丈夫です。」
女の視線に我慢できなくて、必死に震えて答えていた。

「コートをどうぞ。」
話が終わったのを感じて、男の子がコートを渡してきた。
「ありがとう。私のは。。」
コートを着ると、男の腕をつかもうとして、
「それは、大丈夫です。もういいですから。大丈夫です。」
さっきの顔を思い出して、男の子は必死に体を捻って逃げていた。
「もう、別にいいのに。」
不満そうな顔で男の子を見つめていた。

ガタガタと震えていた男が、
「すみません、本日は用意できないんですよ。」
男は心の中がザワついて、必死に断っていた。
「どうしてかな?」
「。。。すみません。」
「なんで?」
「。。。予約で。。すみません。
今度、明日なら。明日で良ければ、多分大丈夫です。」
必至に目を見ないように、俯いて断っていた。

やばい。やばいって。やばいって。バレる。あれが。

「なんでだよ」「おいおい」「いいじゃないか」「ほんとかよ」
周りの男たちから、不満の声が出ていた。

「うーん、寒いから。お風呂入りたいなあ。」
探るように男を見て聞いていた。
「今度、今度なら大丈夫です。また今度、お願いします。」
今すぐに逃げ出そうと、必死に断っていた。

男が必死に断ってきたので諦めた女は、
「そうなんだ。ざーんねん。じゃあ帰るわね。
チュ。。ありがとう。今度は食べさせてね。うふふ。」
不意に男の子にキスをして、笑っていた。

突然の感触に、
「あ。。」
男の子は恥ずかしそうに俯いていた。
「じゃあね。カツカツ。。カツカツ。」
男の子の反応に満足して、手を振って帰って行った。

ふぅぅ。行ったな。多分、あいつの知り合いだろうな。
男は困った顔で、女の後ろ姿を見送った。



暇になっちゃった。部屋もいいけどなあ。踊り食いかあ。うふふふふ。

ニヤニヤ笑って街を見ながら帰っていると、
「本屋」
あははは、聖典あるかしら。まさか、ヤツの匂いがするわね。
うふふふふ。あははは。楽しめそう。

「ごめんなさい。あいてます?」

店に入ってみると、店のカウンターと店員の背面に本が並んでいた。
「客か。。。ああ、いつものか。
奥だから入ってくれ、今回もハズレだったのか?」
大きくてガッチリした店員が女の格好を見てから、
慣れたように答えていた。

店員はいつものように、
風俗女が下手な客の相手で逝くことが出来なくて、
その不満を発散する為に来ていると思っていた。

「ハズレでしたねえ。」
お風呂。うーん、ハズレだったなあ。いいじゃない別に。もう。

「そうかい残念、あれは使うのかい?」
気の毒そうに、女に話しかけていた。
「使いたかった。そうよ。寒いから、温まりたかったのよ。」
風呂に入って温まれなかったのを思い出して、不満な顔で答えていた。

「そっか、熱いのが欲しいんだな。わかった用意する。」
「ん?」
「少しだけ時間がかかるから、待っててくれ。」

いつもの様になにか違っていると気づき、
「んんん?本屋ですよね。」
慌てて聞き直した。


「そうだよ。本屋だが、いつものキューブだろ?
今回は、違うのかい?」
「キューブ?」
「ああ、映像キューブ。
最近いいのが入ったから、満足できるぞ。

でも、今回のは見たらびっくりすると思うから、絶対に他に言うなよ。

言うなよ。絶対に言うんじゃないぞ。」
相手が興味を持つように、一生懸命話しかけていた。

「大丈夫。言わないわよ。それでどうなるの?」
真剣に店員の顔を見ていた。

女の興味あるような視線に喜んで、
「それというのは。実はな、
あの映像を見ると、みんな狂ったようにヤリまくるんだよ。

男も女も、狂ったようにやっちまうんだ。
部屋ん中全部、やったあとの臭いがなあ。わかるだろ?

部屋ん中全部 が発情してるって感じになって、
客はみんな満足そうに気絶してるんだよ。」
ニヤニヤ挑発するように、女を見ていた。

いい女だし、ぜひ俺も一緒にな。俺も混ぜてくれよ。

店員の視線に気づいて、
「あははは、楽しそうね。じゃあ、それをお願いします。
そっか、そうなのね。うふふふふ。」
すごく嬉しそうな顔で、挑発するように答えていた。

美味しそう。うふふふふ。そうなんだ。
もちろん。あなたも、私の獲物よ。

女の舐めるような視線を感じて、
「じゃあ、その扉だ。熱いのは後でな。
それまでは、ドカ。。ガチャ。ガチャガチャ。
どれにするんだい?」
テーブルの中から玩具を取り出し、テーブルの上に並べていた。

「あははは、沢山あるのね。おすすめは、どの子ですか?」
ニヤニヤ笑って、テーブルの上に有る一点を見ていた。

店員がたまたま選んだように、
「おすすめは、この子かな。

最後に熱いのがいいんだよ。
中から熱いのがな、飛び出してくるんだ。
それが、女には最高なんだってよ。

熱いと言っても、安全。。熱くても安全な物だから、
是非これが、おすすめだよ。

これがいいぞ。これがオススメだ。」
ドキドキした顔で、店員が女に薦めて来た。

ニヤニヤ店員に笑いかけて、
「この子かあ。とっても可愛い顔してるのね。

ぺろぺろ。つつつ。ぺろぺろ。
ジュボジュボジュボ。ズズズズ。ズズズズ。」

薦めてきた玩具を受け取ると、
舌先でなぞるようにカリ首と尿道を舐めてから、

そのまま美味しそうに先端から口に入れて、
何回も吸ったり舌を絡ませていた。

何故か店員が、
「ぅぅぅぅ。。ぅううう。」
下腹部を抑えて悶えていた。

「やっぱりね。うふふ、じゃあ。この子でいいわ。
これの中身も?
あなたのかな、うふふふふ。とっても、熱そうね。」
笑って、悶える男を見つめていた。

必死に下腹部の刺激に耐えながら、
「ふうふう、っふう。。じゃあ、あの扉の先で楽しんでくれ。」
下腹部を手で押さえて、目線だけを扉に向けて話していた。

一度口の中から出して、
「ありがとう、楽しみね。。ぺろぺろ。ぺろぺろ。」
玩具の先端を飴のように、舐めながら歩いて行った。

扉に手をかけて、
「カチャ。あははは、似てるう。うふふ。じゃあ、楽しめそうね。」
部屋を眺めて、嬉しそうに声を上げた。

部屋に入ると、左の壁に玩具よりも二回りは大きな穴。

楽しめそうね。うふふふふ。このサイズか。あははは。

簡易的なパイプ椅子が一脚。

部屋自体は狭いので十分なのか、部屋には椅子しか置かれていなかった。

うーん、ベットは無いんだね。ざーんねん。寝るのは、あっちでいいか。

右側天井の角には、
斜め下向きにモニターが設置され、
椅子に座るとちょうど見やすいようになっていた。

モニターには、複数の男達に囲まれて、
嬉しそうに喜んで腰を振ってる女が映っていた。

あーあ、あの時のか。うふふふふ。
感じちゃってるわ。いやあああ。あははは。イヤらしい顔してるう。

女は映像を見て喜んでいたが、
あははは。無修正かあ、まあねえ。うーん、それは後でいいかな。

他には、全身鏡が扉の反対とモニターの下に設置されていた。

女は、ニヤニヤと二つの鏡に映る自分を見て喜んでいた。

やっぱり、反応いいのよねえ。
やっぱり、こういう子がいいのかなあ。
でも、まだ食べれてないし、違うのかな。

鏡に映っている自分を見ながら、
「ああ、暑いわあ。ああ、暑い暑い。暑いわねえ。バサ。」
声を出してからコートを脱ぎ、そのまま床に置いていた。

壁の裏から、
「ガタガタ。ガタガタ。」
(おい 、ソッチ。おう。お前。おいおい。)
何かがぶつかった音がしていた。

うふふふふ、いつもの。いつもの。あははは、いるのねえ。
この前みたいに、増えないかしら。

あ、そうだ。店の前にいっぱい。いっぱいいたわね。

イヤらしい顔に変わった女は、
「きゃああああ。バタン。きゃああああ。
いやあああ。いやあああ。出たああ。ダダダ。出たああ。ダダダ。」
突然声を出して、部屋を出て店の外まで走っていった。

やっと刺激が治まった店員が、
「おい、どうした。何かいたのか?おい、どうしたんだ。」
女が鏡に気づいたと思い、慌てて店の外に追いかけて行った。

店員が店の前で女に追いつくと、
「あの。虫。虫が、部屋に虫が。」
女が店員を突然抱きしめて、震えながら答えていた。

「はあ?虫?虫ってなあ。うお。。おいおい、寒いだろ。
早く戻ろうな。早く。それじゃ寒いって。」
男はしがみついてる女の服装を見て驚いていた。

胸を押し付けるように、
「でも、虫が。虫が。。(少ないのよ。少なすぎよ。)」
涙を目に貯めて、必死に胸を押し付けてお願いしていた。

「おいおい」「ああ、あの店は」「よし俺も」「行こうぜ」
周りの男たちから、歓声のようなどよめきが起こった。

一度女を引き離して、
「ほら、大丈夫だから。な。俺が探すから。
ちょっと待て。ここで、待ってろ。」
慌てて、店員だけ店に戻って行った。

(お前等わかってるのか?バレんじゃないぞ。わかってるよな。)
声が、店の奥から微かに聞こえていた。

店員が見えなくなると、
「ふぅぅ。寒いわねえ。あははは、うふふ。
寒いですね。あははは、あははは。」
スカートがめくれてショーツを丸出しにしたまま、
店の前で男達に笑いかけていた。


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