流れる川

連鎖

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ウリュウ

弟子①

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 ギルドの二階から降りてきたエリカは、先輩が隣にいないので、
 自分の気持ちのまま、あの人に近づいていった。

(うふふ。いい事を聞いたなぁああ。ここでビキニ戦士になれるって、
 すぐに転職よ。さあ、早く。あっ。いた。。いたぁあ。アハハ。)

「すみませぇえん。ビキニ戦士さんってぇええ。。
 何処でも、何時でも、何があっても、ビキニ戦士なんですかぁあ?」
「えっ?」

「もしかしてぇえ、変身とかぁありますかぁあ。変身しちゃいますぅう?
 もおっちぃろおぉおおん。変身しちゃいますよねぇ。えへへ。」
「?」

(うは、すごく厭らしい恰好。こんな格好で、外を歩いちゃうのぉお。
 ぷりっぷりぃ。。ここも。。うねうね。いやぁあん。最高おぉ。)

「ぶるるぅうん。ウフフ。グフフ。これだって、スリスリ。」

(うふふふ。こっちだって、私のほうがぁ。げへへっ。
 もちろん、こっちも、私のほうが勝っているよねええぇ。グフフフ。)

 エリカはビキニ戦士の彼女を見つけると、嬉しそうに近づいていったが、
 途中からは匂いを嗅ぐような格好で顔を近づけていた。

 そうやって見られている彼女は、自分よりスタイルが良く、
 背も高く目立つ人に近づかれるだけで困っていたし、
 知り合いでもない同性が無遠慮に近づいてきたので、
 彼女は軽く嫌そうな顔をしていた。

 しかし、そんな顔をしている相手に向かって、顔を近づけて来たので、
 そんな行為をされる事に慣れていない彼女は、
 明らかに不満そうな顔で睨み返していた。

 しかし、彼女が睨んでいても、エリカは上半身を見下げている時には、
 自分の胸に手を当てて確認をしているし、
 しゃがみ込んで下半身を覗き込んでいる時には、
 同じくお尻を下から上に触って何かをしていた。

「だから、なによ!」

(コイツは何を言ってるの?どうして、こんな女がいるのよ。
 どうして、誰も注意しないの?警備は、何をしているのォオ。)

 この格好をした彼女は、異性から性的な視線を受けることは多いが、
 同性から受ける視線は、
 同情や羨望に軽い軽蔑が混じったものであることが多かった。

 もちろん、彼女の服装は、
 興味深そうに見ているエリカの服よりも露出が少ないし、
 ビキニと言っても、着飾った金属プレートを付けた布を着ているだけで、
 フルプレートアーマーよりも軽くて可愛いし、昔着ていた防具よりも、
 わずかに露出が増えた程度だった。

「ダカラぁ。変身をするんでしょぉ。」「。。。」

 少し詳しく説明すると、そのビキニの上には、
 太もも丈のフレアスカートのような腰巻きを巻いて、
 上半身には短いジャケットを着ていた。

 それでも、スカートの裾を押さえずに高く跳んだり足を蹴り上げたり、
 大きく脚を広げたりしなければ、
 脚の付け根まで包んでいる布が中にあることが分かる程度だった。

 短いジャケットの背中側からは引き締まった腰が見え、
 前面はなぜかボタンが閉じていないので、
 綺麗なへそとビキニのカップ部分が見えていた。

(変身って何よ。どうして変身って言われるの?)

 変身という意味は解らないが、
 後ろにお尻を飛び出させるような格好にならなければ、
 ローレグのボトムの下から、多少はみ出したお尻の膨らみを、
 見せる事はなかった。

 もちろん、ボタンを止めずに一番露出している胸元だって、
 乳房全体を包んで支えているような形なので、
 谷間を露出はしているが、パットまで入れて形を整えているので、
 本当の大きさや形まで解らなくなっていた。

(違うでしょぉ。だってぇええ。こうじゃないもんねぇえ。)

 しかし、エリカが部屋で見ていたビキニ戦士は、
 ジャケットも腰巻きも着けていなかった。

 その戦士は、ローレグのボトムとフルカップブラ以外に、
 ガントレット、ロングブーツ、ヘルメットしか付けていなく、
 今見ている彼女とは明らかに違っていた。

「だからぁあ。変身シテよぉお。ハヤクゥウ。」
「?」

(だから、何を言っているの?変身って何よ!だから、何!)

 目の前で怒っている彼女の身体も、エリカから見ると頭一つ分低く、
 胸が小さいのかカップが違うのか、何かで盛られているのかは不明だが、
 谷間は奇麗に盛り上がっていた。

 しかし、乳房の全てがカップの内側に収まって、
 布の張りや流れと膨らみに違和感が出ているし、
 下半身についても腰巻きが垂れ下がっているので、
 太腿の途中からブーツの上までしか健康的な脚が見えていなかった。

 もちろん、顔は美人で目立っているが、
 着ているのがレザーアーマーの派生程度の服装なので、
 浅黒く綺麗な肌を露出していても、
 上位冒険者としての威厳を損なう事は無かった。

「それだと足りないからぁぁ。変身するんですよね。へんしん。」

 そんな彼女が嫌がって顔を歪めているのに、エリカは、
 その事に気を留めずに、ジロジロと舐め回すように見続けていた。

「変身?そうですね。特殊な格好に見えますか?」「ウフフフ。」

(変身して、全裸のような格好で外を歩いてもいいんでしょぉおお。)

 なぜだろう、エリカを見ている彼女の顔が少し変わり始め、
 冷静になったのか、それとも諦めたのか、声も穏やかになっていた。

「装備はイイですよ。蒸れないし、動きやすいから。」
「でしょおぉ。ほかにわぁああ。」

(そうよねぇえ。横からはみ出してぇえ。多少漏れ出してもぉお。
 ソウヨォオオ。もっとはみ出させても、もんだいないんでしょぉお。)

「長い時間も、移動が楽ですね。」「やっぱり、だよねぇえ。ぐふふふ。」

(動くとぉおお。ぶるんぶるん。ゆれてぇえ。ゆれるのぉお。
 たまぁあに。ボロンってぇえ。丸出しでもぉお。ゲヘヘ。)

「でも、変な視線はいつもですねぇええ。いぃいっつも、いいですか?
 いっつも変な視線で見られて、困ってしまいますねぇえ。
 変な視線が、い。。つ。。も。。ですうぅううう!」

(露出狂の変態ガァあ。あんたみたいのがァアア。そうだよ。
 おまえみたいのせいでぇええ。いいかい?お前みたいのせいだよぉお!)

 興味深く見てくるエリカが思っていることなど、
 表情や態度に表れているので、
 彼女から不快そうに睨まれている事など気にしていないと気付いた後は、
 今度は淡々と無表情になって相手をしていた。

 しかし、今ではそれさえも無駄だと気づいたらしく、
 今度は唾が相手にかかるのも気にせずに、
 口を大きく開けて大声で答えていた。

「そうですかぁあ。ウフフフ。アノォオ。舐め回すような視線。
 そういうのって、ゾクゾクってしますよねぇ。ゾクゾクってぇええ。
 すっ。すごく気持ちいいでしょぉお。ハアハア。フウフウ。」

「へっ?」

「沢山の人に、性的に見られているぅう。ハアハア。フウフウ。
 ウフフ。もぉおお。さいっこぉおお。ほんっとぉおおニィいぃい。」

「ハッ?」「でしょ?」「ハアアアアアァ?」

(気持ちいい?何を言っているの?あれが、ゾクゾクする?アレが?)

 ビキニ戦士の衣装を選んで着ている彼女も、クエストの依頼によっては、
 相手の趣味に合わせてさまざまな服装を着たり、
 相手を油断させるために着たくもない服を着ることもあった。

 その時に受けていた視線には嫌悪感や違和感しかなく、
 吐き気を感じるほどの絶望や、
 目の前が真っ暗になる恐怖まで感じていたが、
 なぜかエリカが思いも寄らない言葉を吐いたことで、
 その時とは違う感情が生まれ始めていた。

「そういえば、動くとぉ。擦れたり、引っ張られたりして痛くないのぉお?
(乳首)とか、ゴリゴリっていいそうだよねぇええ。本当に大丈夫?
(アノマワリ)とか、ブチブチっていいそうで、大変でしょおお?」

(ジュルル。アハ、早く早く。転職したあい。うふふ。
 ハァハァ。ハァハァ。擦れて。うふふ。
 私も生やしたほうがァ。ハァハァ。定期的に、ぶちぶちぃいって。)

 女性特有の悩みとでも言うべきか、
 エリカが思う「ご褒美」とでも言うべきか、
 二人だけの秘密を共有するような穏やかな声で話し、
 親友をねぎらうように、重要な事は唇を耳に寄せて小声で話していた。

「よく聞かれるけど、全てを処理しているし、
 その後には薬剤を塗って守っているから大丈夫よ。」

 さっきまでとは違い、エリカへ向ける彼女の視線は、
 怒りよりも、なぜか可哀そうな親に向けるようなものに変わり、
 口調も年老いた母親を気遣うように、はっきりとした声で答えていた。

 それは、怒りが一周回って冷静になったのか、
 エリカを母親と勘違いしたのか分からないが、
 言わなくてもいい情報まで追加しているらしく、
 周りで聞き耳を立てている仲間たちの間でざわめきが起こっていた。

「剃ってるってよ」「やっぱりか、塗っているんだ。」「塗る?」
「夜な夜な。剃ってるってよ。」「毛深いんだろ?」「毎日かぁ。」
「大変だなぁ。」「スゲエ。こんどは。ジックリ。」「薬剤だと?」
「慌てて出てくれば、剃り忘れているのか?」「ヌルヌルか?」

 彼らが喜んで話している理由は、このギルドで上位である彼女に対して、
 羨望や憧れの感情とともに、
 どうしても拭えない複雑な感情を抱いている人が多かった。

 もちろん、彼女の近寄りがたい整った容姿や、
 堂々とした話し方も一因だが、どこか畏怖まで感じていた彼らにとって、
 今聞いていること全てが普通の人と同じだと分かり喜んでいた。

「上は?」「そこは、シールを貼っているから、擦れることはないのよ。」

 続けて話しているのは、
 彼女の小ぶりでも女性だと主張している敏感な乳房の先端が、
 その無骨な板金の貼られた布の内側で押しつぶされているのを、
 シールを貼って守っているという告白だった。

 少し前に話していたのは、髪の色と同じ陰毛の手入れを、
 部屋で隠れてやっているし、鏡で見ながら剃った後は、
 薬剤を塗り込んで守っている。

 もし、乳首からシールが剥がれたら、どうなる?
 アソコの手入れを忘れていたら、どうなって見える?

 実は忘れている時もあるし、今だって忘れているかもしれない。

 彼女の着ている服が、
 ビキニの上から身体を隠していたとしても、彼等の頭の中では、
 毎日行っている行為の姿を妄想させるのを止められなかった。

 彼等がしている妄想は、毎晩部屋で、全ての陰毛を剃った後に、
 あれた皮膚を守るために薬剤を塗り込んでいる彼女。

 毎朝起きると、
 部屋で恥ずかしそうな顔をして乳首にシールを貼っている彼女。

 普通の女と同じで、敏感な場所に触れて我慢が出来なくなると、
 喘ぎ声が部屋から漏れ出さないように口に手を押し当てて、
 必死にアソコを慰めている姿まで妄想していた。

「動くと、はみ出さないの?」
「毎朝、ビキニだけを着て鏡の前で細かく確認しているの。」
「どうやって、確認をするの?」
「鏡の前で脚を上げたりぃ、腕を振ったりぃいい、身体を捻ったりして、
 はみ出していないかを確認しているの。」

 続いて仲間達に聞かせてあげた情報は、
 毎朝ビキニだけを着た状態で鏡の前に立ち、
 動いても見えないかを確認して、もし見えてしまった時には、
 ボトムを脱いではみ出ていた場所を剃り直し、
 その後にもう一度薬剤を塗っている事。

 もしかして、その時に我慢が出来なくなって、
 朝からアソコを弄って部屋で喘ぎ声まで出していたのかもしれないし、
 今も実は、朝からした自慰行為の余韻で、
 アソコがヒクヒクとオスを待っている可能性まであった。

 もちろん、発情して大きくなった場所をシールで押さえ付けているので、
 今では剥がれて乳首の膨らみが見えているのかもと、
 最高のオナネタを聞かせていた。


 弟子①
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