【BL】こいつのせいで狂いっぱなし。溺愛してるケモ耳少年がゆうこと聞かなくて困ってます。

あっ ふーこ賦夘

文字の大きさ
48 / 76
月天宮のフルムーン

第26話 オレの天慶さま。だそうです。

しおりを挟む


26

「大丈夫、ぼくみてるだけだから。」

 たぶん、ね

「みててもいいが、余計なことをするなよ瑞潤。」

 みててもいいのか?
 天慶さまっっ

「淫らなってこうゆうことか・・・」

 下半身に伸ばしたまま際どいところで手を止めたまま。

 首筋から細いうなじに。

  ちゅっ
  ちゅっ
 もみじの朱を増量中の天慶てんけいさま。

「んんっ・・・。 や、あっ」はあ はあ

 ソコにあたって熱くなってる感触が生々しく感じずには・・・。
 ジリジリと焦らされて我慢できなくなってきちゃう。

「ふっ も・・・ もう!」

そんなふたりに反して至極しごく冷静な瑞潤みすずさん、は?

「そそ、颯太くんの心も体も解放しないと・・・。縮こまってちゃ…でてこないでしょ」

 ずるっ
 いや、それ違わないんだけど違うところが出ちゃったからっ

「あっ・・・だから」

「だ、から?」
 天慶さまの吐息まじりの熱い囁きに。

  ドキドキ

「あっ。ん・・・。オレが・・・オレが聞きたかったのは。」

 それは心まで溶かされていくようで。

「天慶さま、オレは天慶さまの・・・ただの犬、なの?」じわっ

「はっ???」

「ふふ。よくできました💮」

 例の小瓶の媚薬びやくのついた手でべっちょり颯太の頬からあごを持ち上げてご褒美のちゅっ。

「み、みすずさ・・・」ひゃんっ

 なんのことやらよくわからない天慶さまは瑞潤のかおを手でおしのけて

「瑞潤、調子に乗るな」

 といいつつ甘い媚薬の香りに誘われたのか液体のついた部分に舌をはわせる。

「ふっ、きゃっ」ふるふる・・・。

 そんなことをされると火照ほてってきて・・・。
 もう。もう!

「こうゆうのも・・・弱いんだな」べろりんちょ♥️

「天慶あのね、颯太くんがききたいのは自分は天慶に必要とされているかどうかってことだと思うんだけど」

  ぐちゅっ
  ぐちゅっ

「やっ んっっっ」

  はあはあ

 おさわりは禁止じゃないのか?
 みてるだけじゃなのか?瑞潤さん??

「ん?バカな、そんなの・・・」

「天慶も、もっとちゃんと答えてあげて欲しいな・・・」

麝香ジャコウ入の媚薬を含んだ唇を天慶さまの唇に重ねると

  ぬぷっ。

 強引なキスで例の媚薬を天慶さまの喉の奥に流し込む瑞潤。

「ぐっ! ふはっ」

 不意をつかれて瑞潤のワナにハマる天慶さま。
 さすがの天慶さまも『真性の男好き♥️』瑞潤にかかっては手も足も出ないのか?

「なっ!オレに盛るな、瑞潤!」

「ぼくと颯太くんの合作の媚薬。満更でもないでしょ?ふふ。」

 間にはさまったまま、あられもない格好で二人に翻弄ほんろうされて蒸しちゃってる可哀想な颯太は?というと。

「ふぇ。ぴどひ、みすずしゃん・・・」
ぽろぽろ・・・🥺

「わっ!颯太。大丈夫か」

 蒸気して真っ赤になっておかしくなってる颯太は心も体も開かれて赤裸々せきららになってしまってる??

「天慶しゃまわ・・・オレにょ・・・オレにょ天慶さまなのにひぃ」

  ふえぇぇぇ。

  ずぎゅうううん。

 オレの天慶さま発言!これは天慶さまのお心に刺さったに違いなく。

「可愛い・・・。颯太。オレの側にずっといろ、オレのいる所がおまえの居場所なんだから。」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

異世界転移した元コンビニ店長は、獣人騎士様に嫁入りする夢は……見ない!

めがねあざらし
BL
過労死→異世界転移→体液ヒーラー⁈ 社畜すぎて魂が擦り減っていたコンビニ店長・蓮は、女神の凡ミスで異世界送りに。 もらった能力は“全言語理解”と“回復力”! ……ただし、回復スキルの発動条件は「体液経由」です⁈ キスで癒す? 舐めて治す? そんなの変態じゃん! 出会ったのは、狼耳の超絶無骨な騎士・ロナルドと、豹耳騎士・ルース。 最初は“保護対象”だったのに、気づけば戦場の最前線⁈ 攻めも受けも騒がしい異世界で、蓮の安眠と尊厳は守れるのか⁉ -------------------- ※現在同時掲載中の「捨てられΩ、癒しの異能で獣人将軍に囲われてます!?」の元ネタです。出しちゃった!

【完結済】虚な森の主と、世界から逃げた僕〜転生したら甘すぎる独占欲に囚われました〜

キノア9g
BL
「貴族の僕が異世界で出会ったのは、愛が重すぎる“森の主”でした。」 平凡なサラリーマンだった蓮は、気づけばひ弱で美しい貴族の青年として異世界に転生していた。しかし、待ち受けていたのは窮屈な貴族社会と、政略結婚という重すぎる現実。 そんな日常から逃げ出すように迷い込んだ「禁忌の森」で、蓮が出会ったのは──全てが虚ろで無感情な“森の主”ゼルフィードだった。 彼の周囲は生命を吸い尽くし、あらゆるものを枯らすという。だけど、蓮だけはなぜかゼルフィードの影響を受けない、唯一の存在。 「お前だけが、俺の世界に色をくれた」 蓮の存在が、ゼルフィードにとってかけがえのない「特異点」だと気づいた瞬間、無感情だった主の瞳に、激しいまでの独占欲と溺愛が宿る。 甘く、そしてどこまでも深い溺愛に包まれる、異世界ファンタジー

異世界にやってきたら氷の宰相様が毎日お手製の弁当を持たせてくれる

七瀬京
BL
異世界に召喚された大学生ルイは、この世界を救う「巫覡」として、力を失った宝珠を癒やす役目を与えられる。 だが、異界の食べ物を受けつけない身体に苦しみ、倒れてしまう。 そんな彼を救ったのは、“氷の宰相”と呼ばれる美貌の男・ルースア。 唯一ルイが食べられるのは、彼の手で作られた料理だけ――。 優しさに触れるたび、ルイの胸に芽生える感情は“感謝”か、それとも“恋”か。 穏やかな日々の中で、ふたりの距離は静かに溶け合っていく。 ――心と身体を癒やす、年の差主従ファンタジーBL。

【本編完結】転生したら、チートな僕が世界の男たちに溺愛される件

表示されませんでした
BL
ごく普通のサラリーマンだった織田悠真は、不慮の事故で命を落とし、ファンタジー世界の男爵家の三男ユウマとして生まれ変わる。 病弱だった前世のユウマとは違い、転生した彼は「創造魔法」というチート能力を手にしていた。 この魔法は、ありとあらゆるものを生み出す究極の力。 しかし、その力を使うたび、ユウマの体からは、男たちを狂おしいほどに惹きつける特殊なフェロモンが放出されるようになる。 ユウマの前に現れるのは、冷酷な魔王、忠実な騎士団長、天才魔法使い、ミステリアスな獣人族の王子、そして実の兄と弟。 強大な力と魅惑のフェロモンに翻弄されるユウマは、彼らの熱い視線と独占欲に囲まれ、愛と欲望が渦巻くハーレムの中心に立つことになる。 これは、転生した少年が、最強のチート能力と最強の愛を手に入れるまでの物語。 甘く、激しく、そして少しだけ危険な、ユウマのハーレム生活が今、始まる――。 本編完結しました。 続いて閑話などを書いているので良かったら引き続きお読みください

【本編完結】最強魔導騎士は、騎士団長に頭を撫でて欲しい【番外編あり】

ゆらり
BL
 帝国の侵略から国境を守る、レゲムアーク皇国第一魔導騎士団の駐屯地に派遣された、新人の魔導騎士ネウクレア。  着任当日に勃発した砲撃防衛戦で、彼は敵の砲撃部隊を単独で壊滅に追いやった。  凄まじい能力を持つ彼を部下として迎え入れた騎士団長セディウスは、研究機関育ちであるネウクレアの独特な言動に戸惑いながらも、全身鎧の下に隠された……どこか歪ではあるが、純粋無垢であどけない姿に触れたことで、彼に対して強い庇護欲を抱いてしまう。  撫でて、抱きしめて、甘やかしたい。  帝国との全面戦争が迫るなか、ネウクレアへの深い想いと、皇国の守護者たる騎士としての責務の間で、セディウスは葛藤する。  独身なのに父性強めな騎士団長×不憫な生い立ちで情緒薄めな甘えたがり魔導騎士+仲が良すぎる副官コンビ。  甘いだけじゃない、骨太文体でお送りする軍記物BL小説です。番外は日常エピソード中心。ややダーク・ファンタジー寄り。  ※ぼかしなし、本当の意味で全年齢向け。 ★お気に入りやいいね、エールをありがとうございます! お気に召しましたらぜひポチリとお願いします。凄く励みになります!

専属バフ師は相棒一人しか強化できません

BL
異世界転生した零理(レイリ)の転生特典は仲間にバフをかけられるというもの。 でもその対象は一人だけ!? 特に需要もないので地元の村で大人しく農業補佐をしていたら幼馴染みの無口無表情な相方(唯一の同年代)が上京する!? 一緒に来て欲しいとお願いされて渋々パーティを組むことに! すると相方強すぎない? え、バフが強いの? いや相方以外にはかけられんが!? 最強バフと魔法剣士がおくるBL異世界譚、始まります!

希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう

水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」 辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。 ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。 「お前のその特異な力を、帝国のために使え」 強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。 しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。 運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。 偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!

優しい檻に囚われて ―俺のことを好きすぎる彼らから逃げられません―

無玄々
BL
「俺たちから、逃げられると思う?」 卑屈な少年・織理は、三人の男から同時に告白されてしまう。 一人は必死で熱く重い男、一人は常に包んでくれる優しい先輩、一人は「嫌い」と言いながら離れない奇妙な奴。 選べない織理に押し付けられる彼らの恋情――それは優しくも逃げられない檻のようで。 本作は織理と三人の関係性を描いた短編集です。 愛か、束縛か――その境界線の上で揺れる、執着ハーレムBL。 ※この作品は『記憶を失うほどに【https://www.alphapolis.co.jp/novel/364672311/155993505】』のハーレムパロディです。本編未読でも雰囲気は伝わりますが、キャラクターの背景は本編を読むとさらに楽しめます。 ※本作は織理受けのハーレム形式です。 ※一部描写にてそれ以外のカプとも取れるような関係性・心理描写がありますが、明確なカップリング意図はありません。が、ご注意ください

処理中です...