虚弱生産士は今日も死ぬ ―遊戯の世界で満喫中―

山田 武

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DIY、天を仰ぎ試練へと挑む

RSプロジェクト開始 その10

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 運営にRSプログラムと共通規格ロジカルシリーズの権利を売っていることを、拓真に話した。

 これをしておくと、運営側でイベントの景品に混ぜてくれたりするんだよな。
 ……そして期待している、ロジカルシリーズを活かした何かをやってくれることを。

「前に拓真、言ってたよな? イベントは復刻版と新規用以外は、休人たちの進行度に準じたものになるって」

「みたいだぞ。検証班が出した情報だが、誰かが単独で独占しているような部分は別として、ある程度休人たちが関われるようになった要素が、イベントに組み込まれているって話だ」

「前回のイベントだと、どの辺が?」

「だいたいの平均レベル、それと上級職の解放度合い、加えてワールドマップの解放とかだったか? それが一定になれば公式イベントとして準備が進められる感じだって」

 弱い連中が集まってムー世界に行ったところでどうにもならなかったし、それ以前にイベント世界への侵攻を防げなかった……だからある程度の水準までは待ったわけだ。

 創作物でたまにある、初期状態の主人公を襲う作品知識付きの悪役みたいな展開は、お断りというわけだ……その割には、最強格が初期地点にふらっと来ているけどな。

「そういう考えならさ、ロボ系の技術が発展していった場合、どうなると思う?」

「……それを推し進める、ついでにそれ以外の分野が比類するようにアシストする、か。あるいは闘技大会かもしれないな?」

「いや、貢献度イベントみたいな感じじゃないか? 世界ごとじゃなくて分野ごとに分かれてさ、どれだけ世界にその技術が貢献できるのか……みたいな感じなんて、いかにもありそうじゃないか?」

「…………何を企んでるんだ?」

 訝しむ視線を向けてくる友人。
 まあ、否定はしない……様々な思惑が錯綜しているが、俺個人の目的は割と浅いもの。

「コラボイベントってさ、一種の異物扱いだろう? 技術的に再現できない、そもそもコラボ先のゲームだとあやふやな概念で見た目重視でデザインされた物だってある。でも、たしかにEHOに存在している」

 かつて行われたコラボイベントは、五種類のゲームとコラボしている。
 内容は様々、しかしそれらの参戦によってEHOの世界観が崩壊することは無かった。

「何だかんだ、上手いこと世界観に合わせてコラボをやってるんだよな……つまり、コラボイベントもある程度同じ条件のはず!」

「……いや、運営側の問題もあるだろう」

「それもあるだろう。でも、いつかきっとできると信じて!」

「希望かよ……で、何とのコラボをお前はご所望なんだよ」

「……決まっているだろう? 当然──」

 いつか、コラボをやってくれたら面白いことになるだろう。
 そのためにも、最低限それが可能になるレベルまで技術を高めていこうじゃないか!

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