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DIY、天を仰ぎ試練へと挑む
新機プロジェクト その05
しおりを挟むイベント世界
今回の騒動、その発端となった鍵付きのスレにアクセスした。
彼らが注目している共通規格のレシピを見せ、地位を確立させ合流することに。
「──おっ、来た来た!」「この人が……いや、よく分からんけど」「形式はともかく、俺たちの目で視れない性能は凄いな」
「初めまして、ご招待いただきありがとうございます。今回の催し事、ぜひとも私も混ぜてください」
先のイベントにて、休人たちが集まり激しい攻防を繰り広げた海岸線……ではなく、生産職の者たちが力を合わせ、お姫様の乗ってきた船を直した浜辺。
現在は王族二人がそこに居住区を設け、お付きの者たちと住んでいたりする。
……隠れ里とかの関係や、ムー世界との接続点やらを考慮した結果なんだとか。
そんな場所に、俺たちが来たのは他でもない──王族二人に会うためだったりする。
目的は共通規格エテーテルドライバーの動力源に使われている、陽鉱石の本家本元。
「陽石があれば、俺たちの理想を体現することができる! 先生、本当ですよね!?」
「ええ。量産型にするに辺り、共通規格には陽鉱石を採用しましたが、本来はより出力を出せるこちらを用いる予定でした……私個人で用意できるものでもありませんので、残念ながら断念しましたが」
「検証班が調べた情報によると、光さえあれば上級職の純魔系レベルのエネルギーを生み出してくれるらしい。しかも、魔力から変換する必要が無いから効率がかなりイイ!」
「……そう考えると、先生はよく陽鉱石でアレを作れましたね」
先生、一先ず俺はそう呼ばれ敬われることになった。
スレの中で(『SEBAS』)が適切な投稿を行い、彼らの信用を勝ち得たからだ。
彼らに見せたレシピは、規格外のエテーテルドライバーを共通規格版にする過程で、切り捨てていった──失敗作。
ただしそれは材料が理由であり、スペックとしては共通規格版よりも上。
それを目にしたことで、彼らにとって俺は教えを乞う存在となったわけだな。
「まあ、そこは腕の見せ所ですよ」
「自分たちじゃまだまだなんで、もともとの予定通り、溜めたポイントで陽石と交換してきます。先生からは頂きませんので……その分、助言の方をお願いしても良いですか?」
「構いませんよ。ですが、本当によろしいのでしょうか……」
「いえいえ、もともと先生が居なくともやろうとしていたわけですし。さぁ、夢への第一歩を踏み出しましょう!」
『おおーっ!』
こうして俺と彼ら──機人族たちを動かしたロマンチストたちは、居住区の中でも一際大きい建物へと向かうのだった。
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