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第9話 姉バカ配信者爆誕
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王都の反対、コブト村の東にある村の方で黒煙が上がる頻度が多くなってきた。
どうやら、そろそろ魔王軍の動きも強まってきているらしい。
ただ、あまり悲観もしていない。
最初こそ何かしたいと思っていたけど、今はリンちゃん最優先だ。
だって私は全部を取れるようなスーパーヒーローじゃない。だからこそ、非情に徹して切り捨てるところは諦める必要があると思っている。
「とはいえ、何もしないでいられる状況でもないんだけどね」
私のいる村にだって魔王軍は攻めて来ているし、その度に対処をしている。
リンちゃんを遺すための片手間ではあるけれど、対魔王軍戦は必要事項であり続けている。
それに、他の村から避難してきた人も増えていて、力のある私の責任がなぜか増やされているというのもある。
「おお。ようやく辿り着いた。ここが奇跡の村……」
「すごい……。魔王復活以前と何ら変わらないなんて」
「女神がいるってうわさは本当だったのか」
なんて、やけに過剰評価されていたりする。
それでも、今までリンちゃんを知らなかった人たちが改宗してくれているというのは嬉しい。
純粋に、最近の私がやる気を出す大元の理由だと思う。
まあ、奇跡の村、は言い過ぎにしても、リンちゃんに辛い生活はさせられないからね。裏でこそこそと発展させてきた自負はある。
そんなこともあって人口が増えても食料問題は発生していない。
「なんて量の食糧だ!」
「うまっ! うまっ!」
「ああ。腹一杯食べられる日が来るなんて……」
現代でさえ、そこらのシェフくらいなら裸足で逃げ出すレベルの食材は採れている。
あたかも計画通りみたいに語ったけれど、これまたリンちゃんへの奉仕が他の人にもいい影響を与えている一例に過ぎないんだよね。
だって、愛しの妹にまずい飯なんて食べさせられないでしょ?
そもそも私だって、ご飯の美味しい現代日本育ちだ。生活の質を下げることは受け入れられても、食事の質は下げられない。
「とか、カッコつけても棚ぼたなんだけどね」
農作物も家畜も、私の魔力訓練の影響を受けて、いつの間にかいいものになっていたんだ。
私も気づけばご飯が外食以上に美味しくなっていて驚いたのを覚えている。
それで、本腰入れて色々と調べてみたところ、周囲の環境に含まれる魔力が生育へ影響を与えるらしい。イメージとしては肥料みたいなものかな?
ま、普通の魔力なだけですけど、現状が特別視されているので、手抜きなのはヒミツ。
「状況整理はここらでいいとして、本題かな」
世はまさに配信戦国時代ですよ。奥さん。
胸のロケットを握りながら、私は天を仰いだ。
確かに、リンちゃんと一緒は気分がいい。
だけど私は、カメラで写真撮影して満足できる世代じゃない。
それに、たかだかオフラインでの口コミしかない現状にもとどまっていられない。
だって、赤外線通信とか、ケーブル繋げて友だちと通信とかって今じゃ考えらんないでしょ? そういうこと。
インターネットがほしい!
「という訳で魔力を撒いてみました。これで遠隔通信できるはず」
ま、どこにも理系要素がないゴリ押しなんですけどね……。
でも、どこかでつながっていなくちゃ速度が出ないんですよ。てな訳で、まずは私が村全体に魔力の霧を張り巡らせた。
それでどうして配信ができるのかと言えば、私が水晶と同じスキルを使えるからだ。
どうして使えるのかって?
そりゃ習得したからですよ。
無機物へ移植ができたなら、有機物にも移植ができるんじゃないかって話だ。
要は、水晶の魔力路を私の体にも移植してみた。
そしたら案外できてしまった。
という訳で、自身の魔力を消費するだけで完全記憶能力みたいなものを手にした感じなんだよね。
本質的には違う気がするけど、この世界でいうところのスキルをゲットしたようなもんだよ。
……まあ、二、三度うまくいかずにしばらく指が動かなくなったり、鼻血が止まらなくなったりしたね。
他の人にもマッドだなんだと言われたけど、前進に犠牲はつきものなのだよ。ワトソンくん。
さて、準備もできたところでお兄ちゃん3人にはモルモ……、協力者になってもらって、魔力霧で遠隔表示してみますか。
「どーだい?」
私の質問にキョロキョロと周囲を見回すだけのお兄ちゃんたち。
何してんの。
「リンが、見える……」
感情のまま面白いほど大きく反応してくれるタリス兄。
「この現象。水晶を通すだけじゃないのですか?」
冷静な分析をして私を見てくるササス兄。
「口伝に出てくるスキルってやつか?」
そして、相変わらず鋭いコメントのキウス兄。
ヒヤッとさせられるけど、ニアピン賞。
「つまり見えてるって訳ね」
「見えてるなんてもんじゃない!」
「魔力量だけでなく、新しい技まで習得したのですか?」
「やーっぱ知らせてないことあんだろ」
「ない。ないって」
私は深掘りされる前に退避した。
これにて検証完了。
一度実演してしまえばあとは再現性を高めるだけ。
そして練度を高めるだけ。
世界へ広める第一歩。ここら一帯、避難の徴収。リンちゃんを受け取れ!
配信したのはまだ静止画だというのに、村の現状をなんとなーく知った人たちが大勢村へやってきた。
特定班が多くて困る。まあ、他の村も近いからね。
でも、私だって、無関係みたいな立場を自負しているけど、人が死ぬことに何も感じない訳じゃない。
これで助かる命が増えるなら悪い気はしない。
それより気になる動きとしては魔王軍の方だ。
「村の外まで霧を張り巡らせてわかったけど、魔王軍も他に分散しないで私たちの村へ攻めて来てるっぽいんだよね……」
人が私たちの村に集まっている状況が得策なのかどうか、戦略を知らない私にはわからない。
だけど、地上戦じゃあ数が力に直結するんじゃないの? 知らないけど。
とはいえ、目に見える範囲にいてくれるなら、命はほぼほぼ保証できる。
問題は逃げてこられていない人か。
知らせたいけど、知らせようにも問題もある。
「魔力を食うんだよなぁ」
ただでさえ魔力霧は魔力を放出し続ける都合上、魔力消費量がえげつない。
それに加えて、今挑戦している静止画の動画化。
パラパラ漫画の原理で写真の連続撮影と、撮った写真の連続表示をしているんだけど、これがバカみたいに容量食う。
そりゃそうなんだけど、肉体のエネルギーで消費されるとなるとスマホと違って本当にびっくりする。
「でも、なめらかに動くリンちゃんみたいからなぁ」
ぬるぬる動く世界で生きてきたから、コマ落ちはマジ萎え。
どうすればいいか、私は頭をひねった。
……。
ひとまず再挑戦だ。
「リンちゃん。もっかい撮らせて」
「ん!」
物陰から私の見直し作業を見ていたリンちゃん。
背を向け確認していただけに何をしてたのか気になるらしく、手元をのぞき込もうと背伸びしている。
かわいい。
やっぱりリンちゃんなんだよなぁ。
私は愛おしく思いながら水晶を構えた。
「さ、いくよ」
声までかけて水晶を向けたんだけど、リンちゃんは私から視線を外した。
「……そんな水晶越しじゃなくって、目の前にいるわたしを直接見てよ」
口をとがらせぶつぶつ言うリンちゃん。
「ど、どうかした?」
「別に」
この間のハイテンションが嘘のように、今日のリンちゃんはローテンションだ。
ああ! 惑わしてくるリンちゃんも最高。
でも、笑ってくれた方が嬉しいし、ジレンマ!
「どんな姿のリンちゃんも遺したい。超人じゃないんだからさ」
キモくならないなら一生くっついていたいよ? でもさ、それはキモいじゃん。
だから、今は理由を聞かない。
誰だってちょっと気分が乗らない時はあるから。
少しして、視線が戻ってきたのを見て、私は水晶を向け直した。
「改めて、いくよ!」
「ん」
そりゃ本当は無邪気に遊ぶだけでもいいんだよ。
でも、力がほしいじゃない。
守り遺すための力がさ。
どうやら、そろそろ魔王軍の動きも強まってきているらしい。
ただ、あまり悲観もしていない。
最初こそ何かしたいと思っていたけど、今はリンちゃん最優先だ。
だって私は全部を取れるようなスーパーヒーローじゃない。だからこそ、非情に徹して切り捨てるところは諦める必要があると思っている。
「とはいえ、何もしないでいられる状況でもないんだけどね」
私のいる村にだって魔王軍は攻めて来ているし、その度に対処をしている。
リンちゃんを遺すための片手間ではあるけれど、対魔王軍戦は必要事項であり続けている。
それに、他の村から避難してきた人も増えていて、力のある私の責任がなぜか増やされているというのもある。
「おお。ようやく辿り着いた。ここが奇跡の村……」
「すごい……。魔王復活以前と何ら変わらないなんて」
「女神がいるってうわさは本当だったのか」
なんて、やけに過剰評価されていたりする。
それでも、今までリンちゃんを知らなかった人たちが改宗してくれているというのは嬉しい。
純粋に、最近の私がやる気を出す大元の理由だと思う。
まあ、奇跡の村、は言い過ぎにしても、リンちゃんに辛い生活はさせられないからね。裏でこそこそと発展させてきた自負はある。
そんなこともあって人口が増えても食料問題は発生していない。
「なんて量の食糧だ!」
「うまっ! うまっ!」
「ああ。腹一杯食べられる日が来るなんて……」
現代でさえ、そこらのシェフくらいなら裸足で逃げ出すレベルの食材は採れている。
あたかも計画通りみたいに語ったけれど、これまたリンちゃんへの奉仕が他の人にもいい影響を与えている一例に過ぎないんだよね。
だって、愛しの妹にまずい飯なんて食べさせられないでしょ?
そもそも私だって、ご飯の美味しい現代日本育ちだ。生活の質を下げることは受け入れられても、食事の質は下げられない。
「とか、カッコつけても棚ぼたなんだけどね」
農作物も家畜も、私の魔力訓練の影響を受けて、いつの間にかいいものになっていたんだ。
私も気づけばご飯が外食以上に美味しくなっていて驚いたのを覚えている。
それで、本腰入れて色々と調べてみたところ、周囲の環境に含まれる魔力が生育へ影響を与えるらしい。イメージとしては肥料みたいなものかな?
ま、普通の魔力なだけですけど、現状が特別視されているので、手抜きなのはヒミツ。
「状況整理はここらでいいとして、本題かな」
世はまさに配信戦国時代ですよ。奥さん。
胸のロケットを握りながら、私は天を仰いだ。
確かに、リンちゃんと一緒は気分がいい。
だけど私は、カメラで写真撮影して満足できる世代じゃない。
それに、たかだかオフラインでの口コミしかない現状にもとどまっていられない。
だって、赤外線通信とか、ケーブル繋げて友だちと通信とかって今じゃ考えらんないでしょ? そういうこと。
インターネットがほしい!
「という訳で魔力を撒いてみました。これで遠隔通信できるはず」
ま、どこにも理系要素がないゴリ押しなんですけどね……。
でも、どこかでつながっていなくちゃ速度が出ないんですよ。てな訳で、まずは私が村全体に魔力の霧を張り巡らせた。
それでどうして配信ができるのかと言えば、私が水晶と同じスキルを使えるからだ。
どうして使えるのかって?
そりゃ習得したからですよ。
無機物へ移植ができたなら、有機物にも移植ができるんじゃないかって話だ。
要は、水晶の魔力路を私の体にも移植してみた。
そしたら案外できてしまった。
という訳で、自身の魔力を消費するだけで完全記憶能力みたいなものを手にした感じなんだよね。
本質的には違う気がするけど、この世界でいうところのスキルをゲットしたようなもんだよ。
……まあ、二、三度うまくいかずにしばらく指が動かなくなったり、鼻血が止まらなくなったりしたね。
他の人にもマッドだなんだと言われたけど、前進に犠牲はつきものなのだよ。ワトソンくん。
さて、準備もできたところでお兄ちゃん3人にはモルモ……、協力者になってもらって、魔力霧で遠隔表示してみますか。
「どーだい?」
私の質問にキョロキョロと周囲を見回すだけのお兄ちゃんたち。
何してんの。
「リンが、見える……」
感情のまま面白いほど大きく反応してくれるタリス兄。
「この現象。水晶を通すだけじゃないのですか?」
冷静な分析をして私を見てくるササス兄。
「口伝に出てくるスキルってやつか?」
そして、相変わらず鋭いコメントのキウス兄。
ヒヤッとさせられるけど、ニアピン賞。
「つまり見えてるって訳ね」
「見えてるなんてもんじゃない!」
「魔力量だけでなく、新しい技まで習得したのですか?」
「やーっぱ知らせてないことあんだろ」
「ない。ないって」
私は深掘りされる前に退避した。
これにて検証完了。
一度実演してしまえばあとは再現性を高めるだけ。
そして練度を高めるだけ。
世界へ広める第一歩。ここら一帯、避難の徴収。リンちゃんを受け取れ!
配信したのはまだ静止画だというのに、村の現状をなんとなーく知った人たちが大勢村へやってきた。
特定班が多くて困る。まあ、他の村も近いからね。
でも、私だって、無関係みたいな立場を自負しているけど、人が死ぬことに何も感じない訳じゃない。
これで助かる命が増えるなら悪い気はしない。
それより気になる動きとしては魔王軍の方だ。
「村の外まで霧を張り巡らせてわかったけど、魔王軍も他に分散しないで私たちの村へ攻めて来てるっぽいんだよね……」
人が私たちの村に集まっている状況が得策なのかどうか、戦略を知らない私にはわからない。
だけど、地上戦じゃあ数が力に直結するんじゃないの? 知らないけど。
とはいえ、目に見える範囲にいてくれるなら、命はほぼほぼ保証できる。
問題は逃げてこられていない人か。
知らせたいけど、知らせようにも問題もある。
「魔力を食うんだよなぁ」
ただでさえ魔力霧は魔力を放出し続ける都合上、魔力消費量がえげつない。
それに加えて、今挑戦している静止画の動画化。
パラパラ漫画の原理で写真の連続撮影と、撮った写真の連続表示をしているんだけど、これがバカみたいに容量食う。
そりゃそうなんだけど、肉体のエネルギーで消費されるとなるとスマホと違って本当にびっくりする。
「でも、なめらかに動くリンちゃんみたいからなぁ」
ぬるぬる動く世界で生きてきたから、コマ落ちはマジ萎え。
どうすればいいか、私は頭をひねった。
……。
ひとまず再挑戦だ。
「リンちゃん。もっかい撮らせて」
「ん!」
物陰から私の見直し作業を見ていたリンちゃん。
背を向け確認していただけに何をしてたのか気になるらしく、手元をのぞき込もうと背伸びしている。
かわいい。
やっぱりリンちゃんなんだよなぁ。
私は愛おしく思いながら水晶を構えた。
「さ、いくよ」
声までかけて水晶を向けたんだけど、リンちゃんは私から視線を外した。
「……そんな水晶越しじゃなくって、目の前にいるわたしを直接見てよ」
口をとがらせぶつぶつ言うリンちゃん。
「ど、どうかした?」
「別に」
この間のハイテンションが嘘のように、今日のリンちゃんはローテンションだ。
ああ! 惑わしてくるリンちゃんも最高。
でも、笑ってくれた方が嬉しいし、ジレンマ!
「どんな姿のリンちゃんも遺したい。超人じゃないんだからさ」
キモくならないなら一生くっついていたいよ? でもさ、それはキモいじゃん。
だから、今は理由を聞かない。
誰だってちょっと気分が乗らない時はあるから。
少しして、視線が戻ってきたのを見て、私は水晶を向け直した。
「改めて、いくよ!」
「ん」
そりゃ本当は無邪気に遊ぶだけでもいいんだよ。
でも、力がほしいじゃない。
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