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第2章 欠落状態冒険者始動する
第20話 捨てられた?
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冒険者登録は無事完了し。謎なステータス。おかしいだろしか言えない必要経験値数を知った俺。さてこの後の俺はどのように――などと思っていると。
「じゃあコモノ。とりあえず私の方には問題なかった。コモノのステータスは何か意味があるのかもしれないので、一応調査はする。まあコモノはこれから自由に生きてくれ」
「……は?」
唐突だったので間抜けな声が出た。いやいやちょっと待てちょっと待て、なんか俺――もう捨てられる感じじゃないか?今おかしいという感じに話してなかったか?なのに捨てられるのか?俺は。
「ちょちょ、えっ?俺のこのステータスおかしいのでは?」
「まあおかしい。明らかにおかしい」
はっきり言われたよ。
「でもこちらでは何もできない。だからコモノ。頑張れ」
ポンポンと俺の肩を叩くアマミ。
「——はい?頑張れって――えっ?」
「今のところ言えるのは、コモノの状態は、DSA。欠落状態冒険者《けつらくじょうたいぼうけんしゃ》だ」
「——欠陥状態冒険者?いや、名前からして俺大丈夫じゃなくないか?」
「大丈夫だ。既にほかでも報告があることだからな。みんな症状は違うが。ちなみにdefect state adventurer。の頭文字でDSAだ。DSAの方が言いやすいからな」
「いや――えっと、その欠陥状態ってのは、レベルが上がらない。上げにくいことがということか?ってか他に俺と同じ症状。バグってるステータスの冒険者が居るのか?」
「まあ他のDSAはコモノとは違うが――それと同じという判断と今なった。でもDSAの中では、一番やばいな」
笑顔でヤバいとか言うな。この人。俺の状態に呆れているというか。もう面白くなってきたのではないだろうか?
「今なったって――さらっと決めたというか」
「とにかく。コモノ。とりあえず状況がわかったからお前は自由だ」
「自由だって」
「ギルドカードがあればまず怪しまれることはないし。依頼も受けれるから生活は出来るはずだ。依頼を受けてモンスターと遭遇したら――だが。低レベルモンスターを選べば何とかなるかもしれん」
「明らかに無理ってオーラが出ている気がするんだが――」
アマミと話していると、アサヒさんが口を挟んできた。
「コモノさん。ちなみにレベル1の場合はスライム退治くらいですので。それ以上は攻撃をくらったら即死します。またスライムでも強い個体が出た場合一撃の場合があるので注意してください。基本逃げるということを頭の中に」
「——えっと――ちなみに、スライムを倒した時の経験値は?」
「10あるかないかくらいです」
「……」
聞き間違いかな?スライム倒したら10000とかじゃないのか?アサヒさんよ0が少なく――ないのか?あっ、ダメだ。アサヒさんのこの顔は完全に無事を祈るという感じだな。俺――ちょっとの事でマジで死ぬのかもしれない。
ってか、やべー、俺スライム以下なのか。って、スライムがこの国では最弱という扱いらしいが――その最弱相手でも俺命の危機になるのか……生きるのも大変そうだ。って、ここで生きることに俺はなったのか。なったんだな。
「……詰んだだろ。これ」
いきなりやって来た世界が、この世界もなんか俺に厳しい。現実世界もなかなかだった気がするが――こっちはこっちで厳しい。せっかく新しい世界?とでもいうところになんで来たのかとか一切わかってないが――でも来たのに。とんでもない外れを引いたらしい。
これなら――現実での生活の方がまだ命の危機はなかったような――いや、あっちはあっちでそろそろ命の危機だった気がするな。そう考えると――先ほどの話からこちらでは自分で依頼を選んで――できることを選べる感じだったからまだマシ?なのだろうか。
あっ、でも待てよ。現実世界には俺はちゃんと家。寝床があったっが。この世界では――現状お金もなければ、武器もない。武器がないということは依頼も受けれるのが限られる。ってか、俺なんかの何も知らない奴が依頼を達成できるのだろうか?これで依頼が無理だと――食うことも何もできないだろう。
俺――そのうち餓死するかな?
「……どうしたもんか」
いろいろお先真っ暗の俺。ギルドの受付でぼそりとつぶやくのだった。
「じゃあコモノ。とりあえず私の方には問題なかった。コモノのステータスは何か意味があるのかもしれないので、一応調査はする。まあコモノはこれから自由に生きてくれ」
「……は?」
唐突だったので間抜けな声が出た。いやいやちょっと待てちょっと待て、なんか俺――もう捨てられる感じじゃないか?今おかしいという感じに話してなかったか?なのに捨てられるのか?俺は。
「ちょちょ、えっ?俺のこのステータスおかしいのでは?」
「まあおかしい。明らかにおかしい」
はっきり言われたよ。
「でもこちらでは何もできない。だからコモノ。頑張れ」
ポンポンと俺の肩を叩くアマミ。
「——はい?頑張れって――えっ?」
「今のところ言えるのは、コモノの状態は、DSA。欠落状態冒険者《けつらくじょうたいぼうけんしゃ》だ」
「——欠陥状態冒険者?いや、名前からして俺大丈夫じゃなくないか?」
「大丈夫だ。既にほかでも報告があることだからな。みんな症状は違うが。ちなみにdefect state adventurer。の頭文字でDSAだ。DSAの方が言いやすいからな」
「いや――えっと、その欠陥状態ってのは、レベルが上がらない。上げにくいことがということか?ってか他に俺と同じ症状。バグってるステータスの冒険者が居るのか?」
「まあ他のDSAはコモノとは違うが――それと同じという判断と今なった。でもDSAの中では、一番やばいな」
笑顔でヤバいとか言うな。この人。俺の状態に呆れているというか。もう面白くなってきたのではないだろうか?
「今なったって――さらっと決めたというか」
「とにかく。コモノ。とりあえず状況がわかったからお前は自由だ」
「自由だって」
「ギルドカードがあればまず怪しまれることはないし。依頼も受けれるから生活は出来るはずだ。依頼を受けてモンスターと遭遇したら――だが。低レベルモンスターを選べば何とかなるかもしれん」
「明らかに無理ってオーラが出ている気がするんだが――」
アマミと話していると、アサヒさんが口を挟んできた。
「コモノさん。ちなみにレベル1の場合はスライム退治くらいですので。それ以上は攻撃をくらったら即死します。またスライムでも強い個体が出た場合一撃の場合があるので注意してください。基本逃げるということを頭の中に」
「——えっと――ちなみに、スライムを倒した時の経験値は?」
「10あるかないかくらいです」
「……」
聞き間違いかな?スライム倒したら10000とかじゃないのか?アサヒさんよ0が少なく――ないのか?あっ、ダメだ。アサヒさんのこの顔は完全に無事を祈るという感じだな。俺――ちょっとの事でマジで死ぬのかもしれない。
ってか、やべー、俺スライム以下なのか。って、スライムがこの国では最弱という扱いらしいが――その最弱相手でも俺命の危機になるのか……生きるのも大変そうだ。って、ここで生きることに俺はなったのか。なったんだな。
「……詰んだだろ。これ」
いきなりやって来た世界が、この世界もなんか俺に厳しい。現実世界もなかなかだった気がするが――こっちはこっちで厳しい。せっかく新しい世界?とでもいうところになんで来たのかとか一切わかってないが――でも来たのに。とんでもない外れを引いたらしい。
これなら――現実での生活の方がまだ命の危機はなかったような――いや、あっちはあっちでそろそろ命の危機だった気がするな。そう考えると――先ほどの話からこちらでは自分で依頼を選んで――できることを選べる感じだったからまだマシ?なのだろうか。
あっ、でも待てよ。現実世界には俺はちゃんと家。寝床があったっが。この世界では――現状お金もなければ、武器もない。武器がないということは依頼も受けれるのが限られる。ってか、俺なんかの何も知らない奴が依頼を達成できるのだろうか?これで依頼が無理だと――食うことも何もできないだろう。
俺――そのうち餓死するかな?
「……どうしたもんか」
いろいろお先真っ暗の俺。ギルドの受付でぼそりとつぶやくのだった。
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