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憧れの遊園地デート
そろそろお昼にする?
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「大丈夫ですか?」
コーヒーカップを降りた「おじさん」を介抱するミノルくん。
「あ、あぁ、しばらく一人で遊んでおいで」
「おじさん」はぐったりとしながらミノルくんに向かって手を振った。
ミノルくんは首を全力で横に振る。
「いえいえ!せっかく一緒なんですから、一人でなんて言わないでください!!」
ミノルくんの瞳が涙で潤むのをみて、「おじさん」は慌ててベンチから立ち上がった。
「あ、あぁ、わかった、わかったから泣かないで!」
「うぅっ」
「おじさん」はこみ上げる吐き気を抑えながらミノルくんを宥めながら次のアトラクションに向かうためベンチを離れた。
…
「ミノルく~ん!」
「あはは!あ、こっちです~!」
あれから二人はメリーゴーランドにむかった。
柵に寄りかかって「おじさん」は作り物の馬の上で嬉しそうにはしゃぐミノルくんに手を振ったり、その表情をカメラにおさめたりしている。
「どうだった?」
ルンルンで降りてきたミノルくんに「おじさん」が尋ねる。
「すっごく、楽しかったです。王子様になってみたいでした!」
「ははは、それは良かった」
その時、ミノルくんのお腹からささやかな悲鳴が上がった。
「あ、あれ?」
ミノルくんは恥ずかしそうにお腹を摩っている。
「お腹すいたのかな?けっこう、はしゃいでいたものね」
「おじさん」はミノルくんの頭を撫でる。
「何か食べに行こうか」
園内にはレストランやフードワゴンなど様々ある。
「あ、あれ、食べてみたいです!」
「どれかな?」
二人はミノルくんの赴くまま、フードワゴン巡りをした。
砂糖たっぷりのチュロス、テーマパークのロゴが入った熱々の肉まん、大きなドリンクカップに入ったコーラなどミノルくんが食べたいと思ったもの「おじさん」は余すことなくすべて買ってくれた。
「はい、一口どうぞ?」
二人で別々の味を買ったアイスクリームをスプーンに掬ってミノルくんは「おじさん」に差し出す。
「え、あ、いいの?」
「はい!早くしないと溶けちゃいますよ?」
「あ、あわわわ」
「おじさん」は勢いよくミノルくんの持っているスプーンを口に含んだ。
「どうですか?」
「う、うん、美味しいね。ミノルくんも一口いかが?」
「わぁ!いいんですか?」
ミノルくんはあ~んと口を開けて「おじさん」が口にアイスクリームを入れてくれるのを待っている。
「これくらいかな?」
適量、スプーンですくうと「おじさん」はミノルくんの口元に運んだ。
「はむう、美味しいですねぇ!」
ミノルくんは嬉しそうに眦を下げた。
それを見て「おじさん」も思わず微笑んでしまった
二人の出すポカポカオーラのせいか、あっという間にアイスはとけだして二人の手を汚したのだった。
コーヒーカップを降りた「おじさん」を介抱するミノルくん。
「あ、あぁ、しばらく一人で遊んでおいで」
「おじさん」はぐったりとしながらミノルくんに向かって手を振った。
ミノルくんは首を全力で横に振る。
「いえいえ!せっかく一緒なんですから、一人でなんて言わないでください!!」
ミノルくんの瞳が涙で潤むのをみて、「おじさん」は慌ててベンチから立ち上がった。
「あ、あぁ、わかった、わかったから泣かないで!」
「うぅっ」
「おじさん」はこみ上げる吐き気を抑えながらミノルくんを宥めながら次のアトラクションに向かうためベンチを離れた。
…
「ミノルく~ん!」
「あはは!あ、こっちです~!」
あれから二人はメリーゴーランドにむかった。
柵に寄りかかって「おじさん」は作り物の馬の上で嬉しそうにはしゃぐミノルくんに手を振ったり、その表情をカメラにおさめたりしている。
「どうだった?」
ルンルンで降りてきたミノルくんに「おじさん」が尋ねる。
「すっごく、楽しかったです。王子様になってみたいでした!」
「ははは、それは良かった」
その時、ミノルくんのお腹からささやかな悲鳴が上がった。
「あ、あれ?」
ミノルくんは恥ずかしそうにお腹を摩っている。
「お腹すいたのかな?けっこう、はしゃいでいたものね」
「おじさん」はミノルくんの頭を撫でる。
「何か食べに行こうか」
園内にはレストランやフードワゴンなど様々ある。
「あ、あれ、食べてみたいです!」
「どれかな?」
二人はミノルくんの赴くまま、フードワゴン巡りをした。
砂糖たっぷりのチュロス、テーマパークのロゴが入った熱々の肉まん、大きなドリンクカップに入ったコーラなどミノルくんが食べたいと思ったもの「おじさん」は余すことなくすべて買ってくれた。
「はい、一口どうぞ?」
二人で別々の味を買ったアイスクリームをスプーンに掬ってミノルくんは「おじさん」に差し出す。
「え、あ、いいの?」
「はい!早くしないと溶けちゃいますよ?」
「あ、あわわわ」
「おじさん」は勢いよくミノルくんの持っているスプーンを口に含んだ。
「どうですか?」
「う、うん、美味しいね。ミノルくんも一口いかが?」
「わぁ!いいんですか?」
ミノルくんはあ~んと口を開けて「おじさん」が口にアイスクリームを入れてくれるのを待っている。
「これくらいかな?」
適量、スプーンですくうと「おじさん」はミノルくんの口元に運んだ。
「はむう、美味しいですねぇ!」
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それを見て「おじさん」も思わず微笑んでしまった
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