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マキとケイくん
出会い
オンラインゲーム仲間、ルリちゃんカップルでやらかした出来事以降、反省と言うか後悔と言うか、遊ぶ気になれなくて家に引き篭もっていた。
せっかくの夏休みなのに。
外に出なきゃって思って、私は友達のマキを誘った。
「アイ、彼氏作んないのー?」
こんな会話をするマキ。マキは、私が人の彼氏とか旦那とばかり恋愛してるなんて事は一切知らない。寝取り癖って言うのかな。今までも、あんまり彼氏とかの話もした事もない。
「うーん。欲しいんだけどね」
今は、マキと一緒に喫茶店に来ていた。夏休み入って髪を染めたはいいけど、彼氏もいないしで暇な私は、急にマキにご飯食べよって呼ばれて、すぐいいよーって言った。
マキは、彼氏が仕事終わったらこのあと遊ぶらしいけど、それまで暇らしい。
「マキはどうなのー?彼氏とはもう1年くらいだっけ?」
私はマキに聞いた。
マキには一つ上の18歳の彼氏がいた。
「うん。ケイと付き合って1年経った。でも、この前すごい喧嘩しちゃって、やっと昨日仲直りしたんだよね」
「そうなの?なに?どうしたの?」
「ケイってさぁ、たまにライン返事遅くて、私が浮気してんじゃない?って疑って、スマホ見たら、女と連絡取ってたの。1回遊んだだけらしいけど」
「嘘!?最悪じゃん。絶対にしてるよ。もう連絡取らせてない?ってか、別れるのは考えてないの?」
「うん。取らせてないよ。別れるの考えたけど、やっぱり好きだから、嫌でなんだよね。ケイかっこいいし、それまでは浮気も一切なかったし」
「そっかぁ…」
私とマキはこの日、主に恋愛話をしていた。ほとんどがマキの彼氏の話しだけど。マキの彼氏、浮気しちゃったんだって。前にマキから写真見せられたけど、本当イケメンだった。まぁモテるよねって感じ。あれだけかっこよかったら、浮気の一回や2回は仕方ないような気がする。
マキとしばらく話してたら、マキがスマホを手にした。
「彼氏から。仕事終わったってー。何も食べてないだろうし。ここに呼ぼうかなー。アイ大丈夫?」
「うん。私は大丈夫だけど、彼氏私いたら気を使わない?」
「それは大丈夫大丈夫。結構社交的だから」
なんか、マキといた喫茶店にそのまま彼氏呼ぶことになったみたい。まぁ、マキご飯食べたから、またご飯屋さんに入るの面倒だもんね。
いつもなら、友達の彼氏と会うって、少しドキドキしちゃってたかもしれない。でも今は、ルリちゃんとの一件が衝撃的過ぎて、そんな気分にはなれないでいる。自分でやった事なんだけどね。だからこそ。
しばらくして、ケイくんが来た。
私は、画像で見るより、もっとかっこよくてびっくりした。高身長で茶髪で、顔もかっこよくて、やばかった。
さっきまで本当もう人の彼氏とかやめようって思ってたのに、ケイくんを見てもう揺らいでしまっていた。
「彼氏のケイだよ。ケイ、友達のアイ」
「初めまして」
お互いそう言って頭を下げる。
私はなんだか緊張していた。
それからは、なんだか少し気まずかった。ケイくんとマキが結構ラブラブだったし、私は振られた時ぐらいしか話す事ないし。
私は一目惚れに近い感覚を覚えていて、なんか、気まずいんだけど、まだ話していたいような、そんな妙な心境になっていた。
その日はご飯食べてから解散した。
かっこ良かったけど、もう会えないだろうなぁと思ってたら、それからマキは、ケイくんといるときたまに私を呼ぶようになった。夏休みなのもあるけど、バイトもしてなかったから私はいつも暇だし、マキたちがなんとなく暇な時に呼ばれてたって感じ。
内心私はケイくんと会えるのが嬉しくて、マキに誘われたら基本断らなかった。会うたびに、少しずつだけど、ケイくんとも仲良くなって行った。
そんなある時、またマキに呼ばれて、私は結構ラフな格好で行った時があった。キャミに短パンと、ちょっとした羽織ものだけ。キャミの中には見せてもいいデザインのブラを着ていた。露出高めだったけど、羽織りものが結構いい役目果たしててそんな派手には見えない。
マキの家に上がった。マキの家は共働きで、昼間は誰もいなかった。少ししてケイくんが来た。
「ちょっとアイ、胸出過ぎー。いいなぁ大きくて」
「えーちょっと、やめてって」
マキがルイくんの目の前で、キャミの上から私の胸を触って来た。私は笑いながら拒否ってた。
その時、なんだか、ケイくん、今日私の体ばっか見てる事に気が付いた。なんか、そんなジロジロ見られてる訳じゃないんだけど、なんとなく、ふとした時に。まぁでも、露出は高めだし、角度によっては谷間だって見えるし、そりゃ見るよねって感じなんだけど。マキはあまり気にしてないみたいだった。
マキがトイレに行った時、ケイくんなんか本当読んでたから、いつもよりちょっと近付いた。
「何読んでるのー?」
片手に体重を乗れて、彼にもたれかかるようにして、本を覗き込んだ。谷間も出来ちゃって、ケイくんの目線からは丸見えだけど。ちょっとわざとやってた。
「面白い?」
私は言う。もうケイくんとは何度も会ってるから、お互いタメ口で話していた。
「まぁ。つかお前、服やばくねぇ?」
ケイくんが、私の谷間をちらっと見て言った。
「えー何が?」
「胸ですぎ」
「そう?」
「うん」
「もっと見てみるー?なんて」
私は笑いながら言って、彼にくっついた。なんか、ケイくんもまんざらでまなそうな感じがしたから。
「やめろって」
ケイくんは笑いながら言った。
「冗談だよ」
って言って、私も笑った。
その日はちょっと進展があった夕方くらいまでマキの家にいたんだけど、マキがトイレ行った時、ケイくんにライン聞かれた。なんでだったかな。忘れたけど、私は普通に教えた。キャミの効果がも。
それから、ケイくんと二人でラインするようになった。
私 ケイくん私の胸また見てたでしょ?笑
ケイくん うん。バレてた?
私 マキいるのに!
ケイくん マキはぺちゃだし
私 ぺちゃって何可愛い
私 そういえば、マキ大丈夫?スマホ見るって言ってたよ
ケイくん 大丈夫。アイの名前変えてるから 笑
私 そうなんだ でも、こまめにトーク削除した方がいいよ
最初はこんな内容だった。
マキと3人で会ったあと、二人でこんな風なふざけたラインを送り合っていた。ある日、二人で遊びたいねって話になって、遊びに行った。
その時は別に何もなかったんだけど、思ったより楽しくて、私はますますケイくんともっと一緒にいたいって思うようになった。
マキに隠れて、ケイくんと会うようになった。でも二人とも、なんとなく、遊ぶだけで何もなかった。ケイくんからしたら、私はマキの友達だしってところがあるんだと思う。なのに二人で遊んだりするのはいいのはなんでなのかは謎だけど。
でも何回か遊んだりする中で、私はケイくんの手を繋いだ。彼の顔を見上げると、少し戸惑った顔をしたけど、握り返してくれた。私は嬉しくて、笑った。
マキとケイくんと3人で遊んだり、ケイくんと内緒で会ったりって日が続いた。そして、とうとう、私とケイくんは一線を超えてしまう。
それは、ケイくんと二人でカラオケしてた時の事。
カラオケの曲が終わって、しばらく曲も入れないで二人で話してた。電気も暗めにしてたから、ちょっと雰囲気はあったかも。
「ん…ん…」
私とケイくんは、気づいたらキスしてた。
彼の舌が入って来て、私はそれを受け入れる。
しばらくキスしてたら、胸も揉まれた。私の体はピクって反応した。
そんな時に、彼のスマホが何度か振動する。
「大丈夫?マキじゃない?」
私は唇を離して行った。ちょっと息が切れている。
「大丈夫」
ケイくんはそう言って、また私にキスして胸を揉んだ。
この時、私は、胸が張り裂けそうなくらいドキドキしていた。なんか、いつもと違かった。人の彼氏とこんなことしちゃうのは一緒なんだけど、いつもはえっち目的って言うか、あんまり取ってやろうとは思ってなかった。でも、ケイくんは、このときはもう、マキと別れてくれたらなぁって思うようになっていた。
何度もケイくんと会ったり遊んだりした事で、私は、ケイくんを好きになっていた。
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