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嫌われて当然
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「どういうこと?」
恐る恐る、詩が尋ねる。
これ以上聞くと、紬に一層辛い思いをさせるかもしれない。だが、震えて涙を流すのを見て、何もしないわけにはいかなかった。
「そのままの意味よ。私がたくさん迷惑かけて苦しめたから、お母さんは私のことを嫌いになった。それだけ」
「それだけって、そんなんじゃわからないよ」
「聞いても、面白いことなんてなにも無いわよ。それでも聞きたい?」
紬の問いに、詩は無言で頷く。
紬は伝っていた涙を拭うと、ふーっと大きくため息をついた。
「念の為言っておくけど、お母さんが冷たい人だとか、そんなんじゃないから。悪いのは、全部私。それを間違えないなら、話してもいいけど」
「ああ。頼む」
再び頷く詩。全て自分が悪いなどと言われても、納得などできそうにない。
だがそれを言ったら、紬は何も語ってくれなくなるだろう。
グッと言葉を飲み込み、彼女の話に耳を傾けた。
「私のお父さんはずっと昔に死んじゃったから、顔もよく覚えてない。だから私にとって家族はお母さんだけだったけど、不満なんてなかった。毎日それなりに楽しくやれてたし、私に霊力なんてなければ、きっとそんな日々が続いていたでしょうね」
「霊力?」
「そう。アヤカシたちがほしがってる、この霊力よ。こんなものがあるせいで、アヤカシに絡まれて酷い目にあったことは、一度や二度じゃなかった」
アヤカシの中には人間の世界に住む者もいて、さらにその中には、人を襲ったり悪事を働いたりする奴もいる。
だからこそ玉藻家は、そんなアヤカシを取り締まるよう、月城家と盟約を交わしていたのだ。
しかしいくら取り締まると言っても、アヤカシの悪事を全て見張れるわけではない。
人間が一人や二人襲われる程度のことなど、とても把握しきれないだろう。
ほとんどアヤカシは、人間など取るに足らぬ存在と思い、襲うことなど滅多にない。
ただし、紬のように霊力を持ち、アヤカシが見える者は例外だった。
「子供の頃から、アヤカシを見たことが何度もあった。声をあげて騒いだこともある。そんな人間はアヤカシにとって珍しいし、霊力はアヤカシの本能を刺激する。襲われることなんて、しょっちゅうだった」
せめてもの幸いだったのは、幼い頃は、今ほどの霊力を持っていなかったことだろう。
だから、例え襲われても、必死になればなんとか逃げ切ることができた。
食われたり霊力を吸い尽くされたりするという、最悪の結末にはならずにすんだ。
とはいえ、なら良かったとは到底思えない。
「突然騒ぎ出して、何度もケガをして帰ってくる。そのせいで、周りからは気味悪がられた。そんな子どもを持った親が、変わらずその子を愛せると思う?」
「まさか……」
紬の問いかけに、詩は息を飲む。そこからどんな言葉が続くかは、嫌でも想像がついた。
しかし、詩はそれを否定するように言う。
「でも紬のお母さんは、紬に霊力があることは知っていたんだろ。お父さんだってそうだったんだから」
これは、詩の言う通りだ。
紬の霊力は父親から受け継いだものであり、母も、そんな父からアヤカシの話は聞かされていたそうだ。
「ええ。お母さんも、私が騒いだりケガしたりするのは、アヤカシのせいだってちゃんとわかってた」
「だったら……」
「けど理由を知ってるからって、それがなんになるって言うの? 霊力もなくてアヤカシも見えないお母さんには、どうすることもできない。そんな問題を、私は次々運んできたのよ。その度に心配をかけた。変な目で見る人たちに、何度も頭を下げていた。そんなの、嫌われて当然よ。だからお母さんは、私を月城の家に渡したの」
それから月城の家で受けた仕打ちを思うと、苦しくもなるし、怒りも湧いてくる。
だが怒りの矛先は、あくまで月城の者たちであり、母親へは少しも向けられていなかった。
他に怒りを向ける相手がいるなら、それは自分自身だ。
母は間違いなく、自分を愛してくれていた。
そんな彼女を苦しめ、追い込んだのは、他でもない自分自身。
だから、嫌われたのはその罰なのだ。こんな自分など、愛されなくて当然なのだ。
そう思ったところで、一度拭った涙が、再び溢れてくる。
「おかしいわね。こんなので、今さら泣くことなんてないと思っていたのに」
こんなことになったのは、やはり幻術によって見せられた夢のせいだろう。
あるはずのない幸せ。それを無理やり見せられたせいで、心がざわつく。
もう、この話はやめにしよう。そう言おうとするが、その前に、詩がポツリと呟いた。
「……違う」
「えっ?」
何が違うというのか。聞き返そうとしたが、そう言った詩の顔を見て、言葉を失う。
今の彼は、酷く悲しく、切なそうな表情を浮かべていた。
「多分、勘違いしてる。紬のお母さんは、紬のことを嫌ってなんかいない」
「────っ! いい加減なこと言わないでよ!」
詩の言葉を、打ち消すように叫ぶ。
慰めのつもりで言ったのなら、そんなものはいらない。
それでも詩は、しつこく食い下がってきた。
「紬のことが嫌いになったって、本当にお母さんがそう言った? 周りから、そう教えられただけなんじゃないの?」
「そんなこと……」
それに関しては、詩の言う通りだった。
お前は気味が悪いから捨てられた。そう言われたのは、月城の家に行った後。寧々や常貞からだった。
とはいえ、それで考えを改めるなんてことはない。
「だったら、どうして私を月城の家なんかにやったのよ! そんなの、嫌いだからに決まってるじゃない!」
「本当に? 実は、お母さんも騙されていたんじゃないの? 月城の家に来れば、アヤカシに襲われずにすむ。平和に暮らすことができる。そう言われて、紬のためを思って送り出したんじゃ……」
「やめて!」
再び叫び、詩の声を掻き消す。
もしもそんな真相があったのなら。本当は、今も自分のことを思っていてくれているのなら。そんな想像をしたことは何度もあった。だが、その度に打ち消した。
自分のせいで、たくさん苦労をかけた。たくさん苦しんだ。
そう思うと、そんな都合のいいことなど、考えることすらおこがましいと思った。
「私みたいなの、愛してくれるはずない。絶対、嫌われてる」
そう言った紬を見て、詩は思い出す。
紬に初めて好きだと告げ、幸せな家族になりたいと言った時の時、彼女は言っていた。自分が、誰かに愛されるなんてことはないと。
親から嫌われ、見放されたと思い込んでいる彼女が、どんな思いでそれを言ったのか。それをようやく理解する。
しかし、それならなおのこと伝えたかった。
「そんなことない。紬のお母さんは、ちゃんと紬のことを想っているよ」
「やめてって言ってるでしょう! あなたに、何も知らないあなたに、何がわかるっていうのよ!」
詩が何を言っても、所詮何も知らない部外者だ。紬の心には、何も響かない。
だが、詩はさらに、ポツリと言う。
「────知ってるよ」
「えっ?」
それを聞いて、初めて紬の勢いが弱まる。
何を言っているのか、理解できずに戸惑う。
「知ってる。紬のお母さんが、どんな気持ちで紬を月城の家にやったか。それに、どれだけ紬のことを思っていたか」
「なにを……言ってるの?」
詩が言っているのは、有り得ないこと。彼が母のことなど知っているはずがない。
なのになぜだろう。真っ直ぐにこちらを見て言うその姿は、とてもいい加減なことを言っているようには見えなかった。
「あなたはいったい、何を知ってるの?」
その質問に、詩はすぐには答えなかった。しばらくの間、何かを考えるように押し黙る。
そして、ようやく口を開いてこう言った。
「ねえ、紬。体の調子が良くなったら、一緒に行ってほしいところがあるんだ。紬の知りたいこと、俺の知ってること、全部話す。それじゃダメかな」
できることなら、今すぐ聞きたかった。どこに行くつもりかは知らないが、なぜわざわざそんなことをするのか、まるでわからない。
それでも、詩の様子は相変わらず真剣で、意味なく言っているとは思えない。
「わかったわよ。そのかわり、絶対話して」
迷った挙句、そう答える。
いったいどこに連れていかれ、何を聞かされるのか。
いくら考えても、見当もつかなかった。
恐る恐る、詩が尋ねる。
これ以上聞くと、紬に一層辛い思いをさせるかもしれない。だが、震えて涙を流すのを見て、何もしないわけにはいかなかった。
「そのままの意味よ。私がたくさん迷惑かけて苦しめたから、お母さんは私のことを嫌いになった。それだけ」
「それだけって、そんなんじゃわからないよ」
「聞いても、面白いことなんてなにも無いわよ。それでも聞きたい?」
紬の問いに、詩は無言で頷く。
紬は伝っていた涙を拭うと、ふーっと大きくため息をついた。
「念の為言っておくけど、お母さんが冷たい人だとか、そんなんじゃないから。悪いのは、全部私。それを間違えないなら、話してもいいけど」
「ああ。頼む」
再び頷く詩。全て自分が悪いなどと言われても、納得などできそうにない。
だがそれを言ったら、紬は何も語ってくれなくなるだろう。
グッと言葉を飲み込み、彼女の話に耳を傾けた。
「私のお父さんはずっと昔に死んじゃったから、顔もよく覚えてない。だから私にとって家族はお母さんだけだったけど、不満なんてなかった。毎日それなりに楽しくやれてたし、私に霊力なんてなければ、きっとそんな日々が続いていたでしょうね」
「霊力?」
「そう。アヤカシたちがほしがってる、この霊力よ。こんなものがあるせいで、アヤカシに絡まれて酷い目にあったことは、一度や二度じゃなかった」
アヤカシの中には人間の世界に住む者もいて、さらにその中には、人を襲ったり悪事を働いたりする奴もいる。
だからこそ玉藻家は、そんなアヤカシを取り締まるよう、月城家と盟約を交わしていたのだ。
しかしいくら取り締まると言っても、アヤカシの悪事を全て見張れるわけではない。
人間が一人や二人襲われる程度のことなど、とても把握しきれないだろう。
ほとんどアヤカシは、人間など取るに足らぬ存在と思い、襲うことなど滅多にない。
ただし、紬のように霊力を持ち、アヤカシが見える者は例外だった。
「子供の頃から、アヤカシを見たことが何度もあった。声をあげて騒いだこともある。そんな人間はアヤカシにとって珍しいし、霊力はアヤカシの本能を刺激する。襲われることなんて、しょっちゅうだった」
せめてもの幸いだったのは、幼い頃は、今ほどの霊力を持っていなかったことだろう。
だから、例え襲われても、必死になればなんとか逃げ切ることができた。
食われたり霊力を吸い尽くされたりするという、最悪の結末にはならずにすんだ。
とはいえ、なら良かったとは到底思えない。
「突然騒ぎ出して、何度もケガをして帰ってくる。そのせいで、周りからは気味悪がられた。そんな子どもを持った親が、変わらずその子を愛せると思う?」
「まさか……」
紬の問いかけに、詩は息を飲む。そこからどんな言葉が続くかは、嫌でも想像がついた。
しかし、詩はそれを否定するように言う。
「でも紬のお母さんは、紬に霊力があることは知っていたんだろ。お父さんだってそうだったんだから」
これは、詩の言う通りだ。
紬の霊力は父親から受け継いだものであり、母も、そんな父からアヤカシの話は聞かされていたそうだ。
「ええ。お母さんも、私が騒いだりケガしたりするのは、アヤカシのせいだってちゃんとわかってた」
「だったら……」
「けど理由を知ってるからって、それがなんになるって言うの? 霊力もなくてアヤカシも見えないお母さんには、どうすることもできない。そんな問題を、私は次々運んできたのよ。その度に心配をかけた。変な目で見る人たちに、何度も頭を下げていた。そんなの、嫌われて当然よ。だからお母さんは、私を月城の家に渡したの」
それから月城の家で受けた仕打ちを思うと、苦しくもなるし、怒りも湧いてくる。
だが怒りの矛先は、あくまで月城の者たちであり、母親へは少しも向けられていなかった。
他に怒りを向ける相手がいるなら、それは自分自身だ。
母は間違いなく、自分を愛してくれていた。
そんな彼女を苦しめ、追い込んだのは、他でもない自分自身。
だから、嫌われたのはその罰なのだ。こんな自分など、愛されなくて当然なのだ。
そう思ったところで、一度拭った涙が、再び溢れてくる。
「おかしいわね。こんなので、今さら泣くことなんてないと思っていたのに」
こんなことになったのは、やはり幻術によって見せられた夢のせいだろう。
あるはずのない幸せ。それを無理やり見せられたせいで、心がざわつく。
もう、この話はやめにしよう。そう言おうとするが、その前に、詩がポツリと呟いた。
「……違う」
「えっ?」
何が違うというのか。聞き返そうとしたが、そう言った詩の顔を見て、言葉を失う。
今の彼は、酷く悲しく、切なそうな表情を浮かべていた。
「多分、勘違いしてる。紬のお母さんは、紬のことを嫌ってなんかいない」
「────っ! いい加減なこと言わないでよ!」
詩の言葉を、打ち消すように叫ぶ。
慰めのつもりで言ったのなら、そんなものはいらない。
それでも詩は、しつこく食い下がってきた。
「紬のことが嫌いになったって、本当にお母さんがそう言った? 周りから、そう教えられただけなんじゃないの?」
「そんなこと……」
それに関しては、詩の言う通りだった。
お前は気味が悪いから捨てられた。そう言われたのは、月城の家に行った後。寧々や常貞からだった。
とはいえ、それで考えを改めるなんてことはない。
「だったら、どうして私を月城の家なんかにやったのよ! そんなの、嫌いだからに決まってるじゃない!」
「本当に? 実は、お母さんも騙されていたんじゃないの? 月城の家に来れば、アヤカシに襲われずにすむ。平和に暮らすことができる。そう言われて、紬のためを思って送り出したんじゃ……」
「やめて!」
再び叫び、詩の声を掻き消す。
もしもそんな真相があったのなら。本当は、今も自分のことを思っていてくれているのなら。そんな想像をしたことは何度もあった。だが、その度に打ち消した。
自分のせいで、たくさん苦労をかけた。たくさん苦しんだ。
そう思うと、そんな都合のいいことなど、考えることすらおこがましいと思った。
「私みたいなの、愛してくれるはずない。絶対、嫌われてる」
そう言った紬を見て、詩は思い出す。
紬に初めて好きだと告げ、幸せな家族になりたいと言った時の時、彼女は言っていた。自分が、誰かに愛されるなんてことはないと。
親から嫌われ、見放されたと思い込んでいる彼女が、どんな思いでそれを言ったのか。それをようやく理解する。
しかし、それならなおのこと伝えたかった。
「そんなことない。紬のお母さんは、ちゃんと紬のことを想っているよ」
「やめてって言ってるでしょう! あなたに、何も知らないあなたに、何がわかるっていうのよ!」
詩が何を言っても、所詮何も知らない部外者だ。紬の心には、何も響かない。
だが、詩はさらに、ポツリと言う。
「────知ってるよ」
「えっ?」
それを聞いて、初めて紬の勢いが弱まる。
何を言っているのか、理解できずに戸惑う。
「知ってる。紬のお母さんが、どんな気持ちで紬を月城の家にやったか。それに、どれだけ紬のことを思っていたか」
「なにを……言ってるの?」
詩が言っているのは、有り得ないこと。彼が母のことなど知っているはずがない。
なのになぜだろう。真っ直ぐにこちらを見て言うその姿は、とてもいい加減なことを言っているようには見えなかった。
「あなたはいったい、何を知ってるの?」
その質問に、詩はすぐには答えなかった。しばらくの間、何かを考えるように押し黙る。
そして、ようやく口を開いてこう言った。
「ねえ、紬。体の調子が良くなったら、一緒に行ってほしいところがあるんだ。紬の知りたいこと、俺の知ってること、全部話す。それじゃダメかな」
できることなら、今すぐ聞きたかった。どこに行くつもりかは知らないが、なぜわざわざそんなことをするのか、まるでわからない。
それでも、詩の様子は相変わらず真剣で、意味なく言っているとは思えない。
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