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第1話 強力
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ゲーム中にログアウトできなくなるとか、
ゲームの開始にとんでもなく高い魔法が使えるとか、
ゲーム開始時は、底辺スキルしか使えないとか…ではなくて、
そのゲームには、とある強力な縛りがあった。
***
「俺は、このゲームで最強です!」
「何を言う、私の方が最強です!!」
「また、始まったかです。毎回、最強自慢ですかです」
「そんなことやっても意味ないのにねぇ~です」
ここは、ファンタジー系であれば必ずある
…いや、普通の世界であればある、居酒屋である。
酒に呑まれて不幸自慢をするように、彼らもある事で譲る気はないようだ。
「知っているかです。俺には、この最強の攻撃魔法、失言があるのだぞです」
「そんなのは攻撃魔法になるはずながいです。私の攻撃術、超高速言語破棄の方が最強です」
2人の口げんかは、いつもの通りの光景で、居酒屋の面々は誰も気にしていない。
ゲーム世界でありながら、自由度の高い世界というのはよくある話だが、この世界などの創造者たちはどこかネジの一本くらい曲がっていたのか、おかしい世界設定が1つあった。
いや、この世界と自由に行き来できる世界全てにも、1つずつちょっと?というような設定だ。
設定というからには、そこから逃れるすべはないのだが。
「あの子たち、結構気にしているということです」
「しっかし、そんな縛りなんてあってもなくても同じ事です」
「そうだねぇ~です。最初は気にしていても、そのうち気にならなくなるだろうしねぇ~ですからです」
「自動でくっつくんだから、気にしてもムダなのです」
気になって仕方がない2人以外は、至って日常がそこにあった。
ゲームの開始にとんでもなく高い魔法が使えるとか、
ゲーム開始時は、底辺スキルしか使えないとか…ではなくて、
そのゲームには、とある強力な縛りがあった。
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「俺は、このゲームで最強です!」
「何を言う、私の方が最強です!!」
「また、始まったかです。毎回、最強自慢ですかです」
「そんなことやっても意味ないのにねぇ~です」
ここは、ファンタジー系であれば必ずある
…いや、普通の世界であればある、居酒屋である。
酒に呑まれて不幸自慢をするように、彼らもある事で譲る気はないようだ。
「知っているかです。俺には、この最強の攻撃魔法、失言があるのだぞです」
「そんなのは攻撃魔法になるはずながいです。私の攻撃術、超高速言語破棄の方が最強です」
2人の口げんかは、いつもの通りの光景で、居酒屋の面々は誰も気にしていない。
ゲーム世界でありながら、自由度の高い世界というのはよくある話だが、この世界などの創造者たちはどこかネジの一本くらい曲がっていたのか、おかしい世界設定が1つあった。
いや、この世界と自由に行き来できる世界全てにも、1つずつちょっと?というような設定だ。
設定というからには、そこから逃れるすべはないのだが。
「あの子たち、結構気にしているということです」
「しっかし、そんな縛りなんてあってもなくても同じ事です」
「そうだねぇ~です。最初は気にしていても、そのうち気にならなくなるだろうしねぇ~ですからです」
「自動でくっつくんだから、気にしてもムダなのです」
気になって仕方がない2人以外は、至って日常がそこにあった。
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