遊ぶつもりでログインしたら、融合異世界という現実だった。

夜空のかけら

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第95話 忘れているかもしれないけれど、婆ちゃんの孫だからね

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「同族と来たか」
「ええ、同じ町の出身ですし、町でも重要人物の孫ですので」
「あの町の婆ちゃんの孫か!」
「ええ、あとで集中抗議が来ると思います」
「いや、それは遠慮したい」

 婆ちゃんは、どこへ行っても有名らしい。

「婆ちゃんは、神族から還俗した人?だからね。神族にも知っている人は多いの」
「へぇ~、誠くんと真名ちゃんが孫ということは…あれれ、神格持ち?」
「前にも話したけれど、あの町は地界に近く、そして全員が神格持ち。神族に高格するための条件の1つは既に持っているの」
「それは、聞いていないと思う」
「あら…。あ、真名ちゃん気がついたみたい」

 真名ちゃん、確かに起きた様子。
 まだ、ぼんやりしているけれど。

 今の状況が分かったらしく、トーコが抱いているところから起き上がるようにしてる。
 それをトーコが優しく

「まだ、目眩などがあるでしょ、もう少しこのままで居なさい」
「ん~、ありがと」

 真名ちゃんが完全復活したのは、それから10分くらい経ってからだった。

「お姉ちゃん、ありがとうございました」
「うんうん。いいね。お姉ちゃんっていう言葉。なんだか、身体が震えてるよ」

 ツボったのは、そっちかい。

「真名さん。申し訳なかった。魔法を教える側としては失格だな。魔力操作などを教えないで、真っ先に魔力を使わせて、しかも、魔力欠乏という命の危険性を言わなかったのは。光の魔法の魔力値で、舞い上がっていた。本当に、ごめんな」

 その言葉に、真名ちゃんは慌てたように

「そんな、水がばしゃばしゃ出たのにはびっくりしたけれど、魔法ってこういうことができるんだって思った。ただ、いきなり周りが暗くなって、自分自身がどこかへ吸い出されるとか、温かくて何かに包まれていると感じたり。悪いことばかりじゃなかった。だから、いいです。もう、謝らなくても」

 真名ちゃん…しっかりしているなぁ~。
 いや、むしろ婆ちゃんの孫だと感じさせる言葉だ。

「気を取り直して、魔法についての…いや、スキル等についての講義を行うことにしたいが、今日はここまでで終わりとしよう。魔力は1日眠ることで全回復する。他にも回復方法はあるが、眠った方の回復量が大きいので、明日になったら、座学での講習を行う。では、今日はお疲れ様。ゆっくり休むんだぞ。ああ、それと魔法の使用はダメだ。誠、ダメだぞ」

 先生に念を押されてしまった誠は、指摘されて不満の様子。
 でも、それは正しい。
 だれも見ていないところで、魔法行使は危険だと分かっていると思うから。
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