遊ぶつもりでログインしたら、融合異世界という現実だった。

夜空のかけら

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第114話 サブシナリオ

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トーコと洞窟探索(?)をした翌日のことだ。
 教室に集まった4人に対して、先生がこういうことを言った。

「サブシナリオをしてみないか?」
「サブシナリオ?」

 聞いたことがない。
 今までに、シナリオということ自体が初耳だ。

「サブシナリオとは何ですか?シナリオという用語も初めて聞きました」

 誠も初耳だったらしい。

「あれ?言っていなかったか。魔法学校へ入り、自分のランクを1以上にすることがシナリオ目標だと言うことは」

 トーコが、その発言に対して呆れたように指摘した。

「そういえば、何も言っていなかったわね。そもそも、目標についても何も言っていなかったし」
「そうか。もう全て知っているものと勘違いしていたよ」

 そういう重大なことは、忘れないで欲しい。

「目標とは、自分で何かを成したときに取得できる職業を指す。例えば、火系魔法使いの初級とか。それに対して、サブシナリオは、目標こそ小さく達成が容易なものを指す。サブシナリオでは職業ではなく、各種個性を伸ばすことが可能だ。個性というのは、各種パラメーターや現状に付加できる特別能力のことだ」
「すると、魔法学校に入校することは、目標ではなかったのですね。当初は、それだけしか聞いていませんでした。ともえ様からは」
「全くあの人は、肝心なところが抜けているから」

 先生は、誠の言葉に続くように、呆れた声を出した。

「それで、先生はどんなサブシナリオを用意してるんだ」

 教室の黒板上モニターに写し出されたのは、マップ。
 そのマップは、単にまっすぐな通路を入口から出口に抜けるためのもの。
 右側に、全長と罠の数、休憩所などの情報が並んでいる。

 全長 1km(自動1m/s)
 罠 なし
 休憩所 なし
 特記事項 魔力を使用せずに魔法が使用できる。
 目標 1種の魔法ランクを1つ上げること。(上限2)
 実績 未選択(累積情報なし)
 取得 目標を達成した属性ランクに沿った職業が与えられる

「魔力を消費せずに魔法使い放題と言うことで間違いないか」
「その通りだ。ここでは、生活魔法を含めたあらゆる魔法が魔力消費なくて使い放題だ。まぁ、生活魔法の使い放題は、魔法学校内だったらいつでもできる。回数制限もない。ランク1は、そういう意味がある。ただし、ここ以外では魔力を消費してしまうから、経験を上げる方が優先されてしまうが」
「ふと思ったのだが、サブシナリオは何回でも受けることができるのか」

 これが、できるとなれば、魔法のランク上げは容易になる。
 どのくらいで、できるのか分からないが。

「受けることはできる。ただし、シナリオの目標に達するまでだ」
「シナリオの目標は?」
「1つの属性をランクを1つあげることだが」
「だが?」
「属性は、いくつもある。全て2まで上げられるということは、ランクだけではなく、レベルも上がる。魔法学校にいる間は、効率よくレベルも上がるということ」

利点が多いということだが、
全長の後ろの1メートル毎秒は何だろうか?
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