遊ぶつもりでログインしたら、融合異世界という現実だった。

夜空のかけら

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第123話 調子に乗っていました

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真名ちゃんの話しは、非常に簡単だった。
状況的に、俺の方が先か、真名ちゃんの方が先かという感じ。

「いろんな魔法がどんどん使えるから、もっと大きい魔法を使おうとして、何か作れないか考えてしまったの」
「作る」
「うん」

病室に入った面々は、俺が寝ているベッドの周囲に丸椅子を置いて、話している。

応接セットには、すぐ後に入って来た白衣の男女が座っている。

トーコが、先生の肩を突いている。

「何かな?」
「真名ちゃんの最大魔法と最大威力は、どうなっていたの」

どこから出したのか、目の前に小さな窓を出して、確認している。

「これ、いや、こっちか。みんな見てくれ」

そういうと、その窓は全員が見えるように大きくなった。

神宮 真名
魔法暴発により、リミッター発動中

「先生?」
「あ~、秘匿事項になってた」

とりあえず分かったのは、今の真名ちゃんの状態だった。

「これ、意味あります?」
「ないな」
「なにが?」

先生が窓を消して、真名ちゃんの方を見ると、先生の方を見られないのか、俯いてしまう。

「今の真名ちゃんの状況は、魔法が使えないようになっている。しかし、これはいつか解除される。解除は、段階的に行われるが、魔法の制御ができないから暴走した訳で、段階的開放時に魔法制御を学んでも、完全解放でも制御できるかどうか分からない」
「まぁ、今は使いたくても使えない状況なんだ「もう使いません。魔法なんて」が」

先生の言葉に被さるようにして、真名ちゃんが顔を上げて宣言した。

しかし、

「いい?真名ちゃんは、特別なの。特別という言葉が嫌なら、秀でているものがあるの。それを生かすことが求められている。直に、舟も与えられるでしょう。その前に、ある程度の制御は必要なの。でも、このままじゃ、うまくないのは事実ね。何かいい方法があれば」

「はい」

誠が小さく手を上げてる。

「誠くん。何かな」

背筋を伸ばすように座り直した誠くんが

「うちのお母さんは、ヒマさえあれば、パソコンを使って何かをしているし、婆ちゃんは編み物をしていました。どうして?と聞いたら、手先を使うことで力の出し加減を感じているって言っていました」

トーコが何かに気がついたようで、手を打った。

「そうよ。そう、力の入れ具合は、何も魔力だけじゃなかったわ。誠くんのお母さんのやっていることは違うと思うけれど、婆ちゃんの編み物は、正にそれよ」
「確かに。しかし、何をさせるかが問題だろう」
「そうね…。金細工辺りはどうかしら」
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