遊ぶつもりでログインしたら、融合異世界という現実だった。

夜空のかけら

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第154話 実習2 疑似人格

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「そうです、迷宮のコアには疑似人格があります、このクラウストラも疑似人格を持っています」

「疑似人格を持つと利点があるのか」

「利点は、ある程度の臨機応変に対応できるという点です。疑似人格がない場合、機械的対応となるため、予想外の事態に対応できません。あらかじめ、全てのイベントの対応について、インプットしておく必要があります」

「なるほどな。でも、疑似人格ありとなしでは維持費その他が違うだろ」

「もちろんです。疑似人格があると初期費用は高くなりますが、効率的運用が可能となり、長期的には維持費が安くなります。逆に、ない場合は初期費用は安いものの、長期になればなるほど維持費が嵩んできます。あと、コア売却時にも安く買いたたかれます。疑似人格のありなしは、後天的に変更することはできません。例外もありますが」

「その例外とは?」

「コアの中心には、人格プログラムか機械プログラムのどちらかを収納した魂間機構があります。ここを取り出して、ペンダントなどに加工すると、プログラム内包の特別なアイテムが作れます。このアイテムは、特定の迷宮において、迷宮探査を優位に進めることができます。ただし、どの迷宮なのか、どういう優位性なのかは、はっきりしていません。確率的にはある。という感じでしょうか」

「危機を感じるコアを取得して、ペンダントに加工なんかできるか」

「難易度は、かなり高いと思いますよ。まぁ、人の場合なら…という意味です」

「人格ではなく、神格なら別の方法があるということだな」

「色々考えてください。答えは一つではありませんから。さて、それではランク1の罠迷宮は終了して、ランク2の洞窟における罠発見法に進みましょう。今回は、全員で行ってください。トーコ、現地での説明をお願いします。私は、ここで状況を把握します」

先生を除く4人は、その部屋を出て、ほぼ反対側にやや下がる洞窟入口が見えた。
トーコが説明をし始める。

「迷宮と違って、洞窟は自然のものよ。だから、罠と言っているけれど、実際は罠ではなくて、自然に作られてしまったものがほとんど。ということは、その罠を見抜くには、ちょっとした経験があればいい。これから、それを教えるから、聞き逃さないでね」

洞窟入口に立つ。
地面すれすれに床面を見ると、尖った場所は概ねなく、結果的に多くの人が使っていることが分かった。

「そうそう、この作業は大事よ。足元の問題は最初に確認しておかないと、思わぬところで、足を引っ張ることになるから」

基本は大事…ということだな。
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