162 / 175
第161話 実習4 罠解除のイメージ
しおりを挟む
「魔法で解除できるとしても、その罠がどういう種類でどういう効果があるのかが分かっていないと、解除することは難しいでしょう」
「単に罠解除でダメなのか」
「全ての罠というイメージは、どうやって作るのでしょう。そもそも、知らない罠を解除できるのでしょうか」
「なるほどな。それで実習か」
「はい。罠の発動体験。罠の設置や効果、レクチャーによる罠の種類など、イメージを作るのに必要な材料は揃ったはずです。これで、体験した罠に関する解除イメージができて、罠解除の魔法を発動させるだけで、経験した罠は、全部解除されます」
考えてみれば、凄いことだ。
イメージにも経験と知識が必要ということ以上に、同じパターンで様々なことに応用できる。
「でだ。探索系のおすすめ属性はなんだ」
「おすすめは水系ですね」
「その理由は?」
「水蒸気としての利用以外に、重量式の罠と思われる部分に水を集めて、重さを増して作動させることができます。矢や礫などの飛来物も負傷なく防ぐことも可能だからです」
「水魔法か、生活魔法はなんだったかな」
「浄水ですね。汚染水の浄化です。でも、ここならランク1の魔法が使えます。イメージで発動するかやってみるといいでしょう。使えなければ、ランク1よりも上ということになります」
「ランクの意味が良く分からない。前からも」
「基本的に、ランクごとにどの程度まで魔法が使えるかどうかは、知らぬ間に分かってしまいます。ですから、イメージを持っても発動しないというのは余りありません。ここまで、というのを知っていますからね」
「でも、俺は知らないぞ」
「この場所限定でかさ上げしていますからね。ランク2に上がれば、分かりますが」
「そもそもだ。ランク1だと、探索魔法で分かる範囲も狭いのだろ」
「まぁ、1mくらいですかね。ランク2なら2m」
「ランク3は、3mか」
「ランク3は、4mですが、同時発動で9つまでストックができます。つまり、36mくらいなら、普通に連続発動みたいなことができます。ランク2は、同時4つです。計算上は8mですが、そんなに広いものは必要ありません」
「ランク1だと探索魔法が使えないように聞える」
「イメージを膨らませることを忘れてはいけません。魔法発動後の挙動は自然と同じです。水球を発動、床面ギリギリに滑らせることによって、窪みに水が貯まったりするため、罠の発見の補助も可能です。水球も大きさの調整や形状の変更で1m以上も飛ぶ、飛ばせることができます。イメージですよ、イメージ」
「単に罠解除でダメなのか」
「全ての罠というイメージは、どうやって作るのでしょう。そもそも、知らない罠を解除できるのでしょうか」
「なるほどな。それで実習か」
「はい。罠の発動体験。罠の設置や効果、レクチャーによる罠の種類など、イメージを作るのに必要な材料は揃ったはずです。これで、体験した罠に関する解除イメージができて、罠解除の魔法を発動させるだけで、経験した罠は、全部解除されます」
考えてみれば、凄いことだ。
イメージにも経験と知識が必要ということ以上に、同じパターンで様々なことに応用できる。
「でだ。探索系のおすすめ属性はなんだ」
「おすすめは水系ですね」
「その理由は?」
「水蒸気としての利用以外に、重量式の罠と思われる部分に水を集めて、重さを増して作動させることができます。矢や礫などの飛来物も負傷なく防ぐことも可能だからです」
「水魔法か、生活魔法はなんだったかな」
「浄水ですね。汚染水の浄化です。でも、ここならランク1の魔法が使えます。イメージで発動するかやってみるといいでしょう。使えなければ、ランク1よりも上ということになります」
「ランクの意味が良く分からない。前からも」
「基本的に、ランクごとにどの程度まで魔法が使えるかどうかは、知らぬ間に分かってしまいます。ですから、イメージを持っても発動しないというのは余りありません。ここまで、というのを知っていますからね」
「でも、俺は知らないぞ」
「この場所限定でかさ上げしていますからね。ランク2に上がれば、分かりますが」
「そもそもだ。ランク1だと、探索魔法で分かる範囲も狭いのだろ」
「まぁ、1mくらいですかね。ランク2なら2m」
「ランク3は、3mか」
「ランク3は、4mですが、同時発動で9つまでストックができます。つまり、36mくらいなら、普通に連続発動みたいなことができます。ランク2は、同時4つです。計算上は8mですが、そんなに広いものは必要ありません」
「ランク1だと探索魔法が使えないように聞える」
「イメージを膨らませることを忘れてはいけません。魔法発動後の挙動は自然と同じです。水球を発動、床面ギリギリに滑らせることによって、窪みに水が貯まったりするため、罠の発見の補助も可能です。水球も大きさの調整や形状の変更で1m以上も飛ぶ、飛ばせることができます。イメージですよ、イメージ」
0
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー
白木夏
ファンタジー
2040年の初春、突如として地球上の主要都市に謎のダンジョンが出現した。
その特異性は明らかで、人口密集地を中心に出現し、未開の地には一切現れないという法則性を帯びていた。
人々は恐怖に震えつつも、未知なる存在に対する好奇心を抑えきれなかった。
異世界転移した最強の主人公のほのぼのライフ
主人公はあまり戦ったりはしません。
ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者
哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。
何も成し遂げることなく35年……
ついに前世の年齢を超えた。
※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。
※この小説は他サイトにも投稿しています。
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国辺境でただ静かに生き延びたいだけの少年・ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、母が遺したノートに記された、物理法則を応用した「高圧魔力」の理論と、徹底した費用対効果至上主義だけだ。
敵国三千の精鋭が灰燼城に迫る絶望的状況。ヴァンは剣を振るわず、心理戦と補給線攪乱だけで、たった三日で敵軍を撤退させる。
この効率的すぎる勝利は帝国の中枢に届き、彼は最高峰の帝国軍事学院への招待状を手に入れる。
「英雄になりたいわけじゃない。ただ、母の死の真相と父の秘密を知るため、生き残らなきゃならないだけだ」
無口最強の仮面メイド・シンカク、命を取引に差し出した狼耳少女・アイリ。彼は常にコスパの高い道を選び、母の遺したノートの謎、そして生まれて一度も会ったことのない父・帝国大元帥のいる帝都の闇へと踏み込んでいく。
正義も英雄も、損をするなら意味がない。合理主義が英雄譚を侵食していく、反英雄ミリタリー学園ファンタジー。
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる