95 / 190
95回目 聖女と魔女
しおりを挟む
「ローズ、お前は魔女だな。俺は聖女と結婚する。お前は、婚約破棄と同時に国外追放だ」
「確かに、私は魔女ですが、聖女でもあるのですよ」
「ミミーは、聖女だと言っていた。ミミーと結婚する。魔女はいらん」
おかしいわね。
魔女にならないと聖女にもなれないのだけれど。
そもそも聖魔術という魔法の一つだし。
「そのミミーという聖女は、どちらに?」
「なんだ魔女という者が見えていないのか、さすがに魔女だな」
王子に纏わり付く猫が1匹。
これか?
猫好きな王子だ、何か狂って…いやいや、後追いは危ない。
「いえ、分かりました婚約破棄を受けます。国外追放も」
「そうか、ならさっさと国外へ行け。戻ってくるな」
城から城へ通じる廊下を歩きながら、
「国外追放と言っても、隣国とは壁を隔てて隣。歩いて1分で国境なんだけれど」
そのまま、自城へ。
「ただいま」
「お帰りなさいませ」
「国外追放を受けたわ」
「それは、おめでとうございます。では」
「ええ、こっち側は閉めておいて」
これで、アホな王子から逃れることができたわ。
猫好き魔女嫌いでよかったわ。
「確かに、私は魔女ですが、聖女でもあるのですよ」
「ミミーは、聖女だと言っていた。ミミーと結婚する。魔女はいらん」
おかしいわね。
魔女にならないと聖女にもなれないのだけれど。
そもそも聖魔術という魔法の一つだし。
「そのミミーという聖女は、どちらに?」
「なんだ魔女という者が見えていないのか、さすがに魔女だな」
王子に纏わり付く猫が1匹。
これか?
猫好きな王子だ、何か狂って…いやいや、後追いは危ない。
「いえ、分かりました婚約破棄を受けます。国外追放も」
「そうか、ならさっさと国外へ行け。戻ってくるな」
城から城へ通じる廊下を歩きながら、
「国外追放と言っても、隣国とは壁を隔てて隣。歩いて1分で国境なんだけれど」
そのまま、自城へ。
「ただいま」
「お帰りなさいませ」
「国外追放を受けたわ」
「それは、おめでとうございます。では」
「ええ、こっち側は閉めておいて」
これで、アホな王子から逃れることができたわ。
猫好き魔女嫌いでよかったわ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
20
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる