極端に短い婚約破棄

夜空のかけら

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1 モモは自由きまま

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卒業式パーティーが開催されている。

壇上には、シリアル王太子。
そして、横には男爵令嬢モモ。
後ろには、王太子の側近がいる

対する目の前には、公爵令嬢ローズがいる。

今は、断罪劇中である。


シリアル王子が言う。

「モモに嫌がらせをしたな」
「いいえ」
「婚約は破棄だ」
「嫌です」
「決定だ」
「…」

モモが言う。
「王子様、嬉しいです」
「モモと婚約をする」

シリアル王子が宣言をすると、取巻きたちは、モモを祝福した。

ローズは、
「私はリアル王子と婚約します」

リアル王子は、隣国である帝国の大使でもある。

「あ、私もそっちがいい」

モモが言うから、感動の婚約破棄は有耶無耶になってしまったそうだ。
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