【完結】いわゆる婚約破棄だったが、見ているだけではない。

夜空のかけら

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5 暗躍する者→男爵令嬢編⑤ 男性進入禁止エリア。

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手始めにやらかしたのは、生徒会長の王太子の学園内の施設案内から…


「君が編入されてきた男爵令嬢だね。私は王太子。生徒会長だ。遅れて入ってきた君に学園内施設を案内する役目で来た」


学園内の案内板には、校舎や図書館、魔法実習室や薬学室、食堂などが記されている。

ただし、部屋の枠線だけで、そこが何の部屋か分からないものもある。


学園外の人。

すなわち部外者立ち入り禁止など、いくつかの制限がかかっている部屋がそれだ。


「王太子様、ここへ行っていいですか?」


敵者から言われたのは…


『王太子が絶対に案内しないところへ連れて行け』


本当は、もっと短い指示だったけど、こう曲げた。


案内先は、学園学習領域から居住領域に繋がる通路の奥ある“男性進入禁止エリア”。

特別な事情がない場合は、女性とでも入るのは、大問題なその場所である。


ちなみに、女子寮の地下階で隣接している場所でもあるので、いちいち外に出なくてもいい。

そこへ連れ込んだ。


そして、地下3階にある地下露天風呂まで案内。


この露天風呂、設計者が何を考えたのか不明だが、天井に星々が見える。

昼間でも見えるが、その影響か少し暗い。


実際に入浴する際は、ぼんやりする光点が付き添うようにくっついて来るので、足下が危ないということもない。


周囲に他人がいないことは確認済み。


『置いていけ』


指示は、王太子が天井に見とれている間に、ここに置き去りにすること。


今後の展開?に必要なんだろうと思ったし、敵者の言葉に逆らうのはやめたから。


そして、王太子に見つからないように、こっそり1階に戻り、そのまま知らぬ顔で自分の部屋へ。


そして、騒動が起きる。
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