【完結】いわゆる婚約破棄だったが、見ているだけではない。

夜空のかけら

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8 諦める者→公爵令嬢編② 全ての能力値は、表示7桁でも…実際は100桁。*

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謎人は、1歳を迎えるまで毎日、私の魔力増強をしていた。


最初から勝手にしていたように、私がお願いした訳ではない。


『ふむ、まだまだだな』


何が、まだまだなの?

聞いても答えてくれない。


いや、まだ言葉がしゃべれる程の成長をしていない。

身体の赴くままの行動はしているから、少々恥ずかしいことがあっても、両親はそれが普通だと分かっている。

だから、異常な事態になっていることを知らない。


魔力は、その年齢の平均を遙かに超え、乙女ゲームの時の表示桁。

7桁は超えていると思う。

7桁を超えると、表示は“9,999,999”となって、その後変化しない。

ただし、表示は変化しなくても、実際は増加している。


開発者が、後日談で言っていた。

『いや~、本当は表示できる桁を100桁くらいにしたかったんですよ。でも、それだけで能力値の欄が埋まってしまうのは問題だったので、表示だけは7桁にしました。』


乙女ゲームで王太子をしていた声優さんは、びっくりしたかのように…

『すると、表示は7桁、実際は100桁というのもあり得ます?』


開発者が笑いながら

『あります。しかも、全ての能力値がそうなるように、遊んでみました」


…どこに能力値を100桁にする人がいるんですか!

今、身をもってその極地に行こうと…いや、行かされそうな雰囲気何ですけれど!


…そういえば、魔法を教えるということで、公爵家に来たエルフは、年齢を数えるのを止めたと聞いたけど、あれも、100桁の被害者なんだろうか。


今さらだけど、このゲーム。

意味不明なスキル群とその経験値でレベルが上がるというもの。

経験値が100桁なら、レベルも100桁か…いい加減にしろ!


でも、今さらそんなことを開発者に言いたくても、言える訳はなく、謎人は相変わらずの強制魔力増強行動。

止める手段もなく、言葉を早く覚えようと頑張っています。


…言語も100桁個以上ある訳じゃないよね?
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