【完結】いわゆる婚約破棄だったが、見ているだけではない。

夜空のかけら

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27 名ばかり聖女&神官の…① 笑い声から始まる物語w

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「いやいやいや、ないでしょう。これは、あはははは…お腹痛い」

「全く…いつもいつも心配する私に感謝しなさいよ。でも、こ、これは面白いね~」



この2人は、兄妹である。



しかし、ちょっとおかしい…いや、怪しい兄妹。



なぜ笑っているかと言うと、二重結界魔方陣の形が最近遊んだゲームの魔方陣の模様と同じだったから。

そのゲームは、女性に人気があった乙女ゲームと呼ばれるものの発展、ネット対応版。



元々の設定は…影も形もない。

それはそうだ。

ログインしてくるプレイヤー全員に行き渡る役なんてある訳がない。



ただし、決まっていることはある。



魔族の王、魔王がいる。

人間の王、人王がいる。

神々の王、神王がいる。



重要な職業を集める事で、各王に挑戦できる。



…など。



その重要な職業には、勇者や聖女、魔導師、賢者、神官など。



仲が良いというには、行き過ぎている感がある二人だが、これでも重要な職業を複数もっている、いわゆるチート兄妹である。



元々、私たちは2人だけでもできる。

他の人、必要ない…と主張した結果のお話。



そして、今、ネットゲーム中に自らが飛び込んだ形になって、笑っている。



周囲には、召喚を実行した者が召喚者を見て呆けている。



召喚直後に爆笑である。

呆けるのも当たり前だろう。



「あ~面白い。さぁて、『ストップ』」



妹が何気なく放つ言霊。

その言霊と同時に周囲の人の動きが止る。



「なにがどうなっているか、説明してもらわなきゃね」



「こいつかな?」



他の人よりも豪華なローブ。

紫色で、襟などに金糸が入っている者を指差す。



「そうね」



『偽りない回答をせよ』



妹よ

別に、畏まる必要はなくて「ごまかさないで話して」でも、言霊としては問題がないのだが、最初のうちは…か?



「聖女さまがいなかったので、召喚するようにナゾの者に指示されました」



ナゾ?

運営か?



『ナゾとは、なんだ』



「分かりません」



結局、このナゾは分からなかった。

続いて、この世界について話してもらったが、特筆すべき事は何もなく、ふつーの世界だった。



「ね、ね、この世界があの世界なら、あれが起きるはず。だから、学園へ入ってみない?」



何が起きる?

決まっているじゃないか、リアル婚約破棄だ。

ただし、兄妹による破壊行動付きの。

別段、会場を崩壊させるのではなくて、登場人物の再教育などのことだ。



しかし、

まさか他の者?が、そんなことをしているとは思わなかった。

それが、あの『ナゾの者』だとは。
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