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13.住み込み5日目の朝
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※R18です。
ギャビン視点
疲れ果てて眠ってしまったクラリッサの寝顔を見ながらその艶やかな髪を梳く。
「無理をさせてしまった……な。」
まさか、手枷を準備しているなんて思わなかった。クラリッサの行動は予想がつかない。
彼女に自分から求めて欲しくて責めすぎてしまった……。
初めての彼女に無理はさせたくなくて、実際に交わったのは一回きり。
再び沸き上がる股間の疼きを必死に抑えて、クラリッサを抱えて眠りについた。
「おやすみ。」
愛しい女を胸に抱く。
その額にそっと口づけを落とした。
彼女と過ごす夜は安らかだーーー
~~~~~
「……ん……。」
股間に生温い感触を感じてて目を開けると、クラリッサが俺の股間を咥えていた。
「っっ!?」
「あ゛……お゛ばようごばいま゛す。ギャビ……ん゛ざま゛。」
(あ、おはようございます。ギャビン様。)
彼女は俺の一部を咥えたまま、くぐもった声で挨拶してくれた。
何でそんなことしてるんだっ!?
「く、クラリッサ……何を……?……うっ……。」
驚いて慌てている俺とは対照的に、クラリッサは疚しいことなんて何も無い笑顔で爽やかに答えた。
「朝、スッキリ起きられるかな?と思って。ギャビン様はいつもお疲れでしょう?スッキリして元気にお仕事へ行けるようにしようかと……。ご奉仕すると良いって女官仲間が言ってたんです。」
女官仲間?
何をクラリッサに教えてるんだ!
クラリッサは再び俺の陰茎を咥え、舌を使って括れを丹念に舐め初めた。
「うっ!!」
時折、俺の反応を伺うように上目遣いで見上げるのが堪らない。
陰嚢が引き絞られるように吐精感が込み上げる。
こんなもの、……クラリッサの口腔内にぶちまける訳にはいかない。
耐える俺の肉棒を咥えたまま、クラリッサは俺を見つめる。口いっぱいに頬張りぎこちない様子で俺を気持ち良くしようと一生懸命だ。
可愛い……。
「ギャビンざま゛、ぎも゛ぢい゛い゛?」
(ギャビンさま、気持ちいい?)
好きな女にそんな事をされて、興奮しない奴なんていないだろう。
痛いほどの欲を孕んで膨らんだソコが暴発する瞬間、俺はクラリッサの咥内から陰茎を引き抜いた。
「うっ。」
先端から迸る白濁が弧を描いて俺の腹を汚す。
寸前のところでクラリッサには掛からなかったようだ。
「あーあ。」
彼女は名残惜しげに俺の白濁を見下ろして指で掬う。
何をがっかりしてるんだ?
「飲もうと思ったのに……。」
止めてくれ。そんなもの飲ます趣味はないんだ。
俺はクラリッサを吐き出した精液で汚さないよう心配したっていうのに……。
「それで、『美味しゅうございます』って言うのがマナーだって教えて貰ったわ。」
クラリッサ、絶対それは嘘だ。
遊ばれているぞ。
美味くないからな。
「クラリッサ、気持ちは嬉しいが寝ている間に咥えるのは止めてくれ。」
「は、はい。これからは一声掛けますね。」
クラリッサは動じた様子も無くていたって平静に答える。
いつだって翻弄されているのは俺の方だ。
「昨日のおしおきは甘かったようだな。今晩は覚悟しておけよ。」
明日の朝は動けなくしてやろう。
その方が心配しなくてすむ。
「え?は、はい。」
家を出る前、クラリッサにそう言ったが、俺はこれからも彼女に負け続けるのだろう。
そんな気がした。
ギャビン視点
疲れ果てて眠ってしまったクラリッサの寝顔を見ながらその艶やかな髪を梳く。
「無理をさせてしまった……な。」
まさか、手枷を準備しているなんて思わなかった。クラリッサの行動は予想がつかない。
彼女に自分から求めて欲しくて責めすぎてしまった……。
初めての彼女に無理はさせたくなくて、実際に交わったのは一回きり。
再び沸き上がる股間の疼きを必死に抑えて、クラリッサを抱えて眠りについた。
「おやすみ。」
愛しい女を胸に抱く。
その額にそっと口づけを落とした。
彼女と過ごす夜は安らかだーーー
~~~~~
「……ん……。」
股間に生温い感触を感じてて目を開けると、クラリッサが俺の股間を咥えていた。
「っっ!?」
「あ゛……お゛ばようごばいま゛す。ギャビ……ん゛ざま゛。」
(あ、おはようございます。ギャビン様。)
彼女は俺の一部を咥えたまま、くぐもった声で挨拶してくれた。
何でそんなことしてるんだっ!?
「く、クラリッサ……何を……?……うっ……。」
驚いて慌てている俺とは対照的に、クラリッサは疚しいことなんて何も無い笑顔で爽やかに答えた。
「朝、スッキリ起きられるかな?と思って。ギャビン様はいつもお疲れでしょう?スッキリして元気にお仕事へ行けるようにしようかと……。ご奉仕すると良いって女官仲間が言ってたんです。」
女官仲間?
何をクラリッサに教えてるんだ!
クラリッサは再び俺の陰茎を咥え、舌を使って括れを丹念に舐め初めた。
「うっ!!」
時折、俺の反応を伺うように上目遣いで見上げるのが堪らない。
陰嚢が引き絞られるように吐精感が込み上げる。
こんなもの、……クラリッサの口腔内にぶちまける訳にはいかない。
耐える俺の肉棒を咥えたまま、クラリッサは俺を見つめる。口いっぱいに頬張りぎこちない様子で俺を気持ち良くしようと一生懸命だ。
可愛い……。
「ギャビンざま゛、ぎも゛ぢい゛い゛?」
(ギャビンさま、気持ちいい?)
好きな女にそんな事をされて、興奮しない奴なんていないだろう。
痛いほどの欲を孕んで膨らんだソコが暴発する瞬間、俺はクラリッサの咥内から陰茎を引き抜いた。
「うっ。」
先端から迸る白濁が弧を描いて俺の腹を汚す。
寸前のところでクラリッサには掛からなかったようだ。
「あーあ。」
彼女は名残惜しげに俺の白濁を見下ろして指で掬う。
何をがっかりしてるんだ?
「飲もうと思ったのに……。」
止めてくれ。そんなもの飲ます趣味はないんだ。
俺はクラリッサを吐き出した精液で汚さないよう心配したっていうのに……。
「それで、『美味しゅうございます』って言うのがマナーだって教えて貰ったわ。」
クラリッサ、絶対それは嘘だ。
遊ばれているぞ。
美味くないからな。
「クラリッサ、気持ちは嬉しいが寝ている間に咥えるのは止めてくれ。」
「は、はい。これからは一声掛けますね。」
クラリッサは動じた様子も無くていたって平静に答える。
いつだって翻弄されているのは俺の方だ。
「昨日のおしおきは甘かったようだな。今晩は覚悟しておけよ。」
明日の朝は動けなくしてやろう。
その方が心配しなくてすむ。
「え?は、はい。」
家を出る前、クラリッサにそう言ったが、俺はこれからも彼女に負け続けるのだろう。
そんな気がした。
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