痛みの代価 【私目線】

一ノ瀬 瞬

文字の大きさ
1 / 1

痛みの代価【私目線】

しおりを挟む
【痛みの代価】

冷たく凍てつき赤々と深紅に染まり床に滴る
鈍いこの感触
鋭い痛み…貴方の…。

【私目線】
私と貴方は好きなものが一緒
私と貴方は似た者同士
いつからだろう…?壊れていく錆びていく
この感情…私は
以前のように貴方に笑顔を向けられない
貴方が私を信じさせてくれた
貴方だけが私の事を愛して…
貴方だけが私を必要として…

だけど裏腹にこの胸は、痛みと寂しさを私に
「…どうして…私は…私…何で信じきれないの…?」
貴方が誰かと話している時間
貴方が誰かに笑いかけているかも知れない
私は耐えられないから…耐えらない…から
だから…あの人と…
私はいつから愛を『アイ』を失ったの…?
寂しさも孤独も寒ささえ貴方といるだけで
埋められた筈なのに…暖かな感情だった筈…
もう私には何もわからない
私は怯えながら…あの人の手を取った
禁忌なのだとわかっていたのに
【側に居るよ…僕ならもっとずっと】
甘い囁きだった私を絡め取るように
私はその甘言に抗えなかった

だから…なのね…
鈍くそして鋭い痛みに目が醒める
夢でも…観ていたのかしら…?
これが歪んだ私の結末なら…受け入れるわ
私を抱きしめるように
悲しく歪んだ笑みを浮かべる貴方を
私に深紅に染まった刃を突き立てる
貴方を私は抱きしめる…大丈夫よ…
これでいいの…ううん…これで良かったのよ
貴方も嬉しそうに歪んで歪な笑みを浮かべて
私に口付けを落とす…
「これで…いいの…よ?ありが…とう」
そう残して私の意識は途絶えた
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

【ヤンデレ八尺様に心底惚れ込まれた貴方は、どうやら逃げ道がないようです】

一ノ瀬 瞬
恋愛
それは夜遅く…あたりの街灯がパチパチと 不気味な音を立て恐怖を煽る時間 貴方は恐怖心を抑え帰路につこうとするが…?

【ヤンデレお狐様は 貴方の親だと洗脳し続け 永遠に可愛がるようです】

一ノ瀬 瞬
恋愛
立派な社のある神社、そこにはとても優しいお狐様がおりました。 お狐様には、何よりも大事で大切な貴方(娘or息子)がおりましたが…… これは、そんな人間の貴方と 血のつながらないお狐様のお話し

【ヤンデレストーカーな、幼馴染のお兄ちゃんは貴方を溺愛している〇〇犯?】

一ノ瀬 瞬
恋愛
貴方を溺愛する幼馴染の正体…それはー…?

【ヤンデレ花屋の優しいお兄さんは貴方の為だけの花と愛を捧げます。】

一ノ瀬 瞬
恋愛
今日も貴方が開けるドアの先には、いつも優しく穏やかな 花屋の店主のお兄さんがいてー…

【情緒不安定なヤンヘラ御曹司は、 貴方に心酔して永遠に離してくれません】

一ノ瀬 瞬
恋愛
貴方が目を覚ました"そこ"は 見知らぬ天井が広がった…豪華な部屋の中だとわかった 貴方の横たわるベッド、そこにいたのはー…

【ヤンデレ蛇神様に溺愛された貴方は そのまま囲われてしまいました】

一ノ瀬 瞬
恋愛
貴方が小さな頃から毎日通う神社の社には 陽の光に照らされて綺麗に輝く美しい鱗と髪を持つ それはそれはとても美しい神様がおりました これはそんな神様と 貴方のお話ー…

【ヤンヘラ献身お兄ちゃんは貴方を(DV)愛しながら2人ぼっちで甘く幸せ共依存】

一ノ瀬 瞬
恋愛
貴方のために献身的な愛を捧げる兄(姉)は、貴方を盲目的に溺愛していた。 そんな兄(姉)に隠れ、貴方はある日の夜兄が寝静まっている頃に 玄関から外へ出ようとしてしまいー…?

【ヤンデレなお兄さんは病弱な貴方を溺愛中。】

一ノ瀬 瞬
恋愛
病弱な貴方を甲斐甲斐しく看病する兄の裏側の真実とはー…

処理中です...