(無双は9話から)女神さまのミスを隠蔽する代わりにチート「天運」を手に入れたので、現実世界で無双する件

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第4話 見事なまでの美しい土下座

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女神さまに「やっぱダメだったみたい」と言われて、僕には思い当たるフシがあった。

「それって、僕が自殺したこと…ですか?」

「ぴんぽんぴんぽん、その通り」

飛び跳ねるようにして言われて、僕はちょっとイラッとした。

こいつ、人の苦しみをなんだと思ってんだ。というか。

「ちょっと待ってください。

よく分かんないけど、つまり僕は人より運がなかったってこと?」

「まあ、そういうことになるわね」

「僕の運、どれくらい少なかったんです?」

「えっとォ」

くるっと女神さまが後ろを向いた。

水色の髪と滑らかな白い服が広がって、それだけ見ると幻想的だ。

その幻想的で美しい女神さまは、僕に背中を見せたまま呟いた。

「…普通の人の、100分の1くらい?」

「はあ?」

思わず大きな声が出た。慌てたように女神さまが振り向く。

「だから怒らないでってぇ」

女神さまが座ったままの僕の肩を両手でがしっと掴んだ。

「分かる。あんたの気持ちはよーく分かるわ。

でもでもでもね、私だってヤバいのよ。もしアカシックレコードにバレたりなんかしたら。

あああもう、考えるだけでガクガクブルブル」

「アカシ…え?」

「とーにーかーく」

女神さまの血走った目が間近に迫る。

「あんたは生き返るの。生き返って寿命をまっとうするの」

「いや、だから」

「お願いっ、この通りっ」

そう言うやいなや、女神さまがバッフンという音を立てて床にはいつくばった。

…見事なまでの美しい土下座だ。この人本当に女神さまなのか?

いや、そんなことをされたって僕の心は揺らがない。

「なんと言われても、嫌なものは嫌です。僕はもう二度とあんな思いはしたくない」

「そこを何とか」

今度はさっきと打って変わり、女神さまが両手をにぎにぎしながら下卑た笑顔で顔を寄せて来た。

「ま、ままま。そんなアンちゃんに耳寄りな情報がありますさかい」
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