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第11話【化学部 ~媚薬がほしい!~】
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しおりを挟むペチャクチャ喋り続けるエイミーから逃げたケリー先生。その後――
【ミカタ学園・昇降口】
エイミー
「…………ここにもいない」
ステラ
「エイミーちゃん、どうしたの? 人探し?」
エイミー
「ケリー先生を探してるんです。さっき化学部にいたのですが、いつの間にかいなくなってしまって……。居場所に心当たりはありませんか?」
ステラ
「ケリー先生は一人になるのが好きだから屋上――」
エイミー
「もう確認しました」
ステラ
「そっか。私は職員室から来たんだけど、もしかしたらケリー先生と入れ違いになってるかも?」
エイミー
「では一応顔を出してみます」
ステラ
「私も暇だから付き合うよ(*^▽^*)」
ケリー
「……くっ。面倒な奴に遭遇しちゃったわね」
エイミー
「ケリー先生! 話の途中で勝手にいなくならないでください! それにキャサリン先輩は!?」
ケリー
「……あたしは別の仕事が入って忙しいの」
エイミー
「何ですか、別の仕事って」
ケリー
「今日から化学部顧問に加え、帰宅部の顧問も任された」
エイミー
「え……? 帰宅部に顧問なんて要ります? そもそも部活じゃないのに」
ケリー
「……とにかく! あたしは帰宅部顧問として、生徒が無事に帰宅したかどうか確認しなきゃいけないの。もう行くから」
エイミー
「あ、ちょっと、ケリー先生!」
ステラ
「……行っちゃったね(;´∀`)」
エイミー
「帰宅部の顧問って本当なんでしょうか」
ステラ
「どう考えても嘘だよね……。万が一〝帰宅部顧問〟なんてものが実在したとしても、ケリー先生が熱心に生徒の面倒を見るとは思えないな。何かウラがあるのかも」
エイミー
「まさか……既に化学部で話していたことを実行して……?」
ステラ
「なになに? 心当たりがあるの?」
エイミー
「実は――」
★続く★
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