恋愛下手な私の今まで。

miyu.

文字の大きさ
93 / 116

あきらの彼女31

しおりを挟む
ナツキはしばらく車を走らせてくれて、私が落ち着くまで何も聞かずにいてくれた。

ひとしきり泣いた後「ナツキありがとう。」ってお礼を言った。

「友達が悲しいときは一緒にいるの当たり前!泣きたいだけ泣きな!」

この言葉にまた涙が止まらなくなった。

ナツキは人の少ない海に連れて行ってくれた。

私の涙が永遠に止まらなくて、支離滅裂になりながら車の中であきらとの出来事を全て話した。

「みゆ、辛かったね。よく頑張ったね!」

ってハグしていい子いい子してくれたナツキ。

「ナツキが彼氏だったらいいのに。」

「あはは!じゃあみゆはあたしの彼女だね!」

この日をキッカケに事あるごとに私はナツキを「マイダーリン」、ナツキは私を「マイハニー」って呼ぶようになった。笑

私の心が落ち着いてから2人で海に行って、海に向かって叫んだ。

「あきらのバカヤロー!!」

「もっと良い女になって後悔させてやるー!!」

ありきたりだけど今の気持ち。

「みゆー!幸せになろうねー!」

ナツキも海に向かって叫んだ後、またハグしてくれた。

浜辺に2人の名前を書いて写真を撮った。

ナツキがいてくれて本当に良かった。

私の人生、色んな所で友達に助けてもらってるな。って改めて思った瞬間だった。

この日はナツキのお家に帰って、ナツキママの手料理を頂いた。

ナツキママと私は波長が似ていてとっても仲良し。

サバサバ系のナツキに、少し天然なナツキママ。

「この2人本当似てる!」って私達のやり取りを見る度にナツキは苦笑い。

居心地がよくって本当に大好きな場所。

ご飯を頂いた後はナツキとお風呂に入って、お布団を並べて敷いてもらって隣で寝た。

寝る前はガールズトーク。

あきらの話をするとまた涙が出てきたけど、ナツキが隣にいてくれたから寂しくなかった。

朝起きるとナツキママの朝ごはん。

帰りはナツキが家まで車で送ってくれた。

遠いのに嫌な顔せず「行くよ!」って男前なナツキ。

ナツキファミリーに何から何までお世話になりっぱなしの2日間だった。

ナツキと車の中でも色んな話をした。

「正直あきらにめっちゃムカついてるけど、みゆが納得できてるなら私は何も言わない。」

って言ってくれた。

正直、私はこの展開に納得できてるのか分からなかった。

納得っていうより、受け入れて別れるしか選択肢はないと思ってたら。

「あきらが大好きだし本当は別れたくなかった。だから納得はできてないのかも。でもこのまま付き合うのはキツいって思ったから別れる選択をしたんだ。」

「みゆは全部気持ち伝えたの?」

「伝えたられたのかな?なんか自分でも分からない。笑」

「ちょっとでもモヤモヤが残ってるならもう1回話しておいで?みゆ自身のためにね!」

「1人になってよく考えてみる、、。」

この数日後にナツキとナツキの彼氏とお茶をした。

ナツキの彼氏は年上で社会人。

彼は社会人だけあって、大人目線で沢山のアドバイスをくれた。

「私やっぱりもう1度あきらに会って話したい!」

「みゆ!頑張っておいで!」

2人が背中を押してくれた。

あきらの家に荷物を取りに行く予定があったので、それを口実にあきらに会いに行くことになった。

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

大丈夫のその先は…

水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。 新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。 バレないように、バレないように。 「大丈夫だよ」 すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m

君と暮らす事になる365日

家具付
恋愛
いつでもぎりぎりまで疲れている主人公、環依里(たまき より)は、自宅である築28年のアパートの扉の前に立っている、驚くべきスタイルの良さのイケメンを発見する。このイケメンには見覚えがあった。 何故ならば、大学卒業後音信不通になった、無駄に料理がうまい、変人の幼馴染だったのだから。 しかし環依里は、ヤツの職業を知っていた。 ヤツはメディアにすら顔を出すほどの、世間に知られた天才料理人だったのだ! 取扱説明書が必要な変人(世間では天才料理人!?)×どこにでもいる一般人OL(通訳)の、ボケとツッコミがぶつかりあうラブコメディ!(予定)

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

たとえ夜が姿を変えても ―過保護な兄の親友は、私を逃がさない―

佐竹りふれ
恋愛
重なる吐息、耳元を掠める熱、そして——兄の親友の、隠しきれない独占欲。 19歳のジャスミンにとって、過保護な兄の親友・セバスチャンは、自分を子供扱いする「第二の兄」のような存在だった。 しかし、初めてのパーティーの夜、その関係は一変する。 突然降ってきた、深く、すべてを奪うような口づけ。 「焦らず、お前のペースで進もう」 そう余裕たっぷりに微笑んだセバスチャン。 けれど、彼の言う「ゆっくり」は、翌朝には早くも崩れ始めていた。 学内の視線、兄の沈黙、そして二人きりのアパート――。 外堀が埋まっていくスピードに戸惑いながらも、ジャスミンは彼が隠し持つ「男」の顔に、抗えない好奇心を抱き始める。 「……どうする? 俺と一緒に、いけないことするか?」 余裕の仮面を被るセバスチャンに、あどけない顔で、けれど大胆に踏み込んでいくジャスミン。 理性を繋ぎ止めようとする彼を、翻弄し、追い詰めていくのは彼女の方で……。 「ゆっくり」なんて、ただの建前。 一度火がついた熱は、誰にも止められない。 兄の親友という境界線を軽々と飛び越え、加速しすぎる二人の溺愛ラブストーリー。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

離婚した妻の旅先

tartan321
恋愛
タイトル通りです。

思い出さなければ良かったのに

田沢みん
恋愛
「お前の29歳の誕生日には絶対に帰って来るから」そう言い残して3年後、彼は私の誕生日に帰って来た。 大事なことを忘れたまま。 *本編完結済。不定期で番外編を更新中です。

処理中です...