恋愛下手な私の今まで。

miyu.

文字の大きさ
104 / 116

大和との出会い6

しおりを挟む
イベントから数日が過ぎ、いよいよ明日は大和くんと約束の日。

『明日大丈夫?』って連絡がきた。

もちろん大丈夫に決まってるじゃん!ニヤニヤが止まらない。

『うん。大丈夫だよ!』

こんなにニヤニヤしてるのに、どうしてクールぶっちゃうのか自分でも不思議。

友達には感情100%で伝えられるのに。

『授業終わったら喫煙所来て?』と言われた。

喫煙所待ち合わせか、、実は喫煙所は苦手。

大和くんと行った時は遅い時間で人がいないからよかったけど、イケイケな人が溜まってることが多い。

友達がいる時は立ち止まってお喋りしたりもするけど、基本は早歩きで通り過ぎる場所。

でも待ち合わせ場所を先に指定されてしまったから仕方ない。

授業が終わって緊張しながら喫煙所に向かう。

遠目から大和くんを見つけることができなかったから奥まで入ってみる。

「みゆちゃーん!」

大和くんが大きい声で呼ぶから注目を浴びてしまい、恥ずかしくて控えめに手を振る。

吸ってたタバコの火をすぐ消して私の目の前に来ると「今日はありがとう!」って頭をポンポンする。

女の子が数人こっちを見ていて視線が辛い。

「じゃあみゆちゃん行こう!また明日なー!」

大和くんがお友達に大きく手を振ったから、私もペコリと軽くお辞儀をした。

校門に向かって歩いていると「大和ー!!」ってモデルみたいな綺麗なギャルが小走りで向かってきて大和くんの腕に巻きついた。

私がいること見えてなかったのかな?

さっきまで私と並んで歩いてた大和くんの腕に巻き付いてどんどん先に進んでしまう。

しばらく歩いて大和くんが立ち止まった。

「俺、今日この子と約束してるから。」

ギャルが振り返って私を見る。視線が痛いよ。

「この子と?付き合ってんの?」

「そんなんじゃねえよ。笑 とりあえずもう行くから。じゃあまたな。みゆちゃん行くよ?」

大和くんが歩き出してしまったのでギャルにお辞儀をして大和くんを追いかける。

付き合ってる?って質問にそんなんじゃねえよって即答してた。

しかもちょっと笑いながら。

からかわれてるだけなのかな?

やっぱり私は恋愛対象じゃないんだって落ち込んだ。

「みゆちゃんどうした?もしかしてさっきの奴に何か言われた?」

普段からマイナスな感情は顔に出さないようにしてるのに大和くんには気付かれてしまった。

「ううん!何も言われてないよ?」

「そっか。なんか元気ない?って思って。今からは俺が楽しませるから!」

大和くんのクシャって笑う大和スマイルが今日も眩しい。

「ありがとう!どこ行くの?」

「それは後でのお楽しみー!」

さっきまで落ち込んでたのに大和スマイルで一気に元通り。

私に興味がなくたって私はやっぱり大和くんが好き。だから今日は何も気にせず楽しもう!って心に誓った。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

大丈夫のその先は…

水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。 新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。 バレないように、バレないように。 「大丈夫だよ」 すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m

君と暮らす事になる365日

家具付
恋愛
いつでもぎりぎりまで疲れている主人公、環依里(たまき より)は、自宅である築28年のアパートの扉の前に立っている、驚くべきスタイルの良さのイケメンを発見する。このイケメンには見覚えがあった。 何故ならば、大学卒業後音信不通になった、無駄に料理がうまい、変人の幼馴染だったのだから。 しかし環依里は、ヤツの職業を知っていた。 ヤツはメディアにすら顔を出すほどの、世間に知られた天才料理人だったのだ! 取扱説明書が必要な変人(世間では天才料理人!?)×どこにでもいる一般人OL(通訳)の、ボケとツッコミがぶつかりあうラブコメディ!(予定)

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

たとえ夜が姿を変えても ―過保護な兄の親友は、私を逃がさない―

佐竹りふれ
恋愛
重なる吐息、耳元を掠める熱、そして——兄の親友の、隠しきれない独占欲。 19歳のジャスミンにとって、過保護な兄の親友・セバスチャンは、自分を子供扱いする「第二の兄」のような存在だった。 しかし、初めてのパーティーの夜、その関係は一変する。 突然降ってきた、深く、すべてを奪うような口づけ。 「焦らず、お前のペースで進もう」 そう余裕たっぷりに微笑んだセバスチャン。 けれど、彼の言う「ゆっくり」は、翌朝には早くも崩れ始めていた。 学内の視線、兄の沈黙、そして二人きりのアパート――。 外堀が埋まっていくスピードに戸惑いながらも、ジャスミンは彼が隠し持つ「男」の顔に、抗えない好奇心を抱き始める。 「……どうする? 俺と一緒に、いけないことするか?」 余裕の仮面を被るセバスチャンに、あどけない顔で、けれど大胆に踏み込んでいくジャスミン。 理性を繋ぎ止めようとする彼を、翻弄し、追い詰めていくのは彼女の方で……。 「ゆっくり」なんて、ただの建前。 一度火がついた熱は、誰にも止められない。 兄の親友という境界線を軽々と飛び越え、加速しすぎる二人の溺愛ラブストーリー。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

離婚した妻の旅先

tartan321
恋愛
タイトル通りです。

思い出さなければ良かったのに

田沢みん
恋愛
「お前の29歳の誕生日には絶対に帰って来るから」そう言い残して3年後、彼は私の誕生日に帰って来た。 大事なことを忘れたまま。 *本編完結済。不定期で番外編を更新中です。

処理中です...