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第2章 学園生活編

処刑そして世界の終焉

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俺が牢に入れられてから、いったいどれぐらいの時間が経っただろうか。数日?数週間?それすらも分からない。サザナミは最後に会ったっきり、もうここには来ていない。ノヴァは今、何をしているのだろうか?

「いい加減····ここも飽きたよ····」

すると、足音が近づいてきた。いったい誰だろうか?

「神城仁!ここから出ろ!」

仮面を被ったその兵士は俺を牢の外に出し、どこかへ歩かせていく。

俺の最終地点は····学園の闘技場だった。そこには大勢の人が····そして、

「今から!神城仁····いや!魔王の処刑を始める!」

俺の目の前には····勇者がいたのだ····6人も。

「これで我々の悲願が達成される!」

勇者6人は俺に聖剣を向ける。

「貴様のせいで····多くの者が死んだ!」

赤の勇者····ノヴァ・スカーレットは俺に叫んだ。

「「「「「「魔王に裁きを!」」」」」」

聖剣が俺の体を貫こうとする。俺はそれを目を瞑って待った。

「これで全てが····終わる」

そうだ····魔王である俺が死ねば、世界は救われる。

もう聖剣は俺の体を貫く寸前だった。するとその瞬間、俺の頭に声が響いた。
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「すんなり死を受け入れるのか?」

お前は····アストラル····なのか?

「そうだ」

お前は確か····俺に命を託して····

「我は命を託しただけで、魂は微かに残っているんだ」

魂····?

「我は魂だけの存在····そしてその最後の力を使ってお前に話しかけている」

····そうか

「そして、お前に我の魂も全てを捧げる!」

だが····俺はもう····

「お前は····世界を救うのだろう?」

しかし魔王に世界は救えない!

「お前には····我の時間魔法があるだろう?」

····そうか····

「世界を救うか滅ぼすか····それはお前が決めることだ!」

俺は····俺は····「世界を滅ぼす魔王となる!」

「貴様の決めた道を行け!」
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「『魂解放アストラル・バースト』」

勇者6人は驚いたのか····距離を取る。

「何!?」
「『魂解放アストラル・バースト』」

闘技場が激しく揺れる。勇者はその振動に耐えれず、地に伏した。

「何が起こっている!?」
「『魂解放アストラル・バースト』」

俺が3回目の魂解放アストラル・バーストを発動すると俺の体に激痛が走る。

「光と闇····今ひとつとなりて『世界を救え世界を滅ぼせ』」

勇者6人以外の全員が意識を失い、倒れていく。

「俺が····いいや····我が····世界の破壊者だ!」

俺は運命には抗えない。俺は魔王としての運命を真っ当する。

「全てを巻き戻せ!『時間遡行リセット』」

その瞬間、世界が巻き戻る。そして俺は、最初に戻った。
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俺は師匠と別れた後に自らの聖剣を破壊する。これによって俺はこの後の人生全てを破壊した。

「これで、俺は完全な魔王としての運命を歩める」

だが俺には1つ捨てられない者があった。それは勇者の証だ。これは捨てようと思っても捨てれなかった。なぜなら既に俺の体に刻まれているからだ。

「いつか使う日が来るだろうか····」

恐らく、この時の俺にはまだ勇者としての心が残っていたのかもしれない。

「全ての魔族よ····我がもとに集え!」

この世界に存在する魔族は俺の魔力に寄ってくる。

「さぁ····世界の終焉を始めよう····」

俺は魔族と協力してラッシュ王国を滅ぼす計画を建てた。俺はまず····ラッシュ王国国王を倒す方法を考えた。

「あいつは強すぎる。我の魔力の3倍はあるな····どうしたものか」

とりあえず、当たって砕けろ作戦で攻めることにした。

「さぁ····行こうか」
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