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第二章
兎35羽 ラビリンス探索
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「あちこちの家が壊れてますね」
「200年前から人は住んでいないって言ってたからね」
朝靄の中、僕達は宿営地を出発して廃墟の村に辿り着いていた。200年前に大型の魔獣によって村は壊滅し廃墟と化している。幽霊が出てもおかしくない心霊スポットだ。
僕達はギルドから渡された廃墟の村の地図に記された一番手前のラビリンスにつく。其所には幅2m、高さ3m程度の地下へと降りていく石造りの階段が有る。
因みにラビリンスとは人工物的な迷宮を指す事が多い。今回は全てが人工物的な迷宮であった為ラビリンス群と言っているようだ。
ラビリンスは床、壁、天井が石のブロックで組まれていて、急拵えには全然見えない。此れを何個も作った迷宮主。ダンマスレベル半端ないのが一目瞭然、かなりヤバい相手だ。やはり黒い月で邪の力が活性化している影響だろうか。
ギルドでは王都に援軍を呼んでいるから、幾つかのクランに分かれて攻略するのかな。僕達も参加する事になるかもしれない。
「ライト!」
階段を降りて行くと直ぐに真っ暗闇になった。マリヤさんが魔法の光を杖にかけ、辺りが明るくなる。
「「おおーーー!」」
迷宮に魔法の光。冒険って感じだ!更に進むと階段が終わり、平らな廊下に出た。
そして奥からカタカタと聞こえる足音がこちらに近づいてきている。
「何か来るよ」
「「は、はい!」」
僕とキョウカさんは剣を抜き、マリヤさんは杖を前に出して、前方を大きく照らす。初めての迷宮戦が始まった。
迷宮の闇から光の中に現れたのは3体のスケルトンだ。手には鉄の盾とロングソードを持っている。そして立ち止まる事も無くカタカタカタカタと3体が押し寄せてくる。
「キャーッ!なんか怖い!」
「奴らのチャージに負けないように!」
僕とキョウカさんは剣を弾かれないように両手でしっかり握り正眼に構える。
「魔法打ちます!魔力の矢!」
低レベルから使える魔力の矢は、ファイヤーアロー等の属性効果を持たない無属性魔法。属性効果が無い分威力は落ちるが、大抵の魔物にダメージを与えられる汎用魔法との事だ。
魔力の矢は右前方のスケルトンの頭にヒットし後ろに仰け反る。 突進するスピードも下がり、後方の一体もその背中にぶつかってくれた。
左のスケルトンが一体で僕らに迫る。
「キョウカさんシザース!」
「はい!」
ロングソードを振り上げて襲いかかってくるスケルトン。
「「せーの!」」
キョウカさんがスケルトンの右横から剣を叩き付け、僕が左横から剣を叩き付ける。
同時に左右からの攻撃を受けて、衝突エネルギーが交差し、スケルトンはバラバラな骨となった。
その間に右のスケルトンが突っ込んでくる。
「魔力の矢!」
2発目の魔力の矢がスケルトンの頭に当たり頭が砕け散った。
生きてるのか死んでるのか分からない……いや、スケルトンだから死んでるんだけど、頭無しスケルトンが走る勢いのまま突っ込んでくる。
「えい!」
キョウカさんの一撃で瓦解するスケルトン。最後の一体も僕の上段からの一撃で無事倒せた。
♢
暗い廊下を更に進んで行くと大きな広間があった。僕達は中をそっと覗くと中にはスケルトンが7体いる。そのうちの3体は戦士の装備をしているスケルトンウォーリアだった。
「数が多いね」
「どうします?」
「「………………(汗)」」
僕とキョウカさんは無言でジャンケンを始めた。あいこ、あいこと続いて、次にチョキを出した僕が勝った。キョウカさんの瞳が涙目になって首を横に振り、無言で嫌々している。
僕とマリヤさんは無言で頑張れのポーズでキョウカさんを励ます。項垂れたキョウカさんは肩を落としながら広間の中へ一人入って行った。
「着装ー!月兎ーーーッ!」
怒りと悲しみが混じった声でキョウカさんの声が広間に響き渡る。
「200年前から人は住んでいないって言ってたからね」
朝靄の中、僕達は宿営地を出発して廃墟の村に辿り着いていた。200年前に大型の魔獣によって村は壊滅し廃墟と化している。幽霊が出てもおかしくない心霊スポットだ。
僕達はギルドから渡された廃墟の村の地図に記された一番手前のラビリンスにつく。其所には幅2m、高さ3m程度の地下へと降りていく石造りの階段が有る。
因みにラビリンスとは人工物的な迷宮を指す事が多い。今回は全てが人工物的な迷宮であった為ラビリンス群と言っているようだ。
ラビリンスは床、壁、天井が石のブロックで組まれていて、急拵えには全然見えない。此れを何個も作った迷宮主。ダンマスレベル半端ないのが一目瞭然、かなりヤバい相手だ。やはり黒い月で邪の力が活性化している影響だろうか。
ギルドでは王都に援軍を呼んでいるから、幾つかのクランに分かれて攻略するのかな。僕達も参加する事になるかもしれない。
「ライト!」
階段を降りて行くと直ぐに真っ暗闇になった。マリヤさんが魔法の光を杖にかけ、辺りが明るくなる。
「「おおーーー!」」
迷宮に魔法の光。冒険って感じだ!更に進むと階段が終わり、平らな廊下に出た。
そして奥からカタカタと聞こえる足音がこちらに近づいてきている。
「何か来るよ」
「「は、はい!」」
僕とキョウカさんは剣を抜き、マリヤさんは杖を前に出して、前方を大きく照らす。初めての迷宮戦が始まった。
迷宮の闇から光の中に現れたのは3体のスケルトンだ。手には鉄の盾とロングソードを持っている。そして立ち止まる事も無くカタカタカタカタと3体が押し寄せてくる。
「キャーッ!なんか怖い!」
「奴らのチャージに負けないように!」
僕とキョウカさんは剣を弾かれないように両手でしっかり握り正眼に構える。
「魔法打ちます!魔力の矢!」
低レベルから使える魔力の矢は、ファイヤーアロー等の属性効果を持たない無属性魔法。属性効果が無い分威力は落ちるが、大抵の魔物にダメージを与えられる汎用魔法との事だ。
魔力の矢は右前方のスケルトンの頭にヒットし後ろに仰け反る。 突進するスピードも下がり、後方の一体もその背中にぶつかってくれた。
左のスケルトンが一体で僕らに迫る。
「キョウカさんシザース!」
「はい!」
ロングソードを振り上げて襲いかかってくるスケルトン。
「「せーの!」」
キョウカさんがスケルトンの右横から剣を叩き付け、僕が左横から剣を叩き付ける。
同時に左右からの攻撃を受けて、衝突エネルギーが交差し、スケルトンはバラバラな骨となった。
その間に右のスケルトンが突っ込んでくる。
「魔力の矢!」
2発目の魔力の矢がスケルトンの頭に当たり頭が砕け散った。
生きてるのか死んでるのか分からない……いや、スケルトンだから死んでるんだけど、頭無しスケルトンが走る勢いのまま突っ込んでくる。
「えい!」
キョウカさんの一撃で瓦解するスケルトン。最後の一体も僕の上段からの一撃で無事倒せた。
♢
暗い廊下を更に進んで行くと大きな広間があった。僕達は中をそっと覗くと中にはスケルトンが7体いる。そのうちの3体は戦士の装備をしているスケルトンウォーリアだった。
「数が多いね」
「どうします?」
「「………………(汗)」」
僕とキョウカさんは無言でジャンケンを始めた。あいこ、あいこと続いて、次にチョキを出した僕が勝った。キョウカさんの瞳が涙目になって首を横に振り、無言で嫌々している。
僕とマリヤさんは無言で頑張れのポーズでキョウカさんを励ます。項垂れたキョウカさんは肩を落としながら広間の中へ一人入って行った。
「着装ー!月兎ーーーッ!」
怒りと悲しみが混じった声でキョウカさんの声が広間に響き渡る。
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