異世界ウサギ紀行 ー 最強鎧の神装鎧月兎が羞ずかし過ぎる!?

花咲一樹

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第二章

兎40羽 To be, or not to be:生きてるの?死んでるの?

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「本当に帰ってしまっていいんですか?」

 黄金骸骨を放置したまま帰っていいのかとキョウカさんは心配げな顔で聞いてくる。向こうではやはり戦闘を諦めた黄金骸骨が「ヨイショ」と玉座を持ち上げて元あった場所に運んでいる。

「ここで睨みあってても千年戦争だし、いったん戻ってアンデット属性の武器を借りるなりした方が良さそうだよ。
 それに今回は無理しない様にとギルドから言われているし、迷宮主が分かっただけでも収穫だよ」

「はい!そうですね!馬車で街迄一日ですし」

 馬車……。って事は帰って更に行って来いで後3回は乗るのか……。

 馬車酔いを心配して不安顔の僕を励ます様に「大丈夫ですよ!私がサッとエチケット袋出しますから」と言ってくれた。いやいや其れは僕の空間収納袋だから……(汗)。

 空間収納袋は生き物以外何でも入る。例え其れが僕のゲ〇でも入ってしまう。収納されると袋の中でアーカイブされるので他と混ざる事はないが何かやだよね。

………ん?
………あれ?
………やれるのか!?

 僕は二人を集めてこそこそとヒソヒソと密談を始めた。何はともあれやってみようとなり、僕の空間収納袋の中身をキョウカさんの袋に移す。

 僕達のヒソヒソ話が気になったのか黄金骸骨が近づいてきた。

「おぬしら何をヒソヒソとやっておるのじゃ?」

「えっと、その~、ノーライフエンペラーさんが生き物かどうかについて」

「主らはアホじゃな~。余は死の皇帝なり!生き物ではないわ!!!」

 僕達3人はニマ~と笑った。

「なら~~~お前をこうだ!」

「ほへ?」

 僕は空間収納袋を黄金骸骨の頭にサッと被せる。感触有り!一気に爪先まで袋を降ろした。

 そして空間収納袋の口を素早く結び、石畳に放り投げ、僕達は少し離れて袋から黄金骸骨が出てこないか様子を伺う。

 基本的にはユーザーの僕以外は中身を取り出せないセキュリティが掛かっているのだが…………。

「「「………………」」」

 マリヤさんが杖でツンツン突っつく。

「大丈夫みたいだね……?」

「そ、そうみたい……ですね」

「や、」「や、」「や、」

 僕達は笑顔で顔を見合わせる。

「「「ヤッタ~~~~~~!」」」

 そして3人で抱き合い絶望的を死線を乗り越えて掴んだ勝利を噛み締める。

 僕達はノーライフエンペラーの黄金骸骨を見事に封印したのだ!

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