25 / 56
第25話 第1試合だ! ゼントVSクオリファ!
しおりを挟む
「ゲルドン杯格闘トーナメント」に出場するため、中央都市ライザーンのホテルに宿泊した俺たち。
次の日、ついに試合に出場することになった。1回戦だ!
1回戦は「予選」のようなもので、開会セレモニー前に行われる。
出場選手16名が8名にしぼられるのだ。
ひええ~……試合なんて学生時代以来だ。第1回戦は、まだスタジアムでは試合できない。小規模の体育館で試合をする。
「うわ~、緊張する! 怖ぇよ~」
試合1時間前──俺は、試合会場の控え室で真っ青になって、頭を抱えていた。緊張して仕方ない。
エルサが杖をつきながらも、控え室についてきてくれた。
俺の第1回戦の相手は──何と、あの大勇者ゲルドンの現在のパーティーメンバーだった。一番弟子の武闘家、クオリファだ。
しかもクオリファの所属は、「G&Sトライアード」。グランバーン王国最大の武闘家養成所だ。Gとはゲルドンのことで、ゲルドンが社長をしているらしい。
か、勝てるのか? 俺……。
「ゼント、武闘グローブをはめるよ」
エルサは杖を置き、俺の手に、武闘グローブをはめてくれた。武闘グローブとは、格闘技の試合の時に手にはめる、指が出ているグローブのことだ。
指が出ているので、相手をつかむことができる。
エルサはグローブをつけた俺の両手をにぎって、俺の目を見てこう言った。
「大丈夫だよ、ゼント。あたしがいるよ。神様が見てるよ。君の努力、悔しさ、悲しみ、全部、神様が見てくださっていたんだよ。きっと、それが報われるよ」
「え? ああ……」
「だから……自分を信じてね」
なんだ? 俺の心が、少し熱くなったように感じた。
ちなみに俺のコスチュームは、エルフ族特注の青い武闘着だった。エルサとアシュリーが、村で作ってくれた。
リング上ではすでに、武闘家のクオリファが腕組みして待っていた。
ニヤニヤ笑っている。
俺は、緊張しながらリングに上がり、ロープをくぐった。ゲルドンはこの試合会場にはいないらしい。
「おめぇか? もともとゲルドンさんのパーティーメンバーだったっていう、ヘタレ野郎は」
クオリファはクスクス笑っている。赤い武闘着を着て、気合十分だ。
「何だか知らねーけどよ。ゲルドンさんに挑戦するんだって?」
ギャハハ! セコンドにいるクオリファの付き人たちもゲラゲラ笑っている。
「あのゼントってヤツ、バカじゃねーの」
「見るからに弱々しいあいつが?」
「身の程知らずにも、程があるってもんだぜ」
今の俺の体は、身長162センチ、体重55キロ。しかしクオリファの体は、身長188センチ、84キロらしい……。
ハハハ。こいつはひどい差だ。笑うしかない。
『私語はつつしめ!』
審判席の審判が、魔導拡声器──魔法の力で声を大きくする魔道具──で声を上げた。
「ゼント! 集中!」
セコンドの方から声が上がった。う、うわっ! エルサがセコンドについている!
「お、お前、そんな体調で、セコンドなんて大丈夫なのか?」
「大丈夫! あたしもセコンドとして、闘う!」
カーン!
リング外のエルサと会話をしている間に、試合は始まってしまった。
「さーてと……おーら? どうすんだ?」
シュッ
クオリファは半笑いで、軽い横蹴りを繰り出してきた。
一発、二発、三発……そして、華麗な回し蹴り!
観客がどよめく……が!
ここだ!
俺はすぐに、彼の懐に飛び込み、左ジャブを突き出した。
クオリファは、「おっ?」と声を出し、ふっと避ける。
「ん? ちょっとは早いじゃねえか」
クオリファが体勢を立て直し、一歩前に出て、余裕の下段蹴り──。
見えた! 俺は飛び込んだ!
ガスウッ
俺の素早い、右ストレートパンチ!
このパンチは、完全にクオリファの右頬をとらえていた。クオリファが前に出ると同時に放った、カウンター攻撃だ!
──彼の体が傾いた。
「なっ……」
クオリファが後退しかかった。
「お、お前……ゼント! い、いや、まぐれだ。そうに違いねえ」
クオリファはあわてたように、一歩前に進み出た。
もらった!
俺は下段蹴りで、クオリファの足を刈った!
ガッ
「なっ!」
クオリファはバランスを崩しながら、声を上げる!
ドタアッ
「うっ!」
俺はクオリファの足を刈って、クオリファを転倒させた! ヤツは見事にひっくり返って、背中を武闘リング上に打ち付けた。
「な、なんだと……!」
クオリファは驚きの声を上げる。
この技は、蹴り技ではない! 転倒させて背中から落とす、いわば足を使った刈り技だ! クオリファは蹴られたダメージよりも、転ばされて背中を打った、という精神的ダメージが大きいはずだ。
「て、てめえぇ~! 生意気だぁあああ!」
クオリファはあわてて立ち上がり、向かってきた。そう、この技をくらった者は、焦ってこうなる!
ビュッ
クオリファの左中段回し蹴り! 良い蹴りだが……俺は見切った!
ここっ!
俺は、クオリファの蹴り足を掴んだ! 彼の左足を、脇に抱えたのだ。これは蹴り技に対する防御技術だ!
「お、と、と」
当然、クオリファは片足で立っているので、バランスを崩さざるを得ない!
俺はクオリファの肩を思いきり押し、1メートル半突き放して──!
全速力で向かっていった。
「お、おい! や、やめ……!」
クオリファは目を丸くしている。──俺は飛んだ──。
ガッスウッ
右飛び膝蹴りだ! 俺の右膝が、クオリファのアゴに当たった! 完璧な手ごたえ!
「グフウウウッ」
クオリファは大きく吹っ飛び、尻もちをついた。
しかしクオリファは、あわてて立ち上がろうとした。舌打ちして、「へ、やるじゃねえかよ」とつぶやいている。
ムダだぜ、クオリファ。お前はアゴの急所にくらった! そうなると、どうなるか?
クオリファは立ち上がろうとして、膝に手をつく。
「え?」
しかし、クオリファはグラリと体を揺らし──。
ドタッ
彼は、右にまた転倒した。
ウ、ウオオオッ……。
「え? クオリファが……?」
「何だ? おい、何が起こっているんだ?」
「お、おい。ダウンか? ゲルドンの弟子がダウン?」
「何かの間違いじゃねーの?」
観客がざわざわと騒ぎ始める。何かが起こっている、と。
『クオリファのダウンです! 1……2……3……!』
ダウンカウントが審判席から数えられる。
ウオオオオオオオッ……。
「きたああああーっ!」
「クオリファのダウン!」
「ゼント、何者だ?」
少ない観客が声を上げる。
俺は、開始35秒で、ゲルドンの一番弟子をダウンさせた!
クオリファは、リングに片膝をつき、目を丸くして、俺を見上げていた。
「お、おい、何かの間違いだ……そうだろ? おい」
クオリファはブツブツ言いながらも、ギロリと俺をにらみつけて言った。
「ゼント、お前……。一体、何者だ? い、いや、そんなことはどうでもいい!」
クオリファは立ち上がろうとしながら、吼えた。
「分かっているだろうな! 俺に恥をかかせやがってぇ……!」
次の日、ついに試合に出場することになった。1回戦だ!
1回戦は「予選」のようなもので、開会セレモニー前に行われる。
出場選手16名が8名にしぼられるのだ。
ひええ~……試合なんて学生時代以来だ。第1回戦は、まだスタジアムでは試合できない。小規模の体育館で試合をする。
「うわ~、緊張する! 怖ぇよ~」
試合1時間前──俺は、試合会場の控え室で真っ青になって、頭を抱えていた。緊張して仕方ない。
エルサが杖をつきながらも、控え室についてきてくれた。
俺の第1回戦の相手は──何と、あの大勇者ゲルドンの現在のパーティーメンバーだった。一番弟子の武闘家、クオリファだ。
しかもクオリファの所属は、「G&Sトライアード」。グランバーン王国最大の武闘家養成所だ。Gとはゲルドンのことで、ゲルドンが社長をしているらしい。
か、勝てるのか? 俺……。
「ゼント、武闘グローブをはめるよ」
エルサは杖を置き、俺の手に、武闘グローブをはめてくれた。武闘グローブとは、格闘技の試合の時に手にはめる、指が出ているグローブのことだ。
指が出ているので、相手をつかむことができる。
エルサはグローブをつけた俺の両手をにぎって、俺の目を見てこう言った。
「大丈夫だよ、ゼント。あたしがいるよ。神様が見てるよ。君の努力、悔しさ、悲しみ、全部、神様が見てくださっていたんだよ。きっと、それが報われるよ」
「え? ああ……」
「だから……自分を信じてね」
なんだ? 俺の心が、少し熱くなったように感じた。
ちなみに俺のコスチュームは、エルフ族特注の青い武闘着だった。エルサとアシュリーが、村で作ってくれた。
リング上ではすでに、武闘家のクオリファが腕組みして待っていた。
ニヤニヤ笑っている。
俺は、緊張しながらリングに上がり、ロープをくぐった。ゲルドンはこの試合会場にはいないらしい。
「おめぇか? もともとゲルドンさんのパーティーメンバーだったっていう、ヘタレ野郎は」
クオリファはクスクス笑っている。赤い武闘着を着て、気合十分だ。
「何だか知らねーけどよ。ゲルドンさんに挑戦するんだって?」
ギャハハ! セコンドにいるクオリファの付き人たちもゲラゲラ笑っている。
「あのゼントってヤツ、バカじゃねーの」
「見るからに弱々しいあいつが?」
「身の程知らずにも、程があるってもんだぜ」
今の俺の体は、身長162センチ、体重55キロ。しかしクオリファの体は、身長188センチ、84キロらしい……。
ハハハ。こいつはひどい差だ。笑うしかない。
『私語はつつしめ!』
審判席の審判が、魔導拡声器──魔法の力で声を大きくする魔道具──で声を上げた。
「ゼント! 集中!」
セコンドの方から声が上がった。う、うわっ! エルサがセコンドについている!
「お、お前、そんな体調で、セコンドなんて大丈夫なのか?」
「大丈夫! あたしもセコンドとして、闘う!」
カーン!
リング外のエルサと会話をしている間に、試合は始まってしまった。
「さーてと……おーら? どうすんだ?」
シュッ
クオリファは半笑いで、軽い横蹴りを繰り出してきた。
一発、二発、三発……そして、華麗な回し蹴り!
観客がどよめく……が!
ここだ!
俺はすぐに、彼の懐に飛び込み、左ジャブを突き出した。
クオリファは、「おっ?」と声を出し、ふっと避ける。
「ん? ちょっとは早いじゃねえか」
クオリファが体勢を立て直し、一歩前に出て、余裕の下段蹴り──。
見えた! 俺は飛び込んだ!
ガスウッ
俺の素早い、右ストレートパンチ!
このパンチは、完全にクオリファの右頬をとらえていた。クオリファが前に出ると同時に放った、カウンター攻撃だ!
──彼の体が傾いた。
「なっ……」
クオリファが後退しかかった。
「お、お前……ゼント! い、いや、まぐれだ。そうに違いねえ」
クオリファはあわてたように、一歩前に進み出た。
もらった!
俺は下段蹴りで、クオリファの足を刈った!
ガッ
「なっ!」
クオリファはバランスを崩しながら、声を上げる!
ドタアッ
「うっ!」
俺はクオリファの足を刈って、クオリファを転倒させた! ヤツは見事にひっくり返って、背中を武闘リング上に打ち付けた。
「な、なんだと……!」
クオリファは驚きの声を上げる。
この技は、蹴り技ではない! 転倒させて背中から落とす、いわば足を使った刈り技だ! クオリファは蹴られたダメージよりも、転ばされて背中を打った、という精神的ダメージが大きいはずだ。
「て、てめえぇ~! 生意気だぁあああ!」
クオリファはあわてて立ち上がり、向かってきた。そう、この技をくらった者は、焦ってこうなる!
ビュッ
クオリファの左中段回し蹴り! 良い蹴りだが……俺は見切った!
ここっ!
俺は、クオリファの蹴り足を掴んだ! 彼の左足を、脇に抱えたのだ。これは蹴り技に対する防御技術だ!
「お、と、と」
当然、クオリファは片足で立っているので、バランスを崩さざるを得ない!
俺はクオリファの肩を思いきり押し、1メートル半突き放して──!
全速力で向かっていった。
「お、おい! や、やめ……!」
クオリファは目を丸くしている。──俺は飛んだ──。
ガッスウッ
右飛び膝蹴りだ! 俺の右膝が、クオリファのアゴに当たった! 完璧な手ごたえ!
「グフウウウッ」
クオリファは大きく吹っ飛び、尻もちをついた。
しかしクオリファは、あわてて立ち上がろうとした。舌打ちして、「へ、やるじゃねえかよ」とつぶやいている。
ムダだぜ、クオリファ。お前はアゴの急所にくらった! そうなると、どうなるか?
クオリファは立ち上がろうとして、膝に手をつく。
「え?」
しかし、クオリファはグラリと体を揺らし──。
ドタッ
彼は、右にまた転倒した。
ウ、ウオオオッ……。
「え? クオリファが……?」
「何だ? おい、何が起こっているんだ?」
「お、おい。ダウンか? ゲルドンの弟子がダウン?」
「何かの間違いじゃねーの?」
観客がざわざわと騒ぎ始める。何かが起こっている、と。
『クオリファのダウンです! 1……2……3……!』
ダウンカウントが審判席から数えられる。
ウオオオオオオオッ……。
「きたああああーっ!」
「クオリファのダウン!」
「ゼント、何者だ?」
少ない観客が声を上げる。
俺は、開始35秒で、ゲルドンの一番弟子をダウンさせた!
クオリファは、リングに片膝をつき、目を丸くして、俺を見上げていた。
「お、おい、何かの間違いだ……そうだろ? おい」
クオリファはブツブツ言いながらも、ギロリと俺をにらみつけて言った。
「ゼント、お前……。一体、何者だ? い、いや、そんなことはどうでもいい!」
クオリファは立ち上がろうとしながら、吼えた。
「分かっているだろうな! 俺に恥をかかせやがってぇ……!」
0
あなたにおすすめの小説
職業・遊び人となったら追放されたけれど、追放先で覚醒し無双しちゃいました!
よっしぃ
ファンタジー
この物語は、通常1つの職業を選定する所を、一つ目で遊び人を選定してしまい何とか別の職業を、と思い3つとも遊び人を選定してしまったデルクが、成長して無双する話。
10歳を過ぎると皆教会へ赴き、自身の職業を選定してもらうが、デルク・コーネインはここでまさかの遊び人になってしまう。最高3つの職業を選べるが、その分成長速度が遅くなるも、2つ目を選定。
ここでも前代未聞の遊び人。止められるも3度目の正直で挑むも結果は遊び人。
同年代の連中は皆良い職業を選定してもらい、どんどん成長していく。
皆に馬鹿にされ、蔑まれ、馬鹿にされ、それでも何とかレベル上げを行うデルク。
こんな中2年ほど経って、12歳になった頃、1歳年下の11歳の1人の少女セシル・ヴァウテルスと出会う。凄い職業を得たが、成長が遅すぎると見捨てられた彼女。そんな2人がダンジョンで出会い、脱出不可能といわれているダンジョン下層からの脱出を、2人で成長していく事で不可能を可能にしていく。
そんな中2人を馬鹿にし、死地に追い込んだ同年代の連中や年上の冒険者は、中層への攻略を急ぐあまり、成長速度の遅い上位職を得たデルクの幼馴染の2人をダンジョンの大穴に突き落とし排除してしまう。
しかし奇跡的にもデルクはこの2人の命を救う事ができ、セシルを含めた4人で辛うじてダンジョンを脱出。
その後自分達をこんな所に追い込んだ連中と対峙する事になるが、ダンジョン下層で成長した4人にかなう冒険者はおらず、自らの愚かな行為に自滅してしまう。
そして、成長した遊び人の職業、実は成長すればどんな職業へもジョブチェンジできる最高の職業でした!
更に未だかつて同じ職業を3つ引いた人物がいなかったために、その結果がどうなるかわかっていなかった事もあり、その結果がとんでもない事になる。
これはのちに伝説となる4人を中心とする成長物語。
ダンジョン脱出までは辛抱の連続ですが、その後はざまぁな展開が待っています。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる
静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】
【複数サイトでランキング入り】
追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語
主人公フライ。
仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。
フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。
外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。
しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。
そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。
「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」
最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。
仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。
そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。
そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。
一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。
イラスト 卯月凪沙様より
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~
空月そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」
「何てことなの……」
「全く期待はずれだ」
私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。
このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。
そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。
だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。
そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。
そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど?
私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。
私は最高の仲間と最強を目指すから。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる