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幼少期
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にやつくロット君が心底腹立たしいので、何事もなかったような顔をして一口飲む。
ローズティーって香りは良いけど、味がしないから苦手なんだよな。
はちみつとかあればまだいいのだけど…仕事のできるロット君はそんなものは用意してくれない。
ケチめ!
「おいしい紅茶をありがとう、ロット君」
笑いながらティーカップを持ち上げるとロット君の瞳がわずかに大きくなった。
なんだ?俺の百面相でも見たかったのか?
別に嫌いなだけで飲めないわけじゃないからな?子供でもあるまいし。
ロット君は面白くないという顔をしてふんと鼻を鳴らしている。
せっかくのイケメンがその残念な性格によって台無しだな。
貴族教育受けてきたならポーカーフェイスくらいしろよな。
今回は俺に軍配が上がったようだ。
ロット君の表情が変わった時点でロット君の負けは確定である。
なんてロット君とじゃれあっているとコトンとペンを置く音がした。
「すまないな。今、ひと段落付いた。ロット、僕にもお茶をくれ」
ひと段落かよ。て、ことはまだ、釣り書きが?人気者も大変だな。
どうせならちゃんと終わらせてほしかったなぁと思いつつもリュカにいたわりの言葉をかける。
「お疲れ様です。兄上。こちらの都合で時間をとってもらってすみません」
ロット君、「遠慮しろよ」というのはわかるけど、声に出すんじゃないよ。
リュカに聞かれても知らないよ?
「それで、今日はどうしたんだ?シルヴァの具合がよくなったばかりだから勉強会は後日にしよう、という話だったじゃないか」
ロット君がリュカに紅茶を出すのを見届けて本題を切り出した。
香りからして、レモンティーのようだ。
俺もそっちが良かった!
「そうですね。今日は勉強会のことではなくて…俺の魔力についての話を聞きに来たんです」
最近は穏やかな顔しか見せなかったリュカが凍り付いたように表情を変えた。
心なしかロット君も動揺したようにしきりにリュカへ視線を向けている。
「そ、それはまた明日にしないか?ほら、シルヴァもまだ安静にしていた方がいいし」
焦ったように早口になるリュカに思わず笑ってしまう。
「いいえ、もう体は全快しているのでお気になさらず。勉強会で魔法のことや呪文のことなんかは教わりましたけど…
なかなか言ってくれないから…」
「何を…」
ずっと待ってたんだ。リュカの方から言ってくれるのを。
だけど、全然言ってくれないから。
そろそろいいんじゃないかと思うんだ。
俺はどうやら我慢が苦手らしい。
「どうして、兄上は僕に触れてくれないのですか?」
ローズティーって香りは良いけど、味がしないから苦手なんだよな。
はちみつとかあればまだいいのだけど…仕事のできるロット君はそんなものは用意してくれない。
ケチめ!
「おいしい紅茶をありがとう、ロット君」
笑いながらティーカップを持ち上げるとロット君の瞳がわずかに大きくなった。
なんだ?俺の百面相でも見たかったのか?
別に嫌いなだけで飲めないわけじゃないからな?子供でもあるまいし。
ロット君は面白くないという顔をしてふんと鼻を鳴らしている。
せっかくのイケメンがその残念な性格によって台無しだな。
貴族教育受けてきたならポーカーフェイスくらいしろよな。
今回は俺に軍配が上がったようだ。
ロット君の表情が変わった時点でロット君の負けは確定である。
なんてロット君とじゃれあっているとコトンとペンを置く音がした。
「すまないな。今、ひと段落付いた。ロット、僕にもお茶をくれ」
ひと段落かよ。て、ことはまだ、釣り書きが?人気者も大変だな。
どうせならちゃんと終わらせてほしかったなぁと思いつつもリュカにいたわりの言葉をかける。
「お疲れ様です。兄上。こちらの都合で時間をとってもらってすみません」
ロット君、「遠慮しろよ」というのはわかるけど、声に出すんじゃないよ。
リュカに聞かれても知らないよ?
「それで、今日はどうしたんだ?シルヴァの具合がよくなったばかりだから勉強会は後日にしよう、という話だったじゃないか」
ロット君がリュカに紅茶を出すのを見届けて本題を切り出した。
香りからして、レモンティーのようだ。
俺もそっちが良かった!
「そうですね。今日は勉強会のことではなくて…俺の魔力についての話を聞きに来たんです」
最近は穏やかな顔しか見せなかったリュカが凍り付いたように表情を変えた。
心なしかロット君も動揺したようにしきりにリュカへ視線を向けている。
「そ、それはまた明日にしないか?ほら、シルヴァもまだ安静にしていた方がいいし」
焦ったように早口になるリュカに思わず笑ってしまう。
「いいえ、もう体は全快しているのでお気になさらず。勉強会で魔法のことや呪文のことなんかは教わりましたけど…
なかなか言ってくれないから…」
「何を…」
ずっと待ってたんだ。リュカの方から言ってくれるのを。
だけど、全然言ってくれないから。
そろそろいいんじゃないかと思うんだ。
俺はどうやら我慢が苦手らしい。
「どうして、兄上は僕に触れてくれないのですか?」
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