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愚者を演じる賢者
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私は国の軍師であり賢者である。
今回、異世界召喚の儀を行うにあたって召喚された者を我が国の戦力にするための説得と能力判断を任されている。
説得に関しては人の欲を刺激すれば大体は応じてくれる。たまに付け上がる者もいるだろうがそこは仕方ない。リスクとリターンの判断は王や議会でやることで私がするものでない。
能力判断も召喚された者に、この世界を説明しているときにさりげなく聞くことが出来る。希に能力を偽装するものがいるがそこは「看破」のスキルで勝手に見させてもらう。「看破」のスキルが通用しなくても、人が嘘を付くときは僅かな仕草が出るので最低限の判断はできる。
説得出来ればそれで良し、説得出来なくてもその者の能力が判れば敵に回った際、対策も取れる。
一番危惧するのは説得出来ない、能力に関して嘘がない場合である。この場合は先の予測が出来ず、最悪の場合牙を向く事もあるからだ。
今回は来ないように神にでも祈っておくか。
異世界召喚の儀の後、
最悪の事態だ。召喚された者の内1人が説得出来ず、さらには用途不明の能力を持っていて、この場から去って行ってしまった。
せめて、この場に留めてくれたら私が対応出来たのだが、少しトイレに行った隙に愚王が余計なことを言って、それに憤慨し去った様だ。
・・・はあ、
誰かを責めても始まらない。今出来る事をしよう。
まずは何処に行ったか調べる。そして監視を徹底しながら我が思惑を悟らせない様に手の上で動かす。
そして我が国を愚者の国と思わせ関心を向けさせない。この3つをやらなければ。
さて、私の諜報部を動かそう。この先の苦労を思いながらも、その顔はやる気に満ちていた。
今回、異世界召喚の儀を行うにあたって召喚された者を我が国の戦力にするための説得と能力判断を任されている。
説得に関しては人の欲を刺激すれば大体は応じてくれる。たまに付け上がる者もいるだろうがそこは仕方ない。リスクとリターンの判断は王や議会でやることで私がするものでない。
能力判断も召喚された者に、この世界を説明しているときにさりげなく聞くことが出来る。希に能力を偽装するものがいるがそこは「看破」のスキルで勝手に見させてもらう。「看破」のスキルが通用しなくても、人が嘘を付くときは僅かな仕草が出るので最低限の判断はできる。
説得出来ればそれで良し、説得出来なくてもその者の能力が判れば敵に回った際、対策も取れる。
一番危惧するのは説得出来ない、能力に関して嘘がない場合である。この場合は先の予測が出来ず、最悪の場合牙を向く事もあるからだ。
今回は来ないように神にでも祈っておくか。
異世界召喚の儀の後、
最悪の事態だ。召喚された者の内1人が説得出来ず、さらには用途不明の能力を持っていて、この場から去って行ってしまった。
せめて、この場に留めてくれたら私が対応出来たのだが、少しトイレに行った隙に愚王が余計なことを言って、それに憤慨し去った様だ。
・・・はあ、
誰かを責めても始まらない。今出来る事をしよう。
まずは何処に行ったか調べる。そして監視を徹底しながら我が思惑を悟らせない様に手の上で動かす。
そして我が国を愚者の国と思わせ関心を向けさせない。この3つをやらなければ。
さて、私の諜報部を動かそう。この先の苦労を思いながらも、その顔はやる気に満ちていた。
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