【完結】処刑後転生した悪女は、狼男と山奥でスローライフを満喫するようです。〜皇帝陛下、今更愛に気づいてももう遅い〜

二位関りをん

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第50話 採集③〜サンドイッチと謎の遺跡〜

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 また森の中を歩いていくと、少し開けた空間に出た。

「ナターシャ、お昼にしよう」

 朽ちた切り株の上に座り、サンドイッチを頂く事にする。
 サンドイッチはリンゴのジャムサンドと、鳥肉の照り焼きサンドだ。鳥肉は…何の鳥の肉だったか。忘れてしまったが多分鴨か雉だと思う。

「頂きます」

 先に照り焼きサンドを口にする。やはり肉厚で柔らかいお肉と醤油の風味が見事に合わさって美味しい。何枚でも食べられそうだ。

「うん、美味しい。飽きない味だわ」
「照り焼きは食べやすい味だな」
「ええ…!」

 リンゴのジャムサンドも美味しい。甘すぎず濃すぎないちょうど良いバランスの甘さだ。

「リンゴのジャムも良いわね」
「ああ。…ナターシャはどのジャムが好きなんだ?」

 と、リークに聞かれたので、少し迷った後このリンゴジャムと答えた。

「奇遇だな。自分もこのリンゴジャムは好きだ」
「そうなのね」
「母親がよく作っていたからかな」

 昼食を食べ終えて、少し休憩すると立ち上がってまた森の中を歩き出す。

「あと2時間3時間したら帰ろう。夜は危ないからな」

 リークの言葉に頷き、ウサギと共にキノコを探し出す。もっとマツタケがあれば嬉しいのだが。
 そう言えばこの森の中には、トリュフとかは無いのだろうか?

「リーク、トリュフとかは生えていないの?」
「何度か生えているのを見た事はあるが…稀だなあ」
「そうかあ…」

 やはりトリュフは希少品のようだ。

「あ、あれは…?」

 私の左前方に何やら廃墟のようなものが見えてきた。大分遠くにあるので、あまりはっきりとは見えないが人工物なのは確かだ。

「ああ、あれは…」

 リークが廃墟の方にゆっくりと近づいていく。私もウサギと共に辺りを警戒しながら廃墟へ近づいた。

「遺跡だな…小さい頃からあるものだが、詳しくは知らないというか」

 廃墟には朽ち果てた石柱や石壁のようなものが、蔦に絡まれながらひっそりと立っている。
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