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第7話 断罪の葬式①
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ユーティアがリューゼスト伯爵邸でくつろいでいる間、エレミー男爵家に急ぎの手紙が届けられた。
最初に手紙を受け取ったのは、クライストである。
「手紙? 誰から……?」
手紙の配達人から送り主はリューゼスト伯爵だと聞かせれたクライストは、わかった。と小さく返しながら白い無地の封を開ける。
「え?」
クライストは文字通り絶句する。手紙にはこう記されていた。
――エレミー男爵夫人・ユーティア様が私が経営する葬儀場の視察中に倒れ、介抱虚しくそのまま息を引き取りました。彼女のご遺体はシルリアの街の葬儀場の一室に移動いたしました。つきましてはご遺体の検死とお葬式のご準備を行いますので、すみやかに葬儀場へとお越しください。
淡々とした一文が記された手紙を、クライストは震える手で掴んでいる。
「ゆ、ユーティアが……死んだ……? ど、どうしよう! ママ!」
クライストは手紙をクシャクシャに握りしめて自室で紅茶を飲んでいるマレナへと向かった。
「ママ! ユーティアが……ユーティアが! 死んだ!」
「な、なんですって!? さっき葬儀場へ行ったばかりじゃない!」
クライストがマレナへ手紙を弱々しく差し出す。その手紙を半ば強引に奪い取ったマレナは手紙に鋭い目を通した。
「今から来いっと書いてあるわね……相手は伯爵。行くしかないわ」
「ママ……!」
「あなたとクララは喪服に着替えなさい。あの伯爵、まさかユーティアさんを殺したんじゃないでしょうね……」
クライストが出ていきひとりになったマレナの部屋。彼女はクローゼットから埃の被った喪服を引っ張り出し、ぱんぱんと埃を払う。
その間も机に置いた手紙に目を通していた。そんな中でマレナの目に刻まれたのは検死というワードである。
「……検死を行うのね、まさかユーティアさんが死んだのは私のせいだとでも言いたいのかしら……?」
そう考えた瞬間、マレナの全身に悪寒が走る。そんな悪寒を振り払うように彼女は違う、違うわ! と何度も独り言を繰り返した。
(ユーティアさんには男爵夫人として当然の事をさせていただけよ!)
私は悪くない。ユーティアさんを殺したのはリューゼスト伯爵だ。きっとそうよ! とマレナは心の中で唱えながら喪服を着用し、同じく着替え終わったクララとクライストと共に指定された葬儀場へと向かったのだった。
最初に手紙を受け取ったのは、クライストである。
「手紙? 誰から……?」
手紙の配達人から送り主はリューゼスト伯爵だと聞かせれたクライストは、わかった。と小さく返しながら白い無地の封を開ける。
「え?」
クライストは文字通り絶句する。手紙にはこう記されていた。
――エレミー男爵夫人・ユーティア様が私が経営する葬儀場の視察中に倒れ、介抱虚しくそのまま息を引き取りました。彼女のご遺体はシルリアの街の葬儀場の一室に移動いたしました。つきましてはご遺体の検死とお葬式のご準備を行いますので、すみやかに葬儀場へとお越しください。
淡々とした一文が記された手紙を、クライストは震える手で掴んでいる。
「ゆ、ユーティアが……死んだ……? ど、どうしよう! ママ!」
クライストは手紙をクシャクシャに握りしめて自室で紅茶を飲んでいるマレナへと向かった。
「ママ! ユーティアが……ユーティアが! 死んだ!」
「な、なんですって!? さっき葬儀場へ行ったばかりじゃない!」
クライストがマレナへ手紙を弱々しく差し出す。その手紙を半ば強引に奪い取ったマレナは手紙に鋭い目を通した。
「今から来いっと書いてあるわね……相手は伯爵。行くしかないわ」
「ママ……!」
「あなたとクララは喪服に着替えなさい。あの伯爵、まさかユーティアさんを殺したんじゃないでしょうね……」
クライストが出ていきひとりになったマレナの部屋。彼女はクローゼットから埃の被った喪服を引っ張り出し、ぱんぱんと埃を払う。
その間も机に置いた手紙に目を通していた。そんな中でマレナの目に刻まれたのは検死というワードである。
「……検死を行うのね、まさかユーティアさんが死んだのは私のせいだとでも言いたいのかしら……?」
そう考えた瞬間、マレナの全身に悪寒が走る。そんな悪寒を振り払うように彼女は違う、違うわ! と何度も独り言を繰り返した。
(ユーティアさんには男爵夫人として当然の事をさせていただけよ!)
私は悪くない。ユーティアさんを殺したのはリューゼスト伯爵だ。きっとそうよ! とマレナは心の中で唱えながら喪服を着用し、同じく着替え終わったクララとクライストと共に指定された葬儀場へと向かったのだった。
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