1 / 11
0話 そんな転生、絶対に認めへん
しおりを挟む
「……よくぞここまで参った、勇者ダイスよ。褒美に我れが真の恐怖を……グハゥッ!?」
いきなり聖剣に貫かれた!
いや、ちょっと待てや、まだ喋ってる最中やったやん!
ヒトの話は最後まで聞けって習わんかったんか?
あ、わし、ヒトやのうて、魔王やった……。
―――プツン。
意識が途切れた。
白い空間。
なんや目の前に、珍妙な格好した女が立ってんな。
まるでわしが大嫌いな女神みたいや。
ハっ!? まさか、わし、死んだんやろか?
「その通りです。元魔王ラバスよ。あなたは死にました」
「えっ? あんなあっさり? おかしいやろ、わし、魔王やったんやで?」
「勇者ダイスが強すぎて、あなたが弱すぎたのでしょう」
オイ、なんやその、身も蓋も無い言い方は?
「でも、安心なさい。貴方を転生させてあげます」
どういう風の吹き回しや。
なんで、女神が魔王を転生させたるとか言うてるんやろ?
「貴方には、【異世界シオナリヤ】で、勇者になってもらいます」
「はっ? いや、普通に意味わからんねけど?」
「【異世界シオナリヤ】の大魔王エンリルは、余りに強大。私が送り込んだ勇者達悉くが、返り討ちにあってしまいました」
そりゃご愁傷様。
「総計1万人送り込みましたが、全く歯が立ちません」
多いな、オイ!
「これ以上、人間の魂を浪費するわけにはいかないので、貴方を送り込むことにしました」
ちょい待て!
勝手に話進めんなや!
「なんで、わしがそのなんたら言う世界で勇者せなあかんねん。わしは、腐っても魔王や!」
それに、元魔王を勇者にって話、テンプレ過ぎて、みんなお腹いっぱいやで?
「それでは、転生を開始します」
ちょ、待て……うわぁぁ!
白い光に視界が塞がれて……。
ヒトの話最後まで聞かんやつ、ホンマ多過ぎやろ……。
元魔王ラバスは、周りの景色を呆然と眺めていた。
草原である。
ひたすら波打つように緑の草木が風にそよいでいる。
のどかな春の昼下がりといった風情だ。
「って、何でやねん!?」
どうやら、ここが【異世界シオナリヤ】とやら言う場所らしい。
これからどないせえっちゅうねん。
あ、その前に、わし、今どんな状況なんや?
まさか、赤子になってしもてるとか……。
慌てて自分の格好を確認するが、着ているものは、死の直前に纏っていた自慢の魔王専用魔装(通称;闇の衣)のようだ。
視線の高さもそんなに違和感無し。
しかし……
なんや、この手は?
視界に入った自分の手は、魔族らしいごつごつさやカギ爪とは無縁な?
「まさか……」
元魔王ラバスは、鏡の魔法を使った!
元魔王ラバスは、元魔王なので、元魔王の使えた魔法は、全て使えるのである!
「……誰やこのナレーション。っつうか、やっぱりいぃぃ!」
元魔王ラバスは、頭を抱え込んでへたり込んだ。
なんと、彼の外見は、普通の人間になってしまっていたのだ。
まさか、どこかのコンビニバイトから、世界征服目指さないといけないのであろうか?
「いや待て、確か前に読んだラノベやと、魔力を増大させたら、元の姿に戻ったりしてたで」
元魔王ラバスは、魔力を極限まで増大させてみた。
チュドーン。
元魔王ラバスを中心に、半径100mが吹き飛んだ。
しかし……。
「ああっ!? 人間のままや……」
元魔王ラバスの心が絶望にそまる。
「フッ、フフフ、フハハハ!」
ひとしきり哄笑した後、元魔王ラバスは決心した。
「ええやろ。あのクソ女神、わしは絶対勇者なんかやらんからな。その代わり、わしが真の大魔王として、この世界を恐怖に陥れたるわ!」
せやけど、世界征服、まずどっから手をつけたらええんやろ?
元魔王ラバスが、前の世界で魔王になって数百年が過ぎていた。
おかげで、最初にどうやって魔王になったか、すっかり忘れてしまっていた。
「まあええ、とにかく最初は配下や。強そうな奴手下にしていきゃ、その内何とかなるやろ」
歩いていくと、行く手から悲鳴が聞こえてきた。
「魔物が、魔物が~~! 誰か助けて!」
魔物?
これは絶好のチャンス!
元魔王としての力を見せつければ、配下第一号に出来るんちゃうやろか?
「おい、そこの魔物!」
魔物は、グレートボア、つまり巨大イノシシ。
言葉は当然通じず、ブフォブフォ唸りながら、人間の女に襲い掛かろうとしている。
「もしかして、冒険者様ですか? お助け下さい!」
女は無視!
グレートボアを手なずけるには……どないすりゃええんやろ?
と、とにかく、最初が肝心、力見せつけとくか。
グレートボアを掠めるように……。
「食らえ! ファイアーボール!」
おっと! 手元が狂った!?
わわっ! 間違えて直撃させてしもた!
グレートボアは、消し飛んだ。
元魔王ラバスは、呆然と立ち尽くす。
「有難うございます」
女が頭を下げてくる。
いや、ちゃうからね。
間違っても、謎の冒険者が、凄い魔法でグレートボア消し炭にして助けてくれた、とか妙な噂、広げんといてや。
それ、へんなフラグ立っちゃうから。
いっそ、フラグ立てられる前に、この女も消しとくか……。
「おい、女」
「何でしょうか? 冒険者様」
「運が悪かったな……」
「?」
元魔王ラバスの手の平から放射された強大な魔力が、女の周囲を包み込む。
後は、この手の平を握れば、我が魔力でこの女はグシャリ。
……のはずが、いきなり周囲10mが吹き飛んだ!
えっ? わし、まだ何もしてへんで?
つうか、今の何?
まさか、この女が実は凄い実力者とかで、何かやったんか?
「ほう……我が魔力の直撃を受けてまだ立っているとは。貴様が新たな勇者だな?」
いつの間に現れたのであろうか?
少し離れた所に、オオカミ頭のいかにも悪魔な感じの魔物が立っていた。
因みに、元魔王ラバスは、魔王専用魔装(通称;闇の衣)を纏っている限り、通常の魔法で傷つける事は不可能だ!
ついでに、元魔王ラバスの魔力に包まれていた先程の女も、無傷のままである。
「我こそは、大魔王エンリル様の四天王の一角、大悪魔アモン! 先程強大な魔法を使用したであろう? それを我に感知されたのが、貴様の運の尽きよ」
強大な魔法?
さっきの、半径100m程吹き飛ばしたアレの事か?
「……っつうか、お前、今何っつった?」
元魔王ラバスはキレていた。
「大魔王エンリル様の四天王……」
「ちゃうわ! その前!」
「?」
「よくも、わしを勇者呼ばわりしてくれたな?」
くらえ! メルトダウン!!
チュドーン。
大悪魔アモンは、消し炭になった。
「有難うございます」
女が尊敬の眼差しで頭を下げてくる。
なんや、もうどうでも良うなってきた。
元魔王ラバスの目は、死んだ魚のようだ。
そんな元魔王ラバスに構わず、女は話を続けた。
「お願いがあるのですが……。荷物持ちでも何でも構いません。お供させて頂けないでしょうか?」
お供?
元魔王ラバスの眉根がピクリと動いた。
「お供……と言う事は、我が配下に加わりたい、という事か?」
「配下でも何でも構いません! 実は、私、駆け出しの冒険者でして、いつかは勇者様のお力になりたい、と……」
「女!」
「は、はい?」
元魔王ラバスは、ずいっと女に顔を近づけた。
「我が配下に加わりたいのであれば、特別に許可しよう。しかし! 我を二度と勇者扱いしてはならぬ! 良いな?」
「は、はい!」
「それと、我の事は、魔王様、と呼べ」
「まおうさま……でしょうか?」
「いかにも」
女は、束の間混乱したが、すぐに理解した。
凄く強いのに、きっと少し残念な人なんだわ。
でも、さっきの“本物の大魔王の四天王”も、この方を“勇者”って呼んでたし……。
そう考えた女は力強く頷いた。
「わかりました、まおうさま!」
元魔王ラバスの、世界を股にかけたリベンジが、今始ま……るのか?
いきなり聖剣に貫かれた!
いや、ちょっと待てや、まだ喋ってる最中やったやん!
ヒトの話は最後まで聞けって習わんかったんか?
あ、わし、ヒトやのうて、魔王やった……。
―――プツン。
意識が途切れた。
白い空間。
なんや目の前に、珍妙な格好した女が立ってんな。
まるでわしが大嫌いな女神みたいや。
ハっ!? まさか、わし、死んだんやろか?
「その通りです。元魔王ラバスよ。あなたは死にました」
「えっ? あんなあっさり? おかしいやろ、わし、魔王やったんやで?」
「勇者ダイスが強すぎて、あなたが弱すぎたのでしょう」
オイ、なんやその、身も蓋も無い言い方は?
「でも、安心なさい。貴方を転生させてあげます」
どういう風の吹き回しや。
なんで、女神が魔王を転生させたるとか言うてるんやろ?
「貴方には、【異世界シオナリヤ】で、勇者になってもらいます」
「はっ? いや、普通に意味わからんねけど?」
「【異世界シオナリヤ】の大魔王エンリルは、余りに強大。私が送り込んだ勇者達悉くが、返り討ちにあってしまいました」
そりゃご愁傷様。
「総計1万人送り込みましたが、全く歯が立ちません」
多いな、オイ!
「これ以上、人間の魂を浪費するわけにはいかないので、貴方を送り込むことにしました」
ちょい待て!
勝手に話進めんなや!
「なんで、わしがそのなんたら言う世界で勇者せなあかんねん。わしは、腐っても魔王や!」
それに、元魔王を勇者にって話、テンプレ過ぎて、みんなお腹いっぱいやで?
「それでは、転生を開始します」
ちょ、待て……うわぁぁ!
白い光に視界が塞がれて……。
ヒトの話最後まで聞かんやつ、ホンマ多過ぎやろ……。
元魔王ラバスは、周りの景色を呆然と眺めていた。
草原である。
ひたすら波打つように緑の草木が風にそよいでいる。
のどかな春の昼下がりといった風情だ。
「って、何でやねん!?」
どうやら、ここが【異世界シオナリヤ】とやら言う場所らしい。
これからどないせえっちゅうねん。
あ、その前に、わし、今どんな状況なんや?
まさか、赤子になってしもてるとか……。
慌てて自分の格好を確認するが、着ているものは、死の直前に纏っていた自慢の魔王専用魔装(通称;闇の衣)のようだ。
視線の高さもそんなに違和感無し。
しかし……
なんや、この手は?
視界に入った自分の手は、魔族らしいごつごつさやカギ爪とは無縁な?
「まさか……」
元魔王ラバスは、鏡の魔法を使った!
元魔王ラバスは、元魔王なので、元魔王の使えた魔法は、全て使えるのである!
「……誰やこのナレーション。っつうか、やっぱりいぃぃ!」
元魔王ラバスは、頭を抱え込んでへたり込んだ。
なんと、彼の外見は、普通の人間になってしまっていたのだ。
まさか、どこかのコンビニバイトから、世界征服目指さないといけないのであろうか?
「いや待て、確か前に読んだラノベやと、魔力を増大させたら、元の姿に戻ったりしてたで」
元魔王ラバスは、魔力を極限まで増大させてみた。
チュドーン。
元魔王ラバスを中心に、半径100mが吹き飛んだ。
しかし……。
「ああっ!? 人間のままや……」
元魔王ラバスの心が絶望にそまる。
「フッ、フフフ、フハハハ!」
ひとしきり哄笑した後、元魔王ラバスは決心した。
「ええやろ。あのクソ女神、わしは絶対勇者なんかやらんからな。その代わり、わしが真の大魔王として、この世界を恐怖に陥れたるわ!」
せやけど、世界征服、まずどっから手をつけたらええんやろ?
元魔王ラバスが、前の世界で魔王になって数百年が過ぎていた。
おかげで、最初にどうやって魔王になったか、すっかり忘れてしまっていた。
「まあええ、とにかく最初は配下や。強そうな奴手下にしていきゃ、その内何とかなるやろ」
歩いていくと、行く手から悲鳴が聞こえてきた。
「魔物が、魔物が~~! 誰か助けて!」
魔物?
これは絶好のチャンス!
元魔王としての力を見せつければ、配下第一号に出来るんちゃうやろか?
「おい、そこの魔物!」
魔物は、グレートボア、つまり巨大イノシシ。
言葉は当然通じず、ブフォブフォ唸りながら、人間の女に襲い掛かろうとしている。
「もしかして、冒険者様ですか? お助け下さい!」
女は無視!
グレートボアを手なずけるには……どないすりゃええんやろ?
と、とにかく、最初が肝心、力見せつけとくか。
グレートボアを掠めるように……。
「食らえ! ファイアーボール!」
おっと! 手元が狂った!?
わわっ! 間違えて直撃させてしもた!
グレートボアは、消し飛んだ。
元魔王ラバスは、呆然と立ち尽くす。
「有難うございます」
女が頭を下げてくる。
いや、ちゃうからね。
間違っても、謎の冒険者が、凄い魔法でグレートボア消し炭にして助けてくれた、とか妙な噂、広げんといてや。
それ、へんなフラグ立っちゃうから。
いっそ、フラグ立てられる前に、この女も消しとくか……。
「おい、女」
「何でしょうか? 冒険者様」
「運が悪かったな……」
「?」
元魔王ラバスの手の平から放射された強大な魔力が、女の周囲を包み込む。
後は、この手の平を握れば、我が魔力でこの女はグシャリ。
……のはずが、いきなり周囲10mが吹き飛んだ!
えっ? わし、まだ何もしてへんで?
つうか、今の何?
まさか、この女が実は凄い実力者とかで、何かやったんか?
「ほう……我が魔力の直撃を受けてまだ立っているとは。貴様が新たな勇者だな?」
いつの間に現れたのであろうか?
少し離れた所に、オオカミ頭のいかにも悪魔な感じの魔物が立っていた。
因みに、元魔王ラバスは、魔王専用魔装(通称;闇の衣)を纏っている限り、通常の魔法で傷つける事は不可能だ!
ついでに、元魔王ラバスの魔力に包まれていた先程の女も、無傷のままである。
「我こそは、大魔王エンリル様の四天王の一角、大悪魔アモン! 先程強大な魔法を使用したであろう? それを我に感知されたのが、貴様の運の尽きよ」
強大な魔法?
さっきの、半径100m程吹き飛ばしたアレの事か?
「……っつうか、お前、今何っつった?」
元魔王ラバスはキレていた。
「大魔王エンリル様の四天王……」
「ちゃうわ! その前!」
「?」
「よくも、わしを勇者呼ばわりしてくれたな?」
くらえ! メルトダウン!!
チュドーン。
大悪魔アモンは、消し炭になった。
「有難うございます」
女が尊敬の眼差しで頭を下げてくる。
なんや、もうどうでも良うなってきた。
元魔王ラバスの目は、死んだ魚のようだ。
そんな元魔王ラバスに構わず、女は話を続けた。
「お願いがあるのですが……。荷物持ちでも何でも構いません。お供させて頂けないでしょうか?」
お供?
元魔王ラバスの眉根がピクリと動いた。
「お供……と言う事は、我が配下に加わりたい、という事か?」
「配下でも何でも構いません! 実は、私、駆け出しの冒険者でして、いつかは勇者様のお力になりたい、と……」
「女!」
「は、はい?」
元魔王ラバスは、ずいっと女に顔を近づけた。
「我が配下に加わりたいのであれば、特別に許可しよう。しかし! 我を二度と勇者扱いしてはならぬ! 良いな?」
「は、はい!」
「それと、我の事は、魔王様、と呼べ」
「まおうさま……でしょうか?」
「いかにも」
女は、束の間混乱したが、すぐに理解した。
凄く強いのに、きっと少し残念な人なんだわ。
でも、さっきの“本物の大魔王の四天王”も、この方を“勇者”って呼んでたし……。
そう考えた女は力強く頷いた。
「わかりました、まおうさま!」
元魔王ラバスの、世界を股にかけたリベンジが、今始ま……るのか?
0
あなたにおすすめの小説
転生魔竜~異世界ライフを謳歌してたら世界最強最悪の覇者となってた?~
アズドラ
ファンタジー
主人公タカトはテンプレ通り事故で死亡、運よく異世界転生できることになり神様にドラゴンになりたいとお願いした。 夢にまで見た異世界生活をドラゴンパワーと現代地球の知識で全力満喫! 仲間を増やして夢を叶える王道、テンプレ、モリモリファンタジー。
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
転生貴族の領地経営〜現代知識で領地を豊かにして成り上がる
初
ファンタジー
ネーデル王国の北のリーディア辺境伯家には天才的な少年レイトがいた。しかしその少年の正体は現代日本から転生してきた転生者だった。
レイトが洗礼を受けた際、圧倒的な量の魔力やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のレイトを辺境伯領の北の異種族の住むハーデミア領を治める領主とした。しかしハーデミア領は貧困に喘いだ貧乏領地だった。
これはそんなレイトが異世界の領地を経営し、領地を豊かにして成り上がる物語である。
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
異世界転生日録〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
☆感想の受付開始しました。
【あらすじ】
異世界に転生したルイは、5歳の高熱を境に、記憶を取り戻す。一度は言ってみたい「ステータス・オープン」で、ステータスを見れることに気付いた。スキル「生活魔法∞(無限大)」を発見。その意味を知るルイは、仄かに期待を抱いた。
それと同時に、今世の出自である農家の四男は、長男大事な両親の態度に、未来はないと確信。
家族に隠れて、ステータスにあったスキルの一つ「鑑定」を使い、村のお婆(薬師)相手に、金策を開始。
十歳の時に行われたスキル鑑定の結果を父に伝えたが、農家向きのスキルではなかったルイは「家の役には立たない」と判断され、早々に家を追い出される。
だが、追放ありがとう!とばかりに、生活魔法を知るべく、図書館がある街を目指すことにしたルイ。
最初に訪れた街・ゼントで、冒険者登録を済ませる。だがそのギルドの資料室で、前世の文字である漢字が、この世界の魔法文字だという事実を知ることになる。
この世界の魔法文字を試したルイは、魔法文字の奥深さに気づいてしまった。バレないように慎重に……と行動しているつもりのルイだが、そんな彼に奇妙な称号が増えて行く。
そして、冒険者ギルドのギルドマスターや、魔法具師のバレンと共に過ごすうちに、バレンのお師匠様の危機を知る。
そして彼に会いにいくことになったが、その目的地が、図書館がある魔法都市アルティメットだった。
旅の道中もさることながら、魔法都市についても、色々な人に巻き込まれる運命にあるルイだったが……それを知るのは、まだ先である。
☆見切り発車のため、後日変更・追記する場合があります。体調が不安定のため、かける時に書くスタイルです。不定期更新。
☆カクヨム様(吉野 ひな)でも先行投稿しております。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる