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第五話「いい加減、私を好きになりなさいよ!」
〈悪役令嬢ローゼリア編〉学園生活①
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ローゼリアは有名企業、万里小路グループ総帥の令嬢、万里小路ローズとして転生した。
絶世の美女にして、秀才。家は冗談みたいな金持ちで、小遣い代わりにブラックカードを持たされている。学校は名だたる金持ちが集う、都内の名門私立高校にかよい、毎朝リムジンで送り迎えしてもらっていた。
あまりの優遇っぷりに、陰では「チートお嬢様」と呼ばれるほどだった。
「見ろ! 万里小路さんだ!」
「相変わらず、美人だなぁ。お近づきになりてぇ」
「無理だって。ローズ様はあいつ以外、興味ないんだから」
登校してきたローゼリアに、他の生徒は羨望の眼差しを向ける。同時に、彼女と共にリムジンから降りてきた男子生徒に嫉妬し、ギリギリと歯を食いしばった。
小太りの醜男で、ゲヘゲヘと気味の悪い笑みを浮かべながらローゼリアの隣を歩いている。制服の名札には「葛杉矢場雄」なる冗談のような名前が書いてある。ローゼリアと
「あの男子、何者だ? ローゼリアはハンドリューに復讐しようとしているんじゃなかったのか?」
平凡仙人は首を傾げた。生者に見つからないよう、姿を消し、ローゼリア達の上空を漂っている。
タブレットで葛杉について調べようとしたが、圏外だった。女神に聞こうにも、電話も繋がらない。
「女神め。俺が余計な情報をローゼリアにチクらないよう、妨害しているな?」
平凡仙人はローゼリア本人に事情を聞くため、下界へ降りた。
ローゼリアが教室に入り、着席して一人になったのを見計らい、平凡仙人は彼女にだけ姿を現した。
「ローゼリア」
「キャッ?! 何であんたがここにいるのよ?!」
「ちょいと聞きたいことがあってな」
平凡仙人は隅の席でニタニタ笑っている葛杉を指差した。堂々とポテチを食べながら、美少女ものの漫画を読んでいた。
「あいつは何者だ? お前はハンドリューに復讐するために、この世界へ転生したんじゃなかったのか?」
「何言ってんのよ。あいつがハンドリューよ」
「……何だって?」
平凡仙人は女神に見せられたアニメに登場したハンドリューの姿を思い浮かべ、愕然とした。
少女漫画風に誇張されているとはいえ、ハンドリューは「王子」の名に相応しい高身長の美形だった。何者をも寄せつけない冷たい眼差しは、かえって女性達を魅了させた……とアニメの中で説明されていた。
「どうしたらあんな醜男になるんだ?」
「毎度毎度、私を無実の罪で国外追放する上、暗殺までしてるから、転生するたびにポイントが減っていってるって、女神が言ってたわ。私が強引に婚約者に選ばなかったら、今頃は野垂れ死んでたかもね」
「お前はどうしてあいつがハンドリューの生まれ変わりだって知ってるんだ? 葛杉がそう言ったのか?」
「これよ」
ローゼリアは人差し指と中指の間に右目が入るように、右目の前でピースした。
すると女神の目のごとく、ローゼリアの右目がピンク色に染まった。
「見た相手の前世の姿が見える能力……通称、前世見通し眼。十万転生ポイントを使って付与できる特殊能力よ。私は毎回付与してるから、五万ポイントに値引きしてもらってるけれど」
「そういや、マニュアルにそんな能力載ってたな。他人の前世なんて知ってどうすんだ? と思っていたが、そういうふうに使うのか」
「私も、あいつがハンドリューの生まれ変わりだって知った時は驚いたわよ。容姿だけじゃない、過去最悪のステータスだったんだもの。笑いを通り越して、哀れに思ったわ。かつて私を夢中にさせた男が、あんなに落ちぶれるなんてね」
ローゼリアは呆れ、ため息をつく。
他の生者には平凡仙人の姿が見えないので、「万里小路さんがお一人で悩んでらっしゃる!」と教室中がざわついた。
「葛杉……ハンドリューの方は、お前がローゼリアだと知っているのか?」
「いいえ。そもそも、前世の記憶を継承してないみたい。今までもそうだったわ。そのくせ、毎回同じパターンで私を裏切るんだけど」
「今回は上手くいきそうか?」
「……どうかしら? あんなステータスになっても、私のことを受け入れようとしないのよ。彼以外の男はみんな、私のトリコになるのに」
見せてあげるわ、とローゼリアは席を立つと、葛杉のもとへ歩いていった。平凡仙人も後ろからついて行く。
葛杉はポテチを食べ終え、二リットルのペットボトルのコーラをガブ飲みしていた。
「ねぇ、矢場雄君。放課後に私とデートしない?」
ローゼリアは前屈みになり、とびっきりに愛らしい笑顔で葛杉をデートに誘った。クラス中から羨望と嫉妬の視線が集まる。
葛杉は二リットル分のコーラを飲み干すと、ペットボトルから口を離し、
「ゲェェェップ」
と盛大にゲップした。
「……」
「うわぁ……やりやがった」
ローゼリアの笑顔が凍りつき、教室は静まり返る。平凡仙人も例に漏れず、ドン引きした。
葛杉は周囲の空気を無視し、ニチャァと黄ばんだ歯を剥き出しにして笑った。
「いいぜぇ~。駅前の高級寿司な。いつも通り、お前の奢りで」
「え、えぇ。分かったわ」
ローゼリアはピクピクと表情を引きつらせ、自分の席へ戻っていく。
怒りをあらわに、ドカッと椅子に腰を下ろす。もはやブチ切れる寸前だった。
「……ほらね?」
「とんでもねぇクズじゃねぇか。よく我慢してるな」
「キレたら、向こうの思う壺よ。慰謝料だなんだって、大金をせびってくるに決まってるわ。この世界のお父様はあいつのことをよく思ってないし、私の本当の気持ちを知ったら、問答無用で婚約を取り消すでしょうね」
「何か力になれそうなことがあったら、いつでも言ってくれ。マニュアルで禁じられている行動以外は、だいたい叶えてやれるはずだ」
平凡仙人の言葉に、ローゼリアは疑わしそうに眉をひそめた。
「貴方、あの女神の手先でしょ? ハンドリューに弄ばれている私を笑いに来たんじゃないの?」
「あんな性悪と一緒にしないでくれ。俺は君の手助けをしたいだけだ」
「何で? 赤の他人なのに」
「君が今まで経験した人生を見させてもらった。あれだけのポイントを消費しているのに、毎回同じ結末を送っているというのはおかしい。君に教えると不都合な情報を、女神が知っているとしか思えない。俺は、誰かの人生があいつの遊び道具にされるのが許せないんだよ」
「……うさんくさいやつだと思ってたけど、案外まともなのね」
今の言葉で、ローゼリアは平凡仙人を信用する気になったらしい。
「よろしく」と手を差し出した。
「もし裏切ったら、その仮面カチ割ってやるから。覚悟しておいてね?」
「……おっかないお嬢様だな」
平凡仙人は差し出された手を握り返し、彼女と協定を結んだ。
絶世の美女にして、秀才。家は冗談みたいな金持ちで、小遣い代わりにブラックカードを持たされている。学校は名だたる金持ちが集う、都内の名門私立高校にかよい、毎朝リムジンで送り迎えしてもらっていた。
あまりの優遇っぷりに、陰では「チートお嬢様」と呼ばれるほどだった。
「見ろ! 万里小路さんだ!」
「相変わらず、美人だなぁ。お近づきになりてぇ」
「無理だって。ローズ様はあいつ以外、興味ないんだから」
登校してきたローゼリアに、他の生徒は羨望の眼差しを向ける。同時に、彼女と共にリムジンから降りてきた男子生徒に嫉妬し、ギリギリと歯を食いしばった。
小太りの醜男で、ゲヘゲヘと気味の悪い笑みを浮かべながらローゼリアの隣を歩いている。制服の名札には「葛杉矢場雄」なる冗談のような名前が書いてある。ローゼリアと
「あの男子、何者だ? ローゼリアはハンドリューに復讐しようとしているんじゃなかったのか?」
平凡仙人は首を傾げた。生者に見つからないよう、姿を消し、ローゼリア達の上空を漂っている。
タブレットで葛杉について調べようとしたが、圏外だった。女神に聞こうにも、電話も繋がらない。
「女神め。俺が余計な情報をローゼリアにチクらないよう、妨害しているな?」
平凡仙人はローゼリア本人に事情を聞くため、下界へ降りた。
ローゼリアが教室に入り、着席して一人になったのを見計らい、平凡仙人は彼女にだけ姿を現した。
「ローゼリア」
「キャッ?! 何であんたがここにいるのよ?!」
「ちょいと聞きたいことがあってな」
平凡仙人は隅の席でニタニタ笑っている葛杉を指差した。堂々とポテチを食べながら、美少女ものの漫画を読んでいた。
「あいつは何者だ? お前はハンドリューに復讐するために、この世界へ転生したんじゃなかったのか?」
「何言ってんのよ。あいつがハンドリューよ」
「……何だって?」
平凡仙人は女神に見せられたアニメに登場したハンドリューの姿を思い浮かべ、愕然とした。
少女漫画風に誇張されているとはいえ、ハンドリューは「王子」の名に相応しい高身長の美形だった。何者をも寄せつけない冷たい眼差しは、かえって女性達を魅了させた……とアニメの中で説明されていた。
「どうしたらあんな醜男になるんだ?」
「毎度毎度、私を無実の罪で国外追放する上、暗殺までしてるから、転生するたびにポイントが減っていってるって、女神が言ってたわ。私が強引に婚約者に選ばなかったら、今頃は野垂れ死んでたかもね」
「お前はどうしてあいつがハンドリューの生まれ変わりだって知ってるんだ? 葛杉がそう言ったのか?」
「これよ」
ローゼリアは人差し指と中指の間に右目が入るように、右目の前でピースした。
すると女神の目のごとく、ローゼリアの右目がピンク色に染まった。
「見た相手の前世の姿が見える能力……通称、前世見通し眼。十万転生ポイントを使って付与できる特殊能力よ。私は毎回付与してるから、五万ポイントに値引きしてもらってるけれど」
「そういや、マニュアルにそんな能力載ってたな。他人の前世なんて知ってどうすんだ? と思っていたが、そういうふうに使うのか」
「私も、あいつがハンドリューの生まれ変わりだって知った時は驚いたわよ。容姿だけじゃない、過去最悪のステータスだったんだもの。笑いを通り越して、哀れに思ったわ。かつて私を夢中にさせた男が、あんなに落ちぶれるなんてね」
ローゼリアは呆れ、ため息をつく。
他の生者には平凡仙人の姿が見えないので、「万里小路さんがお一人で悩んでらっしゃる!」と教室中がざわついた。
「葛杉……ハンドリューの方は、お前がローゼリアだと知っているのか?」
「いいえ。そもそも、前世の記憶を継承してないみたい。今までもそうだったわ。そのくせ、毎回同じパターンで私を裏切るんだけど」
「今回は上手くいきそうか?」
「……どうかしら? あんなステータスになっても、私のことを受け入れようとしないのよ。彼以外の男はみんな、私のトリコになるのに」
見せてあげるわ、とローゼリアは席を立つと、葛杉のもとへ歩いていった。平凡仙人も後ろからついて行く。
葛杉はポテチを食べ終え、二リットルのペットボトルのコーラをガブ飲みしていた。
「ねぇ、矢場雄君。放課後に私とデートしない?」
ローゼリアは前屈みになり、とびっきりに愛らしい笑顔で葛杉をデートに誘った。クラス中から羨望と嫉妬の視線が集まる。
葛杉は二リットル分のコーラを飲み干すと、ペットボトルから口を離し、
「ゲェェェップ」
と盛大にゲップした。
「……」
「うわぁ……やりやがった」
ローゼリアの笑顔が凍りつき、教室は静まり返る。平凡仙人も例に漏れず、ドン引きした。
葛杉は周囲の空気を無視し、ニチャァと黄ばんだ歯を剥き出しにして笑った。
「いいぜぇ~。駅前の高級寿司な。いつも通り、お前の奢りで」
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ローゼリアはピクピクと表情を引きつらせ、自分の席へ戻っていく。
怒りをあらわに、ドカッと椅子に腰を下ろす。もはやブチ切れる寸前だった。
「……ほらね?」
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「キレたら、向こうの思う壺よ。慰謝料だなんだって、大金をせびってくるに決まってるわ。この世界のお父様はあいつのことをよく思ってないし、私の本当の気持ちを知ったら、問答無用で婚約を取り消すでしょうね」
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