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所長代理編 第五話「冥界征服計画」
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ヘカテーは「なるほど」と、うなずいた。
「これからはお義兄様とお呼びしたほうがよろしいですか?」
「気まずくなるからやめてくれ」
「んもぉ、ヘカテーったら! そんなんじゃないですってー! うふふっ」
本気で困っている平凡仙人の横で、女神はまんざらでもなさそうに微笑んだ。
「次はお前のことをきかせてくれ。なぜ人生トレーダーを装い、契約を持ちかけた? その様子だと、人生トレーダーに操られているわけでもないんだろう?」
「実は……」
ヘカテーはハデスとの取り引きを含め、何もかも打ち明けた。
話が終わると、二人は黒幕である人生トレーダーよりも、身内のハデスに対して怒っていた。
「最低だな、アイツ」
「いつものことですけれどね。ヘカテーを守ってくださった運転手たちには、特別ボーナスを差し上げましょう」
「最低なのは私もです。並木様が平凡仙人様だと知らずに、契約を持ちかけたのですから。こんなことになるなら、ハデス様と取引なんてしなければ良かった」
「人生を取り戻すためだったんだ、仕方ねぇよ。代わりと言っちゃなんだが、これをやろう」
そう言うと、平凡仙人はヘカテーにピンバッジを渡した。
金色のとりっぷくんのピンバッジだ。夕日を反射し、ピカピカと輝いている。
「……ありがたいですが、ピンバッジで喜べるほど子供ではありません」
「ただのピンバッジじゃない。斡旋所の所長代理権限そのものを具現化したものだ。ハデスが斡旋所を乗っ取ろうとしたときに備えて、女神がくれたんだ。斡旋せずに転生したんで、転生後も持ったままだったらしい」
「ということは、それを付ければ私が所長代理に?」
平凡仙人はうなずいた。
「期限は、俺と女神が斡旋所に戻るまでに設定した。バッジは権限の象徴であって、奪えば所長代理になれるわけじゃないから、安心して目立つ場所に付けるといい。ハデスにもそう伝え……って、どうせリアルタイムで観てるか」
平凡仙人はどこかにあるカメラを通し、ハデスに告げた。
「ハデス、聞こえたな?! 今のお前は非公式の所長代理代理……この世界風に例えるなら、コンビニのオーナー兼押しかけアルバイトだ! いくらお前でも、斡旋所というコンビニの店長になったヘカテーには逆らえないぞ!」
「その例え、通じますかね?」
☆
「……」
クロイとケンカしていた野良猫が、平凡仙人をジッと見つめている。
同じように、ハデスも〈げへな〉に映し出された平凡仙人の映像を、忌々しそうに睨みつけていた。
「テンセーチューブ」の映像はあらゆる生き物の視界と聴覚を集約し、配信されている。野良猫の視界も、その一つだった。
「フンッ、勝手にすれば? 正直、僕も今の斡旋所を管理する気にはなれないし。人生トレーダーのせいで狂った転生ポイントの再計算とか、それを元に被害者への補てんを決めたりとか、ものすごーく忙しいからさ。
残念だよ、ヘカテー。君の姿は元には戻してあげられない」
サーカスのステージに、新たな死者が運ばれる。
人生トレーダーは操られるまま、無表情で死者を迎えた。
「ようこそ、地獄の斡旋所〈げへな〉へ。これより、お前に裁定を下します」
ハデスは興味を失った様子で、映像を消す。ステージのきわまで下り、客席からケルベロスをなでた。
獰猛なケルベロスも、地獄の管理者であるハデスには従順だった。普通の犬のように、なでられて「わふわふ」と喜んでいる。
「ヘカテーもペルセポネも、素直でいい子だったんだけどなぁ。いったい、どこの平凡男の影響を受けたんだか。私の言うことをきいてくれるのは、お前だけだよ」
「「「ばうっ!」」」
ケルベロスは「そうですとも!」と言わんばかりに、一斉に吠えた。
☆
ヘカテーが〈とりっぷ〉所長代理に就任してから、数十年後。
二台の黒猫タクシーが斡旋所の前に止まった。男女の死者がそれぞれ自力で降り、斡旋所へ足を踏み入れる。
ヘカテーは満面の笑みで、二人を迎えた。胸元で、金色のとりっぷくんのバッジが光った。
「いらっしゃいませ。ようこそ、異世界転生斡旋所〈とりっぷ〉へ。転生希望者の方ですか?」
「いいえ」
男女は笑顔で、そろって否定する。
「ですよね」と、ヘカテーは苦笑した。
「おかえりなさい。お姉様、平凡仙人様」
「ただいま、ヘカテー」
「まだ人生トレーダーのままなんだな。ハデスのやつ、へそ曲げてないで元に戻してやればいいのに」
ヘカテーは数十年前と変わらず、人生トレーダーの姿をしていた。
外見に合わせ、斡旋所も怪しげな魔法道具屋に改装されている。
「意外と便利でしたよ。データでは判別できなかった、人生トレーダーの関係者をあぶり出せましたから。おかげで、お二人が戻られるまでに、人生トレーダーにかかわる全ての仕事を達成できました」
「ってことは、後はお前の姿を元に戻すだけだな」
平凡仙人はテーブルを持ち上げると、地下道へつづくドアを踏み抜いた。
いつからいたのか、ハデスがハシゴにしがみついている。平凡仙人の渾身の蹴りは、ギリギリで回避したようだ。
女神を見送ったときと同じ神父の格好で、チェーンつきの丸いサングラスをかけ、黒いカソックをまとっていた。
「ごきげんよう、ハデス様。お久しぶりですね」
女神はハデスがいる穴を見下ろす。笑顔だが、殺気を隠しきれていない。
ハデスは引きつった笑みを浮かべ、わざとらしく明るくふるまった。
「や、やぁ! おかえり、ペルセポネ! 人生体験はどうだった?」
「それはもう、素晴らしかったですわ。斡旋所では体験できないことばかりで、とても刺激的でした。それに、人間のことをかなり理解できるようになったと思います。ハデス様にもぜひ、体験していただきたいですね」
「いやー、僕はムリじゃないかな? いろいろと忙しいし」
「地獄の仕事なら、ヘカテーに任せてはいかがでしょう? 我々が不在の間、一人で所長代理を勤め上げた実績もありますし」
「でもさぁ、地獄の管理者が悪魔の姿してるってどうよ?」
「それはハデス様が元に戻してくだされば済む話です。契約書、まだお持ちなのでしょう?」
「……まぁ、契約書を破棄するくらいならしてもいいかな。君たちがいない間、斡旋所の仕事を頑張ってくれたわけだし」
ハデスはやけに素直だ。
女神はハデスのねらいを察し、あらかじめ釘を刺した。
「あ、冥界の神権限でヘカテーを操るのは無しですよ。私の斡旋所を好き放題破壊し、改造なさった件、忘れていませんから。もし、指示どおりなさらなかったら、この穴に魔界マグマを流し込んで、平凡仙人さんと異世界へ駆け落ちしますからね」
「やだぁぁぁ! 平凡くんと駆け落ちするのだけはやだぁぁぁ!」
☆
ハデスはしぶしぶコウノトリタクシーに乗せられ、人生体験に旅立っていった。
ヘカテーはめでたく元の姿に戻り、〈げへな〉の所長代理になった。同じく元の姿に戻った人生トレーダーは地獄の管理者の使い魔として登録され、そのまま働かされている。
女神は〈とりっぷ〉の所長に復帰。平凡仙人も所長代理から、特別顧問に戻った。
「斡旋しなくていいし、特別顧問のほうが楽だ」と、せいせいしている。
仮面はまた取れなくなると困るので、素顔でいることにした。
衣装だけはローブに戻すつもりだったが、
「スーツのほうが似合っていますよ」
と、女神に言われたので、所長代理の頃に使っていたスーツを着ることにした。
女神もいつものスーツで、ヘカテーから返してもらった金色のとりっぷくんのバッジを胸元に付けていた。
斡旋所の模様替えを終え、全ての準備を完了させると、タイミングを見計らったように客がやって来た。
二人は横に並び、客を迎え入れた。
「いらっしゃいませ」
「ようこそ、異世界転生斡旋所とりっぷへ。転生者の方ですか?」
(第二部「所長代理編」ならびに「女神運営☆異世界転生斡旋所〈とりっぷ〉」終わり)
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「気まずくなるからやめてくれ」
「んもぉ、ヘカテーったら! そんなんじゃないですってー! うふふっ」
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「実は……」
ヘカテーはハデスとの取り引きを含め、何もかも打ち明けた。
話が終わると、二人は黒幕である人生トレーダーよりも、身内のハデスに対して怒っていた。
「最低だな、アイツ」
「いつものことですけれどね。ヘカテーを守ってくださった運転手たちには、特別ボーナスを差し上げましょう」
「最低なのは私もです。並木様が平凡仙人様だと知らずに、契約を持ちかけたのですから。こんなことになるなら、ハデス様と取引なんてしなければ良かった」
「人生を取り戻すためだったんだ、仕方ねぇよ。代わりと言っちゃなんだが、これをやろう」
そう言うと、平凡仙人はヘカテーにピンバッジを渡した。
金色のとりっぷくんのピンバッジだ。夕日を反射し、ピカピカと輝いている。
「……ありがたいですが、ピンバッジで喜べるほど子供ではありません」
「ただのピンバッジじゃない。斡旋所の所長代理権限そのものを具現化したものだ。ハデスが斡旋所を乗っ取ろうとしたときに備えて、女神がくれたんだ。斡旋せずに転生したんで、転生後も持ったままだったらしい」
「ということは、それを付ければ私が所長代理に?」
平凡仙人はうなずいた。
「期限は、俺と女神が斡旋所に戻るまでに設定した。バッジは権限の象徴であって、奪えば所長代理になれるわけじゃないから、安心して目立つ場所に付けるといい。ハデスにもそう伝え……って、どうせリアルタイムで観てるか」
平凡仙人はどこかにあるカメラを通し、ハデスに告げた。
「ハデス、聞こえたな?! 今のお前は非公式の所長代理代理……この世界風に例えるなら、コンビニのオーナー兼押しかけアルバイトだ! いくらお前でも、斡旋所というコンビニの店長になったヘカテーには逆らえないぞ!」
「その例え、通じますかね?」
☆
「……」
クロイとケンカしていた野良猫が、平凡仙人をジッと見つめている。
同じように、ハデスも〈げへな〉に映し出された平凡仙人の映像を、忌々しそうに睨みつけていた。
「テンセーチューブ」の映像はあらゆる生き物の視界と聴覚を集約し、配信されている。野良猫の視界も、その一つだった。
「フンッ、勝手にすれば? 正直、僕も今の斡旋所を管理する気にはなれないし。人生トレーダーのせいで狂った転生ポイントの再計算とか、それを元に被害者への補てんを決めたりとか、ものすごーく忙しいからさ。
残念だよ、ヘカテー。君の姿は元には戻してあげられない」
サーカスのステージに、新たな死者が運ばれる。
人生トレーダーは操られるまま、無表情で死者を迎えた。
「ようこそ、地獄の斡旋所〈げへな〉へ。これより、お前に裁定を下します」
ハデスは興味を失った様子で、映像を消す。ステージのきわまで下り、客席からケルベロスをなでた。
獰猛なケルベロスも、地獄の管理者であるハデスには従順だった。普通の犬のように、なでられて「わふわふ」と喜んでいる。
「ヘカテーもペルセポネも、素直でいい子だったんだけどなぁ。いったい、どこの平凡男の影響を受けたんだか。私の言うことをきいてくれるのは、お前だけだよ」
「「「ばうっ!」」」
ケルベロスは「そうですとも!」と言わんばかりに、一斉に吠えた。
☆
ヘカテーが〈とりっぷ〉所長代理に就任してから、数十年後。
二台の黒猫タクシーが斡旋所の前に止まった。男女の死者がそれぞれ自力で降り、斡旋所へ足を踏み入れる。
ヘカテーは満面の笑みで、二人を迎えた。胸元で、金色のとりっぷくんのバッジが光った。
「いらっしゃいませ。ようこそ、異世界転生斡旋所〈とりっぷ〉へ。転生希望者の方ですか?」
「いいえ」
男女は笑顔で、そろって否定する。
「ですよね」と、ヘカテーは苦笑した。
「おかえりなさい。お姉様、平凡仙人様」
「ただいま、ヘカテー」
「まだ人生トレーダーのままなんだな。ハデスのやつ、へそ曲げてないで元に戻してやればいいのに」
ヘカテーは数十年前と変わらず、人生トレーダーの姿をしていた。
外見に合わせ、斡旋所も怪しげな魔法道具屋に改装されている。
「意外と便利でしたよ。データでは判別できなかった、人生トレーダーの関係者をあぶり出せましたから。おかげで、お二人が戻られるまでに、人生トレーダーにかかわる全ての仕事を達成できました」
「ってことは、後はお前の姿を元に戻すだけだな」
平凡仙人はテーブルを持ち上げると、地下道へつづくドアを踏み抜いた。
いつからいたのか、ハデスがハシゴにしがみついている。平凡仙人の渾身の蹴りは、ギリギリで回避したようだ。
女神を見送ったときと同じ神父の格好で、チェーンつきの丸いサングラスをかけ、黒いカソックをまとっていた。
「ごきげんよう、ハデス様。お久しぶりですね」
女神はハデスがいる穴を見下ろす。笑顔だが、殺気を隠しきれていない。
ハデスは引きつった笑みを浮かべ、わざとらしく明るくふるまった。
「や、やぁ! おかえり、ペルセポネ! 人生体験はどうだった?」
「それはもう、素晴らしかったですわ。斡旋所では体験できないことばかりで、とても刺激的でした。それに、人間のことをかなり理解できるようになったと思います。ハデス様にもぜひ、体験していただきたいですね」
「いやー、僕はムリじゃないかな? いろいろと忙しいし」
「地獄の仕事なら、ヘカテーに任せてはいかがでしょう? 我々が不在の間、一人で所長代理を勤め上げた実績もありますし」
「でもさぁ、地獄の管理者が悪魔の姿してるってどうよ?」
「それはハデス様が元に戻してくだされば済む話です。契約書、まだお持ちなのでしょう?」
「……まぁ、契約書を破棄するくらいならしてもいいかな。君たちがいない間、斡旋所の仕事を頑張ってくれたわけだし」
ハデスはやけに素直だ。
女神はハデスのねらいを察し、あらかじめ釘を刺した。
「あ、冥界の神権限でヘカテーを操るのは無しですよ。私の斡旋所を好き放題破壊し、改造なさった件、忘れていませんから。もし、指示どおりなさらなかったら、この穴に魔界マグマを流し込んで、平凡仙人さんと異世界へ駆け落ちしますからね」
「やだぁぁぁ! 平凡くんと駆け落ちするのだけはやだぁぁぁ!」
☆
ハデスはしぶしぶコウノトリタクシーに乗せられ、人生体験に旅立っていった。
ヘカテーはめでたく元の姿に戻り、〈げへな〉の所長代理になった。同じく元の姿に戻った人生トレーダーは地獄の管理者の使い魔として登録され、そのまま働かされている。
女神は〈とりっぷ〉の所長に復帰。平凡仙人も所長代理から、特別顧問に戻った。
「斡旋しなくていいし、特別顧問のほうが楽だ」と、せいせいしている。
仮面はまた取れなくなると困るので、素顔でいることにした。
衣装だけはローブに戻すつもりだったが、
「スーツのほうが似合っていますよ」
と、女神に言われたので、所長代理の頃に使っていたスーツを着ることにした。
女神もいつものスーツで、ヘカテーから返してもらった金色のとりっぷくんのバッジを胸元に付けていた。
斡旋所の模様替えを終え、全ての準備を完了させると、タイミングを見計らったように客がやって来た。
二人は横に並び、客を迎え入れた。
「いらっしゃいませ」
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