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第1章 王子の変化と王城を襲う陰謀
『17、王都散策③~果物屋での一幕~』
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さて、例の物とはタルト用のフルーツである。
何ぶん使う量が量なので、直接果物屋から購入する必要があった。
その分の資金としてフェブアー騎士団長に金貨7枚が預けられているはず。
70万がポンッと出てくる執務室の金庫・・・恐るべし!
一体、あの中には何円入っているのだろうか。
「もう少ししたら行こうか。思いっきり注目を浴びちゃったし」
「私は面白かったですよ。普段は見れない王子の焦り顔を見れましたから!」
意地悪そうな笑みを浮かべるフェブアー騎士団長。
確かに精神年齢20歳を超えている俺が焦ることなんて滅多にないけど。
しばらく他愛もない会話をして時間を潰してから、果物屋へ歩みを進める。
果物屋に着くと、中から怒声が聞こえてきた。
「お前は馬鹿か!何でこんなに頼んだんだ!完全に不良在庫じゃねぇか!」
「本当にすみません・・・。0の桁数を間違えました・・・」
「どうやったらこんな余分に0を付け足すんだよ!」
わーお。これは俗に言う発注ミスってやつじゃん。
困っているみたいだし、俺のフルーツタルトに使えないだろうか。
今のところ参加者は200人程度だから、余裕をもって250個は作りたいところ。
それにはフルーツがそれぞれ100個ずつは必要なのだ。
「すみません、どうしたんですか?怒声が聞こえましたが」
まずは知らないふりをして探りを入れてみるか。
「あ?こいつがフラスとアメリとチャナを100個も多く頼んじまったのよ。それだけの在庫を処分していかなきゃいけねぇと思うと、気が滅入るぜ・・・」
店主らしき男性がぼやいているが、俺にとってはむしろ好都合。
どれもタルトに使う異世界特有の果物だったし、交渉次第では安く手に入れることが出来るかもしれない。
「でしたら、その在庫を全て戴けませんか?」
そう言うと、店主は目を大きく見開いた。
「え・・・3つの果物を100個ずつですかい?坊主、正気か?」
「至って正気ですよ。パーティーというものに使うから100個ずつ買ってきてって頼まれたからそうしているだけです。他にも頼まれているものがあるんだけど」
題して、”お使いだから俺は何にも知らないよ作戦”!
店主は、貴族が買ってくれるらしいと知った途端にゴマをするような態度になった。
「分かりました。貴族様であらせられましたか。すぐに準備いたしますね」
今にも揉み手をしそうな勢いで顔を近づけてきたと思ったら、すぐに奥に引っ込んでいく。
一体何がしたいのだろうか。狙いが分からない分、余計に不気味である。
その時、壁に貼ってあったメモに何気なく視線を向けた俺はある事に気づいた。
そこには売れた果物と売り上げが並んで書かれている。
3列あるのだが、一番右列に異常があった。
これ・・・ヤバいんじゃないの?
「貴族の子供らしいと分かった途端、態度が豹変しましたね」
嫌悪感満載で近づいてきたのは、フェブアー騎士団長。
「普段なら即刻立ち去るところだけど、ちょっとマズいことが起きているね」
「リレン様、マズいこととは?」
その質問に答えようとした時、店主が新しいメモを持って戻ってきた。
「それで・・・何をご所望ですかな?」
「リンゴと桃とブドウだね。それぞれ100個ずつ買える?」
「はいはい。先述の3つと合わせて金貨5枚になります」
うん。十分払える金額ではある。ただそれだと少し多いかな?
貴族の子供は計算もロクに出来ないと高をくくっているんじゃない?
ならばその鼻っ柱、へし折ってあげよう!
「あれ、計算が間違っていない?100個ってことは純粋に硬貨の価値が2つ上がるだけでしょ?全て合計すると金貨3枚じゃないの?」
慌てて計算し直そうとする店主。俺はそんなんで誤魔化されないよ?
「それにそこにあるメモも全て多く金額が書いてあるね。普段からこんなことしてんの?」
途端に店主の顔が真っ青になり、視線があちらこちらに泳ぎ始める。
ダメじゃないか、そんな姿を見せちゃ・・・。認めたも同然だね。
思わぬところから攻撃を受けた店主は膝から崩れ落ちる。
そして必死の形相で土下座を始めた。
「すみません!どうかお許しください!貴族の子弟にしかしておりませんので」
「だからそれがおかしいって言ってんの。貴族の子供は計算もロクに出来ないと思っているんでしょ?仲間が馬鹿にされているのを黙って見過ごせと?」
実際には仲間ではないのだが、今は細かいことは気にしない。
どうやっても助からないと判断したのだろう。店主が力なくへたり込んだ。
「お父さん?どうかしたの?」
奥から出てきたのは、俺と同じくらいの年齢の男の子。
後ろには店主の父親だろうか。70歳くらいのご老人も付いていた。
その人物は俺と店主を見比べ、次に壁際のメモに視線を向ける。
それだけで、店主が何をしていたのかが分かったのだろう。
無理矢理店主を立たせると、頬に思いっきり平手打ちを食らわせていく。
パシッという乾いた音が店内に響き渡る。
再び崩れ落ちた店主を冷たい目で見つめた後、ご老人は俺に向かって深々と頭を下げた。
「この果物屋の元店主、レシンでございます。この度は息子のトロべがご迷惑をおかけしました。お詫びいたします。申し訳ありませんでした」
「・・・顔を上げてください。貴族の子弟にしか不正を行っていないそうですから」
顔を上げてもなお、申し訳なさそうなレシンさんに好感を覚えた俺は意を決した。
「レシンさん、これはここだけの秘密にしておいてくださいね」
「分かった。約束は守ろう」
「僕の名前は、リレン=グラッザド。一応、この国の第1王子です」
「何と!王族、しかも王子相手に不正を行おうとしていたのか!このバカ息子がぁ!」
再び店主改めトロべさんに平手打ちを食らわせるレシンさん。
「トロべさんの処分は、ここにいる騎士団長のフェブアー殿に決めていただく」
レシンさんを宥めながらそう言うと、フェブアー騎士団長が一歩前に出た。
「果物屋店主、トロべ。そなたの処分は店主権利剥奪だ。只今を持って、この果物屋の店主はレシンが再び就任することとする」
「・・・え?それだけでございますか?」
もっと重い処分が下ると思っていたのだろう。トロべさんが目を見開いた。
「王子は買い物中かつお忍び中だ。よって大事になるのは避けたい」
その言葉に弾かれたようにレシンさんが俺の方を向く。
「メモによるとパーティー用に果物6種を100個ずつとなっておりますが」
「それで大丈夫だよ。代金は金貨3枚だっけ?」
財布を出して代金を払おうとすると、レシンさんが首を横に振った。
「お代は構いません。私を信頼してくださったお礼と、失礼に対するお詫びです」
「さすがに金貨3枚をタダにしてもらうのはなぁ・・・」
渋っていると、レシンさんがグイッと顔を近づけてきた。
「いくら王子とはいえ、子供が遠慮するものではありませんよ」
――串焼き屋でも言われた気がするんだけど、そのセリフ。
「分かりました。ありがたく頂きます」
「はい。果物は後で王城までお運びしますので、心配しないでください」
そこまでしてくれるのか・・・。本当に申し訳なくなってくる。
パーティーに招待して、美味しいタルトを食べてもらおうか。
絶対、自分のところのフルーツを使ったタルトに興味あるでしょ。
こうして、パーティーへの招待者を一人増やし、俺たちは果物屋を後にした。
「さて、次はギルドとお土産かな。今度こそサリマ地区に行こう」
サリマ地区は別名『装飾の街』という。
装飾品に力を入れている地区で、王都に滅多にこれない人間はここでお土産を買っていく。
ここからサリマ地区に行くまでの道にギルドもあるから、そこでお茶でもしようかな。
そう思いながら道に視線を向けると、2人の男が道を塞ぐように立っているのが見えた。
何ぶん使う量が量なので、直接果物屋から購入する必要があった。
その分の資金としてフェブアー騎士団長に金貨7枚が預けられているはず。
70万がポンッと出てくる執務室の金庫・・・恐るべし!
一体、あの中には何円入っているのだろうか。
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意地悪そうな笑みを浮かべるフェブアー騎士団長。
確かに精神年齢20歳を超えている俺が焦ることなんて滅多にないけど。
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果物屋に着くと、中から怒声が聞こえてきた。
「お前は馬鹿か!何でこんなに頼んだんだ!完全に不良在庫じゃねぇか!」
「本当にすみません・・・。0の桁数を間違えました・・・」
「どうやったらこんな余分に0を付け足すんだよ!」
わーお。これは俗に言う発注ミスってやつじゃん。
困っているみたいだし、俺のフルーツタルトに使えないだろうか。
今のところ参加者は200人程度だから、余裕をもって250個は作りたいところ。
それにはフルーツがそれぞれ100個ずつは必要なのだ。
「すみません、どうしたんですか?怒声が聞こえましたが」
まずは知らないふりをして探りを入れてみるか。
「あ?こいつがフラスとアメリとチャナを100個も多く頼んじまったのよ。それだけの在庫を処分していかなきゃいけねぇと思うと、気が滅入るぜ・・・」
店主らしき男性がぼやいているが、俺にとってはむしろ好都合。
どれもタルトに使う異世界特有の果物だったし、交渉次第では安く手に入れることが出来るかもしれない。
「でしたら、その在庫を全て戴けませんか?」
そう言うと、店主は目を大きく見開いた。
「え・・・3つの果物を100個ずつですかい?坊主、正気か?」
「至って正気ですよ。パーティーというものに使うから100個ずつ買ってきてって頼まれたからそうしているだけです。他にも頼まれているものがあるんだけど」
題して、”お使いだから俺は何にも知らないよ作戦”!
店主は、貴族が買ってくれるらしいと知った途端にゴマをするような態度になった。
「分かりました。貴族様であらせられましたか。すぐに準備いたしますね」
今にも揉み手をしそうな勢いで顔を近づけてきたと思ったら、すぐに奥に引っ込んでいく。
一体何がしたいのだろうか。狙いが分からない分、余計に不気味である。
その時、壁に貼ってあったメモに何気なく視線を向けた俺はある事に気づいた。
そこには売れた果物と売り上げが並んで書かれている。
3列あるのだが、一番右列に異常があった。
これ・・・ヤバいんじゃないの?
「貴族の子供らしいと分かった途端、態度が豹変しましたね」
嫌悪感満載で近づいてきたのは、フェブアー騎士団長。
「普段なら即刻立ち去るところだけど、ちょっとマズいことが起きているね」
「リレン様、マズいこととは?」
その質問に答えようとした時、店主が新しいメモを持って戻ってきた。
「それで・・・何をご所望ですかな?」
「リンゴと桃とブドウだね。それぞれ100個ずつ買える?」
「はいはい。先述の3つと合わせて金貨5枚になります」
うん。十分払える金額ではある。ただそれだと少し多いかな?
貴族の子供は計算もロクに出来ないと高をくくっているんじゃない?
ならばその鼻っ柱、へし折ってあげよう!
「あれ、計算が間違っていない?100個ってことは純粋に硬貨の価値が2つ上がるだけでしょ?全て合計すると金貨3枚じゃないの?」
慌てて計算し直そうとする店主。俺はそんなんで誤魔化されないよ?
「それにそこにあるメモも全て多く金額が書いてあるね。普段からこんなことしてんの?」
途端に店主の顔が真っ青になり、視線があちらこちらに泳ぎ始める。
ダメじゃないか、そんな姿を見せちゃ・・・。認めたも同然だね。
思わぬところから攻撃を受けた店主は膝から崩れ落ちる。
そして必死の形相で土下座を始めた。
「すみません!どうかお許しください!貴族の子弟にしかしておりませんので」
「だからそれがおかしいって言ってんの。貴族の子供は計算もロクに出来ないと思っているんでしょ?仲間が馬鹿にされているのを黙って見過ごせと?」
実際には仲間ではないのだが、今は細かいことは気にしない。
どうやっても助からないと判断したのだろう。店主が力なくへたり込んだ。
「お父さん?どうかしたの?」
奥から出てきたのは、俺と同じくらいの年齢の男の子。
後ろには店主の父親だろうか。70歳くらいのご老人も付いていた。
その人物は俺と店主を見比べ、次に壁際のメモに視線を向ける。
それだけで、店主が何をしていたのかが分かったのだろう。
無理矢理店主を立たせると、頬に思いっきり平手打ちを食らわせていく。
パシッという乾いた音が店内に響き渡る。
再び崩れ落ちた店主を冷たい目で見つめた後、ご老人は俺に向かって深々と頭を下げた。
「この果物屋の元店主、レシンでございます。この度は息子のトロべがご迷惑をおかけしました。お詫びいたします。申し訳ありませんでした」
「・・・顔を上げてください。貴族の子弟にしか不正を行っていないそうですから」
顔を上げてもなお、申し訳なさそうなレシンさんに好感を覚えた俺は意を決した。
「レシンさん、これはここだけの秘密にしておいてくださいね」
「分かった。約束は守ろう」
「僕の名前は、リレン=グラッザド。一応、この国の第1王子です」
「何と!王族、しかも王子相手に不正を行おうとしていたのか!このバカ息子がぁ!」
再び店主改めトロべさんに平手打ちを食らわせるレシンさん。
「トロべさんの処分は、ここにいる騎士団長のフェブアー殿に決めていただく」
レシンさんを宥めながらそう言うと、フェブアー騎士団長が一歩前に出た。
「果物屋店主、トロべ。そなたの処分は店主権利剥奪だ。只今を持って、この果物屋の店主はレシンが再び就任することとする」
「・・・え?それだけでございますか?」
もっと重い処分が下ると思っていたのだろう。トロべさんが目を見開いた。
「王子は買い物中かつお忍び中だ。よって大事になるのは避けたい」
その言葉に弾かれたようにレシンさんが俺の方を向く。
「メモによるとパーティー用に果物6種を100個ずつとなっておりますが」
「それで大丈夫だよ。代金は金貨3枚だっけ?」
財布を出して代金を払おうとすると、レシンさんが首を横に振った。
「お代は構いません。私を信頼してくださったお礼と、失礼に対するお詫びです」
「さすがに金貨3枚をタダにしてもらうのはなぁ・・・」
渋っていると、レシンさんがグイッと顔を近づけてきた。
「いくら王子とはいえ、子供が遠慮するものではありませんよ」
――串焼き屋でも言われた気がするんだけど、そのセリフ。
「分かりました。ありがたく頂きます」
「はい。果物は後で王城までお運びしますので、心配しないでください」
そこまでしてくれるのか・・・。本当に申し訳なくなってくる。
パーティーに招待して、美味しいタルトを食べてもらおうか。
絶対、自分のところのフルーツを使ったタルトに興味あるでしょ。
こうして、パーティーへの招待者を一人増やし、俺たちは果物屋を後にした。
「さて、次はギルドとお土産かな。今度こそサリマ地区に行こう」
サリマ地区は別名『装飾の街』という。
装飾品に力を入れている地区で、王都に滅多にこれない人間はここでお土産を買っていく。
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