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第3章 銀髪の兄弟と国を揺るがす大戦
『82、わがままな第2王妃』
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後ろを振り返ると、母上が俺の拳を握っていた。
「やめて。ここでこの男を殴ったら、あの女に何を言われるか分からないわ」
「あらあら。ついにご自慢の第1王子が帰っていらしたのね」
声を聞いて顔を青ざめさせた母上に、兄弟と同じ銀髪の女が近づいてくる。
真っ赤なドレスに身を包んでおり、気が強そうな吊り目をしていた。
間違いなく失礼な兄と無口な弟の母親だと分かる。
「えっと・・・あなたは誰ですか?この城では見たことがありませんが。新しい使用人で?」
「まあ、ドレスを着た使用人がいるとでも?あなたの目は何のためについているのかしら」
嘲笑を見せる銀髪女に怒りが倍増していく。
この親子は揃いも揃って、人を煽って怒らせるのが得意なのかな?
「これは失礼いたしました。僕は第1王子のリレン=グラッザドです。あなた様は?」
「モルネ様の第2夫人となりました、ハ―ナン=シルバーですわ」
そう言って優雅にお辞儀をしてみせる。
わざとなのか、グラッザド姓ではなく旧姓であるシルバーを使っているようだ。
母上と同じ姓は使いたくないということなのだろうか。
実際にハーナンが来たと分かったとき、母上は酷く顔を青ざめさせて震えていた。
敵意を向けられていたからだと考えれば、一応は全てに筋が通る。
「ハーナン様ですね。よろしくお願いします。実は折り入ってお願いがあるのですが」
「何?私に出来ることであれば叶えてあげるわよ」
自信満々に胸を張るハーナンを精一杯のジト目で見つめる。
あなたの息子に関することですよ。何でそんなに自信満々なんですかねぇ。
仲良くしてほしいとか生温いお願いだと思ってるのかな?
「実はあなたの息子に大切な母上を侮辱されましてね。教育していただきたいと思って」
「そうなの?リアン」
この失礼な兄、リアン=シルバーっていうのかよ。
尋ねるハーナンに対してリアンはあろうことか、大きく首を横に振ってみせた。
「どういうことかしら?本人はそんな失礼なこと言ってないって」
「は?あなたは何を言っているんだ?リアンは怒られたくないんですから否定するに決まっているじゃないですか。なぜ簡単に信じるんです?」
ついつい敬語を崩しそうになってしまいそうになり、慌てて元に戻す。
今は失礼な行為について責めているのだから、相手に責める口実を与えてはいけない。
「あなたはうちのリアンが嘘をついているって言うの?とんでもない子ね」
「僕はバカになんてしていない!この嘘つき王子め!」
ハーナンが味方についていると分かったリアンまでもが俺への攻撃を開始した。
こうなってしまっては埒が明かないな。
態勢を立て直そうと頭を下げる準備をし始めたとき、後ろから氷点下の声が響く。
「誰が嘘つき王子ですって?私の弟をバカにしているの?」
「今の発言も弟をバカにしているから責めて良いわよね?」
「私はこの耳で聞いていましたよ?何なら魔導具の力を借りて証明してみます?」
アスネお姉さま、アリナお姉さま、ツバーナが俺を守るように立ち塞がる。
これで4対2と形勢が逆転し、リアンとハーナンが苦い顔をした。
「くっ・・・リアン、ここは謝っておきなさい。他の口実を見つけたら徹底的に攻めるわよ」
「分かった。バカにしてごめんなさい」
いっそ清々しいまでの棒読みだったため、お姉さまたちの怒りが爆発した。
般若の形相になると、リアンに詰め寄って口々に罵倒し始める。
「うちの弟だけでなく母親までもバカにしておいてその態度は何かしら?」
「謝っておけばいいわけじゃないのよ。あんな棒読みの謝罪で私たちが納得するとでも?」
「お仕置き用の魔導具もたくさんあるけど、どれがいいかしら?」
リアンもまさかお姉さまたちに詰め寄られるとは思っていなかったらしい。
後退りながら、恐怖の表情を浮かべてハーナンの方をチラチラと盗み見ている。
助けてもらいたいのだろうが、彼女は息子が立たされている窮地に気づいていない。
絶望の表情を浮かべたリアンは大きく腰を折って、真剣に謝罪した。
「ゴメンなさい!僕を許してぇー!」
涙を流さんばかりの弱々しい声に、お姉さまたちも許すことを決めたようだ。
その瞬間、リアムは恨めしげに俺を睨んでから怒ったような足取りで城に入っていった。
「ちょっと父上。なんであんな奴を城に招き入れたんですか!」
「儂だってあんな奴は城に入れたくなかったよ。だけどアイツに脅されたんだ」
父上からの話によると、あの女はイルマス教の教会のシスターだったらしい。
しかし勤務態度が怠慢だったため、シスター長のキリサに厳しく怒られていた。
やっと解放された彼女を不憫に思った父上はたくさんのチップを与えて奮起を促した。
しかし、それが全ての間違いだったことが後になって判明する。
イルマス教のシスターはチップを貰うことを厳しく禁止しており、破った場合は追放だ。
当然のように彼女は追放となり、モルネを頼ってきた。
自分がチップを与えたせいで彼女が首になってしまったという負い目から父上は承諾。
ここから泥沼に突入していく。
母上の目を盗んで会うという要求を呑んでいるうちに、彼女が妊娠してしまったのだ。
このままでは完全な妾の子となってしまうため、彼女から側室の座を要求された。
要するに、自分の息子が次期国王になるように仕向けたかったのだろう。
ここから先は何があったのか知らないが、断罪会の後、いつの間にか城にいたそうだ。
こうして側室となった彼女は母上を虐げ、わがまま放題に振る舞っているのだとか。
「なるほどね。これはどうしようもないな・・・」
「王城から追い出すということは出来そうにないから、説得するしか無いわね」
アスネお姉さまが苦虫を嚙み潰したような顔をする。
その時、まだ外に残っていたリアンの弟がこちらに近付いてきて頭を下げた。
「うちの母と兄がゴメンなさい。2人とも怯えているんだよ」
「随分、しっかりとしているのね。それにしても怯えているってどういうこと?」
アリナお姉さまが尋ねると、弟は首に掛けていたペンダントに触れた。
魔力がペンダントに流れ込んでいき、やがて1人の男の顔が浮かび上がってくる。
額にいくつも皺が寄っており、厳しい顔をしていた。
「これって・・・もしかしてウダハル王?この男がどうかしたの?」
「僕たちの家族は全員がこの男の奴隷になっていたんだ。だから王族に怯えている」
弟の言葉に全員が絶句する。
父上と会うまでにウダハル王とつながり、奴隷化されてしまったのだろう。
あの国は奴隷をむしろ労働力として承認しているから、あり得ない話ではない。
しかもウダハル王は奴隷を人として見てくれないという噂も聞く。
そりゃ王族に不信感や恐れを抱くよね。
つまり俺たちがやることは王族への不信感を取り払ってあげることだ。
俺たちの王族がウダハルの王族とは違うぞということを見せてあげなければならない。
長期戦だが、一歩一歩やっていくしかないな。
母親が異なるとはいえ、俺とリアンは兄弟であることに変わりは無いのだから。
「つまり王族への不信感を取り払えばいいのね。解決策が見つかって良かったわ」
「問題はどうやって不信感を取り払うかだよ。下手なことをして逆に深められても困るし」
俺は苦い顔をしてツバーナの方を見た。
ここにいる誰よりも長く生きているであろうツバーナならば良い案があると思ったのだ。
「そうですね・・・心を砕くには会話をするのが一番です。というわけで一緒に食事ですよ」
「君の家族は食事はどうしているの?」
不安そうな顔で話の内容に耳を傾けている弟に聞いてみる。
ここで問題に真剣に取り組むことで、弟の信頼を勝ち取っておこうと思ったのだ。
「うちの家族は部屋で食べています。妙な薬などが仕込まれていないか不安だそうで・・・」
「そう。だったらなお良いね。料理を作るところから手伝ってもらおう」
俺の提案に全員がキョトンとした。
確かに普通の来客にならば料理を作ってもらうというのは絶対にありえない行為だ。
しかし、そうでなければ薬を警戒して一緒に食事はしてもらえないだろう。
そう説明すると家族全員とツバーナが納得したような表情を浮かべて準備に取り掛かる。
さあ、母子のトラウマを解消させに行こうか。
「やめて。ここでこの男を殴ったら、あの女に何を言われるか分からないわ」
「あらあら。ついにご自慢の第1王子が帰っていらしたのね」
声を聞いて顔を青ざめさせた母上に、兄弟と同じ銀髪の女が近づいてくる。
真っ赤なドレスに身を包んでおり、気が強そうな吊り目をしていた。
間違いなく失礼な兄と無口な弟の母親だと分かる。
「えっと・・・あなたは誰ですか?この城では見たことがありませんが。新しい使用人で?」
「まあ、ドレスを着た使用人がいるとでも?あなたの目は何のためについているのかしら」
嘲笑を見せる銀髪女に怒りが倍増していく。
この親子は揃いも揃って、人を煽って怒らせるのが得意なのかな?
「これは失礼いたしました。僕は第1王子のリレン=グラッザドです。あなた様は?」
「モルネ様の第2夫人となりました、ハ―ナン=シルバーですわ」
そう言って優雅にお辞儀をしてみせる。
わざとなのか、グラッザド姓ではなく旧姓であるシルバーを使っているようだ。
母上と同じ姓は使いたくないということなのだろうか。
実際にハーナンが来たと分かったとき、母上は酷く顔を青ざめさせて震えていた。
敵意を向けられていたからだと考えれば、一応は全てに筋が通る。
「ハーナン様ですね。よろしくお願いします。実は折り入ってお願いがあるのですが」
「何?私に出来ることであれば叶えてあげるわよ」
自信満々に胸を張るハーナンを精一杯のジト目で見つめる。
あなたの息子に関することですよ。何でそんなに自信満々なんですかねぇ。
仲良くしてほしいとか生温いお願いだと思ってるのかな?
「実はあなたの息子に大切な母上を侮辱されましてね。教育していただきたいと思って」
「そうなの?リアン」
この失礼な兄、リアン=シルバーっていうのかよ。
尋ねるハーナンに対してリアンはあろうことか、大きく首を横に振ってみせた。
「どういうことかしら?本人はそんな失礼なこと言ってないって」
「は?あなたは何を言っているんだ?リアンは怒られたくないんですから否定するに決まっているじゃないですか。なぜ簡単に信じるんです?」
ついつい敬語を崩しそうになってしまいそうになり、慌てて元に戻す。
今は失礼な行為について責めているのだから、相手に責める口実を与えてはいけない。
「あなたはうちのリアンが嘘をついているって言うの?とんでもない子ね」
「僕はバカになんてしていない!この嘘つき王子め!」
ハーナンが味方についていると分かったリアンまでもが俺への攻撃を開始した。
こうなってしまっては埒が明かないな。
態勢を立て直そうと頭を下げる準備をし始めたとき、後ろから氷点下の声が響く。
「誰が嘘つき王子ですって?私の弟をバカにしているの?」
「今の発言も弟をバカにしているから責めて良いわよね?」
「私はこの耳で聞いていましたよ?何なら魔導具の力を借りて証明してみます?」
アスネお姉さま、アリナお姉さま、ツバーナが俺を守るように立ち塞がる。
これで4対2と形勢が逆転し、リアンとハーナンが苦い顔をした。
「くっ・・・リアン、ここは謝っておきなさい。他の口実を見つけたら徹底的に攻めるわよ」
「分かった。バカにしてごめんなさい」
いっそ清々しいまでの棒読みだったため、お姉さまたちの怒りが爆発した。
般若の形相になると、リアンに詰め寄って口々に罵倒し始める。
「うちの弟だけでなく母親までもバカにしておいてその態度は何かしら?」
「謝っておけばいいわけじゃないのよ。あんな棒読みの謝罪で私たちが納得するとでも?」
「お仕置き用の魔導具もたくさんあるけど、どれがいいかしら?」
リアンもまさかお姉さまたちに詰め寄られるとは思っていなかったらしい。
後退りながら、恐怖の表情を浮かべてハーナンの方をチラチラと盗み見ている。
助けてもらいたいのだろうが、彼女は息子が立たされている窮地に気づいていない。
絶望の表情を浮かべたリアンは大きく腰を折って、真剣に謝罪した。
「ゴメンなさい!僕を許してぇー!」
涙を流さんばかりの弱々しい声に、お姉さまたちも許すことを決めたようだ。
その瞬間、リアムは恨めしげに俺を睨んでから怒ったような足取りで城に入っていった。
「ちょっと父上。なんであんな奴を城に招き入れたんですか!」
「儂だってあんな奴は城に入れたくなかったよ。だけどアイツに脅されたんだ」
父上からの話によると、あの女はイルマス教の教会のシスターだったらしい。
しかし勤務態度が怠慢だったため、シスター長のキリサに厳しく怒られていた。
やっと解放された彼女を不憫に思った父上はたくさんのチップを与えて奮起を促した。
しかし、それが全ての間違いだったことが後になって判明する。
イルマス教のシスターはチップを貰うことを厳しく禁止しており、破った場合は追放だ。
当然のように彼女は追放となり、モルネを頼ってきた。
自分がチップを与えたせいで彼女が首になってしまったという負い目から父上は承諾。
ここから泥沼に突入していく。
母上の目を盗んで会うという要求を呑んでいるうちに、彼女が妊娠してしまったのだ。
このままでは完全な妾の子となってしまうため、彼女から側室の座を要求された。
要するに、自分の息子が次期国王になるように仕向けたかったのだろう。
ここから先は何があったのか知らないが、断罪会の後、いつの間にか城にいたそうだ。
こうして側室となった彼女は母上を虐げ、わがまま放題に振る舞っているのだとか。
「なるほどね。これはどうしようもないな・・・」
「王城から追い出すということは出来そうにないから、説得するしか無いわね」
アスネお姉さまが苦虫を嚙み潰したような顔をする。
その時、まだ外に残っていたリアンの弟がこちらに近付いてきて頭を下げた。
「うちの母と兄がゴメンなさい。2人とも怯えているんだよ」
「随分、しっかりとしているのね。それにしても怯えているってどういうこと?」
アリナお姉さまが尋ねると、弟は首に掛けていたペンダントに触れた。
魔力がペンダントに流れ込んでいき、やがて1人の男の顔が浮かび上がってくる。
額にいくつも皺が寄っており、厳しい顔をしていた。
「これって・・・もしかしてウダハル王?この男がどうかしたの?」
「僕たちの家族は全員がこの男の奴隷になっていたんだ。だから王族に怯えている」
弟の言葉に全員が絶句する。
父上と会うまでにウダハル王とつながり、奴隷化されてしまったのだろう。
あの国は奴隷をむしろ労働力として承認しているから、あり得ない話ではない。
しかもウダハル王は奴隷を人として見てくれないという噂も聞く。
そりゃ王族に不信感や恐れを抱くよね。
つまり俺たちがやることは王族への不信感を取り払ってあげることだ。
俺たちの王族がウダハルの王族とは違うぞということを見せてあげなければならない。
長期戦だが、一歩一歩やっていくしかないな。
母親が異なるとはいえ、俺とリアンは兄弟であることに変わりは無いのだから。
「つまり王族への不信感を取り払えばいいのね。解決策が見つかって良かったわ」
「問題はどうやって不信感を取り払うかだよ。下手なことをして逆に深められても困るし」
俺は苦い顔をしてツバーナの方を見た。
ここにいる誰よりも長く生きているであろうツバーナならば良い案があると思ったのだ。
「そうですね・・・心を砕くには会話をするのが一番です。というわけで一緒に食事ですよ」
「君の家族は食事はどうしているの?」
不安そうな顔で話の内容に耳を傾けている弟に聞いてみる。
ここで問題に真剣に取り組むことで、弟の信頼を勝ち取っておこうと思ったのだ。
「うちの家族は部屋で食べています。妙な薬などが仕込まれていないか不安だそうで・・・」
「そう。だったらなお良いね。料理を作るところから手伝ってもらおう」
俺の提案に全員がキョトンとした。
確かに普通の来客にならば料理を作ってもらうというのは絶対にありえない行為だ。
しかし、そうでなければ薬を警戒して一緒に食事はしてもらえないだろう。
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