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第一話 出会い
しおりを挟む真夜中、光の国と青の国の国境沿いにある山を一人の青年が横断している時のことであった。
遠くに見える焚火と思しき赤い光から数人の男女が見える。
近づきにつれて
「…ほら、ちゃんとくわえろ」
「うっ」
「ふっふっ」
と下卑た声が聞こえてきた。
山賊が村を襲って、捕まえた若い婦女を犯しているのだろうか。
正直、関わりたくはないが彼らを殺すことでこの辺の治安もよくなることだろう。
青年は彼らを殺すことにした。
黒髪の少女は声も上げず、ただなすがまま4人の男に囲まれ犯されている。
ハゲて最も大柄な男がふっふっと息を上げながらバックで彼女のちいさな尻をつかみ腰を振っている。
向かい合って痩せていて髪がモヒカンの男は、そこだそこやらもっと舌を使えといいながら彼女の
小さな口に自らの性器をいれていた。
そして彼女の後頭部を片手でつかみ喉元まで深く挿している。
彼女は意外にも涙を出さずに抵抗せず、彼らの要求にこたえていた。
近くにある焚火が彼女の白く痩せた体を映した。
胸は小さく、生えたばかりなのか薄い陰毛から彼女はまだ年端も行かないであろうことがわかる。
残りの男どもはそれを見ながら手でしごいていた。
ゆっくりと静かに近づいて彼らを殺せるかつ確実に当たる距離まで近づく。
青年は、緑色の魔導書を構え男たちに聞こえないように小さく詠唱をし始める。
はげたリーダー格の男の動きがより早くなり始めた。
「はぁはぁ・・・おっ…ああっ!」
それをみたモヒカンも同時に動きを速める。そのせいか、少女の口から粘液質の唾液が口の端から泡立ちながらこぼれる。
「親方、行きそうなんですか?はぁはぁ俺も・・・俺も行きます!」
見守る二人も手の動きを速める。
「うっ… おっおっ、あ」
「親方っ!親方っ!うっ」
と全員が頤を上げて快楽に震えている。情けない顔をしながら。
彼らが首を上げたと同時に詠唱が完了する。
「切り裂け!風刃!」
横十メートルにもわたる透明な風の刃が周囲の砂埃や葉をまといながらもまるで固形物のように矢の形になり、男たちへ向けて放たれた。
四つん這いになっていた彼女より上の空間を水平に、風刃は通り過ぎる。山賊達は吹っ飛ばされるように体を切り裂かれ絶命した。
少女は切り裂かれ血が噴きだしながら死体が倒れていく様子に悲鳴をあげていた。
「大丈夫?」青年は少女に問う。
返事はしなかった。
ーーー
彼女が落ち着いてから、男たちの死体を見えない場所へ片付けてから焚火のそばへ座った。
青年もようやく緊張が解け始めたのか、荷物から鍋を取り出しそこへ水を入れて沸かし始める。
「君の名前は?僕はアルグレン」
「・・ミラン」
「ミラン。いい名前だね」
会話が途切れる。
鍋に人差し指を入れて人肌程度の温度であることを確かめた後、布を入れて絞る。
「とにかく、体を拭こうか」
温めた布を手渡す。
「しばらく向こうに行ってるから」と気を使い立ち上がるも
「行かないで」
アルグレンは少し驚いていると
「お願い...」
彼女は不安そうに言った。
「・・・わかった」
ーーー
「ふき終わった・・・」と使い終わった布を受け取る。
「これ、毛布代わりに」
アルグレンは着ていた外套を彼女へ手渡す。だがミランは外套を受け取るかと思ったが、そのまま外套を持つ手を無視して、
突然、抱き着いてきた。
「なっ?!え?」
アルグレンが狼狽えているととミランは
「お礼」と言ってアルグレンの胸に頭を擦り付ける。
「えっ?え?」
「あの人たちにもこうして助けられたから」
「あの人たち?さっきの連中か。と、とにかくやめてくれ」
彼女の両肩に手を置いて
「ミラン?僕はそういうのはいいから。とにかく・・・もう寝よう。僕が見張りをしているから安心しておやすみ」
彼女から顔を背けながら、引きはがす。
炎で照らされるアルグレンの顔は真っ赤だった。
彼女はそれに従い外套を拾って、くるまり横になった。
しばらくたってからすぅすぅと寝息を立て始めた。
アルグレンはそれを聞いてふぅと言って立ち上がりその場から離れた。
そして木陰で鮮明に焼き付いた彼女の体と犯された光景と抱き着かれたときの感触を思い出しながらアルグレンは射精した。
風がない三日月の夜だった。
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