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白菫家の話
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白菫桔梗の実家がある地域は、冬の間はずっと雪に覆われている。
毎年、つかないはずの場所にヒトらしき足跡が残るそうなのだ。
「そこは、降ったばかりの新雪の上なんだけど……え、降ったばかりで子どもとかがつけたんだろうって? うう、大抵はそうなんだけどぉー……そうじゃなくて」
何しろそこは凍った池の上。
池が凍り、五メートルくらい積もった雪の上に、さらに積もったところだった。
そんな場所をわざわざ歩く人なんていないはずだ。
仮に歩いたら足がずぶずぶ埋まってしまい、下手をすれば氷が割れて溺れる。
だから、どんな小さい子供だって歩けるはずがない。
「しかもその足跡、おかしいの」
片足ぶん、一つしか残っていないのだから……。
それは桔梗の部屋から見えた。家の、二階から。
兄が双眼鏡で覗くと、爪先が行き止まりの方角に向いていたという。
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