とある高台夫婦の事情(5/25更新)

狂言巡

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世界観と登場人物

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世界観

 一夫一妻が主流だが、それ以外の結婚形態(同性婚、一妻多夫、一夫多妻など)も浸透してきた。夫婦別姓は当たり前。複数の夫または妻と婚姻する場合は上限五人。重婚の手続きは結構面倒。離婚の手続きは入籍ほど難しくはない。

『漣の家』

淡島紗々波あわしまさざなみ

 紀州弁女子。
 黒髪。巨乳。
 基本龍興以外には優しい。
 就職先が一年で突然倒産してしまったので叔父に斡旋してもらった結果、有名ホテルの食堂で働く事になった。

九度山耕作くどやまこうへい

 沙々波の叔父。
 悪い意味で公に出来ない仕事をしていると噂だが……。

沙々波の夫

磯尾龍興いそおたつおき

・養父の家業を手伝っている。
・仕事では頗る有能だがプライベートでは残念なイケメンと化す。紗々波にぞっこんで札束とカードを渡そうとしたり、紗々波と彼女の家族が路頭に迷わないように自分の会社に取り込んだり、配慮が斜め上。性格はよろしくない。
・紗々波と結婚する為に色々強引な手段に出たので当の本人から大層ウザがられている。しかし一切めげない懲りてない。

駿河するがルイ

 画家。紗々波より年下。
 日本人とフランス人のクォーター美青年。紗々波の母がかつて交流があった後輩の遠い親戚。
 売れっ子になる前は定職に就かず、ママ活中心でフラフラ生きてきたが、紗々波と出会って堅実に生きる事を決めた。
 碧眼。複雑な事情があって若白髪。

高砂海月たかさごみづき

 長女。
 ベリーショート。
 普段は冷血ともいえる辣腕美女だが、紗々波にはデレデレ。学校を卒業した後は家を出て自分の会社を作った。

亜玖登あくと

『黄昏の家』

花鶏茜あとりあかね

 紅髪碧眼。
 雲雀とは高校時代の先輩後輩で、そこそこ仲が良かった。
・20代半ば。パートタイマー。たまに夫達の仕事(イベントなど)の一部を手伝う事もある。
・趣味はミニチュアフード集め。
・後に二男二女を授かる。

茜の夫

一条盛燕

 ホテル『ヤドリギ』のイケオジオーナー。男鰥で養子が三人(男二人女一人)。
 一番最後に引き取った養子と年齢が近い女性の事が今でも忘れられなくて、紆余曲折あって結婚した。いじめっ子に放り投げられたぬいぐるみを取ってあげてお礼を言われただけなのに。

猪木雲雀いのきひばり

 20代後半。サラリーマン。
・恋愛は『現実逃避』、結婚は『感謝されない募金とボランティア』と小馬鹿にしている。それ以外は比較的良識派。
・某プロレスラーは一切無関係。
・刈り上げヘア。
・趣味は釣堀での釣り。
・某プロレスラーは一切無関係。

キース・本道ほんどう

 米日ハーフ。
 雲雀が茜と結婚する前に茜の夫だった男。
 茜の事は本気で好きだったらしいが……。
・売れてるホストだったが、現在は行方不明で死亡届が出されている。ヤリチンで責任転嫁が上手い。

時雨風雅しぐれふうが

・20代半ば。配信者兼ブロガー。
・雲雀より少し後に茜と結婚した。
・猫背。痩せぎす体型で手足も指も長いので影のあだ名は「蜘蛛男」。
・超一点集中型。メンタルが才能に追い付いておらず、大人気ない。

獅子恵永ししえなが

・俳優。20代前半。
・ツンデレ。
・中性的な容姿。金髪。やや釣り目。
・歩実の子供を除けば黄昏の家では最年少。
・クールドライが売りの俳優。

飛幡鷹之助とびはたたかのすけ

 大学教授。50代。
 気難しい。

『白練の家』

くがユリネ

 銀髪。

ユリネの夫

桜大樹

白馬

沼坂家

 とある財閥。
 家系図では親戚だが、全員一滴も血の繋がりはない。

沼坂狩靖ぬまさかかりやす

 とある財閥のイケメン現当主。ユリネの元後輩。子供は二男一女(全員親が急逝したので養子として引き取った)だが離婚歴はない。更には戸籍上の兄弟がいる。ユリネにめげない懲りない諦めない精神で長年片想いしてきた。

百合

 黒髪ストレートロングの美少女。高校生。
 長女。絵に描いたようなハイカーストお嬢様で取り巻きがたくさん居る(しかし最近転校生が力を付けてきて落ち目)。寮に入っていたがユリネが気に入って自宅通学に変更。選民思想が著しい。

梅園

 長男。大学生。優秀な変わり者。
 海外留学中だったがたまたま日本に戻ってきた時にユリネに出会い、恋する。
 思考回路や好みなど義父と通じる部分が多いが仲は良くない。

躑躅

 三男。中学生。
 日焼けで真っ黒な典型的スポーツ少年。
 元々自宅通学。性格は沼坂家で一番マシ。どうなるかは状況次第。

露草

 狩靖とは血縁上の叔父夫婦。妻は夫に飽きて不倫中。
 甥との関係は微妙だが、ユリネを疎む事なく何ならコントロールしてくれる事を期待している。

撫子

 百合の同級生。宝塚の男役系美少女。百合とは学校で対立していたが、ユリネを気に入って友人を自称するようになった。

明波アゲハ

 本名は不明。
 バーのオーナー。うちの一軒は、昼間は総菜屋で茜のバイト先である。
 一見ド派手な外見の女性だが本当は男性。
 茜とは叔父と姪の間柄(茜の母の実家に養子入りしたので血縁的には赤の他人に近い)。

春蝉歩実はるぜみあゆみ

・キースのセフレの一人だった。
・シングルマザーで花鶏家の女中。20代後半。ちょっと乗せられやすい。要するにチョロイン。

春蝉勇成はるぜみいさな

・歩実とキースの子供。幼稚園児。
・顔立ちは父親そっくり。
・実母より茜に懐いている。風雅は喧嘩相手。

犬居いぬい

 龍興の同窓生。前職のブラック営業にぶちキレて、龍興の会社に転職した(時系列は龍興が茜に恋する数年前)。貴重な良識派兼突っこみ役。
 年上がタイプらしい。

輪島わじま

 初老の男性。
 紗々波が勤務する食堂で一番偉い人。元は自分の店を持っていたが、火事で焼失。立て直しは叶わず、転職した。

伊勢原丈二いせはらじょうじ

 褐色肌に色素の薄い頭髪。日本人が想像するアラブ系BL作品に出てきそうなイケメン。
『ヤドリギ』のバーの従業員。

墨田壮馬すみだそうま

 消防士。両親が熟年離婚した上に気になる子が働いている店が閉店して寂しい。

『ヤドリギ』

 有名ホテル。開店当時は小規模なホテルだった。敷地内に大量の店舗、クリニック、カジノがある。
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