25 / 162
不自由な世界からのブーイング
しおりを挟む
★「お宝の意志」=「あらゆる体験者が自分の意志だけで自分自身のあらゆる体験を自由に選べて楽しみ続けれる世界、状態を目指す意志」
をプレゼントしたので、これはきっと大いに喜んでもらえると超時空城の面々たちは思っていた。
だが……
かの不自由な世界の体験者たちの多くからブーイングがあった。
なぜだ……と超時空城の面々は思う。
調べの結果、どうやら自分たちが大事だと思っていたものが体験の牢獄だと理解できなかったのだとわかった。
自分たちの家族や社会や宗教やその他いろいろ……は牢獄なんかじゃないと感じているらしい。
しかし、超時空城の面々は理解していた。
そうしたものは、あらゆる体験者が自分の意志だけで自分自身のあらゆる体験を自由に選び楽しみ続けれる世界、状態になれば、すべてどうでもいいものになってしまうということを……
なぜなら、あらゆる体験者が自分の望む体験を自分の意志だけで自由に選べるようになれば、そうしたものはすべて必要なくなるからだ。
そのような完全な自由な状態では、社会も、家族も、宗教も、相互依存も、政治も、経済も、通貨も、財産も、国も、宇宙も、
会社も……そうしたものはすべて必要なくなるからだ。
不自由な世界の体験者たちは、そのことに気づけていないだけなのだ。
あらゆる体験を自由に選べる状態になるという状態がそもそも理解できていないだけだった。
しかし、そんな状態では、いつまでたってもあらゆる体験者たちが自分の意志だけで自分の体験を自由に選び楽しみ続けれる世界、状態は実現してゆかない。
なぜなら、そうした状態を目指せていないからだ。
自分の意志ではなく自分以外の意志によって自分の体験を操作される状態をそのままでいい、いや、それこそが大事……だと思ってしまっていたからだ。
その程度の意志しか持てないようでは、誰もが本当に自由な世界、自分の意志だけで自分のあらゆる体験を自由に選び楽しめる世界……は実現できない。
誰かに依存したい、誰かを依存させたい……もうその時点で目指すべき方向が違う方向になってしまっているからだ。
誰かに望む体験を与えてもらいたい……誰かが望む体験を与える者になりたい……どちらも体験の牢獄を作り出してしまう。
そうした道は一時的にはうまくゆくときもあるだろうが、必ずどこかで不幸を生み出すことになる。
体験者は、体験によって変化するからだ。
また状況も、世界も、変化してゆくからだ。
飼い主が亡くなれば、そのペットたちは露頭に迷う。ペットたちに依存してしまうと飼い主もペット次第で不幸になる。
支配被支配の関係でも同じことが言える。
教祖と信者の関係でも同じことが言える。
神と人間、牧場主と家畜たちの関係でも似たような状態になる。
会社と社員の関係性でも同じ……
それが体験の牢獄に囚われている状態であると理解できないのだ。
それは本当の自由ではないということが理解できない。
そしてそれでいいとしてしまえば、苦しみや悲しみや喪失感や不自由さに、どこかで遭遇することになる。
本当の自由、完全な自由には、手が届かない。
目指していないのだから、手を伸ばさないのだから、手が届く道理がない。
かくしてそうした不自由さの中で、そうした不自由な世界では、どんどんと苦しみ、悲しみ、絶望、怒り、怨念……が蓄積し続けてしまう。
あの人は大富豪になれていいな~うらやましいな~、あの人みたいに世界支配者になりたいな~、あの人みたいにイケメンになりたいな~、あの人みたいに試合で優勝したいな~ ……………
そうは思えても、
「あらゆる体験者が自分の意志だけで自分自身のあらゆる体験を自由に選び楽しみまくれる状態にしたいな~」
とは思えない……
その願い……の段階で、意志する段階の前段階で、すでに目標到達不可能になっている。
それでは超時空赤ちゃんは、体験自由自在の楽しみまくりの超時空新世界は復活できない……
超時空城は、不自由な世界群に向けて、そんな感じのアドバイスをしていた。
をプレゼントしたので、これはきっと大いに喜んでもらえると超時空城の面々たちは思っていた。
だが……
かの不自由な世界の体験者たちの多くからブーイングがあった。
なぜだ……と超時空城の面々は思う。
調べの結果、どうやら自分たちが大事だと思っていたものが体験の牢獄だと理解できなかったのだとわかった。
自分たちの家族や社会や宗教やその他いろいろ……は牢獄なんかじゃないと感じているらしい。
しかし、超時空城の面々は理解していた。
そうしたものは、あらゆる体験者が自分の意志だけで自分自身のあらゆる体験を自由に選び楽しみ続けれる世界、状態になれば、すべてどうでもいいものになってしまうということを……
なぜなら、あらゆる体験者が自分の望む体験を自分の意志だけで自由に選べるようになれば、そうしたものはすべて必要なくなるからだ。
そのような完全な自由な状態では、社会も、家族も、宗教も、相互依存も、政治も、経済も、通貨も、財産も、国も、宇宙も、
会社も……そうしたものはすべて必要なくなるからだ。
不自由な世界の体験者たちは、そのことに気づけていないだけなのだ。
あらゆる体験を自由に選べる状態になるという状態がそもそも理解できていないだけだった。
しかし、そんな状態では、いつまでたってもあらゆる体験者たちが自分の意志だけで自分の体験を自由に選び楽しみ続けれる世界、状態は実現してゆかない。
なぜなら、そうした状態を目指せていないからだ。
自分の意志ではなく自分以外の意志によって自分の体験を操作される状態をそのままでいい、いや、それこそが大事……だと思ってしまっていたからだ。
その程度の意志しか持てないようでは、誰もが本当に自由な世界、自分の意志だけで自分のあらゆる体験を自由に選び楽しめる世界……は実現できない。
誰かに依存したい、誰かを依存させたい……もうその時点で目指すべき方向が違う方向になってしまっているからだ。
誰かに望む体験を与えてもらいたい……誰かが望む体験を与える者になりたい……どちらも体験の牢獄を作り出してしまう。
そうした道は一時的にはうまくゆくときもあるだろうが、必ずどこかで不幸を生み出すことになる。
体験者は、体験によって変化するからだ。
また状況も、世界も、変化してゆくからだ。
飼い主が亡くなれば、そのペットたちは露頭に迷う。ペットたちに依存してしまうと飼い主もペット次第で不幸になる。
支配被支配の関係でも同じことが言える。
教祖と信者の関係でも同じことが言える。
神と人間、牧場主と家畜たちの関係でも似たような状態になる。
会社と社員の関係性でも同じ……
それが体験の牢獄に囚われている状態であると理解できないのだ。
それは本当の自由ではないということが理解できない。
そしてそれでいいとしてしまえば、苦しみや悲しみや喪失感や不自由さに、どこかで遭遇することになる。
本当の自由、完全な自由には、手が届かない。
目指していないのだから、手を伸ばさないのだから、手が届く道理がない。
かくしてそうした不自由さの中で、そうした不自由な世界では、どんどんと苦しみ、悲しみ、絶望、怒り、怨念……が蓄積し続けてしまう。
あの人は大富豪になれていいな~うらやましいな~、あの人みたいに世界支配者になりたいな~、あの人みたいにイケメンになりたいな~、あの人みたいに試合で優勝したいな~ ……………
そうは思えても、
「あらゆる体験者が自分の意志だけで自分自身のあらゆる体験を自由に選び楽しみまくれる状態にしたいな~」
とは思えない……
その願い……の段階で、意志する段階の前段階で、すでに目標到達不可能になっている。
それでは超時空赤ちゃんは、体験自由自在の楽しみまくりの超時空新世界は復活できない……
超時空城は、不自由な世界群に向けて、そんな感じのアドバイスをしていた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜
のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、
偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。
水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは――
古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。
村を立て直し、仲間と絆を築きながら、
やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。
辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、
静かに進む策略と復讐の物語。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる