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新世界から見れば
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甘太郎と全知ちゃんの不自由な世界の世直し活動を観察しながら、ムゲンは不自由な世界の世直し活動が非常に困難であると感じた。
すでに実現させた超時空世界の「体験選択自由自在の新世界」から見れば、不自由な世界がどうして不自由な状態なのかはすぐ理解できた。
それは「体験者同士が互いに相手の体験や運命を好き勝手に操作したり支配したりコントロールしたり干渉したりできてしまう世界設計になっているから」だと理解された。
つまりは、世界創造の時点からそうした不自由さが自動的に発生するように「されて」いたからだったのだ。
つまり、不自由な世界の創造者たちは、はじめから体験者たちに自由を与えないつもりだったのだ。
さらに、不自由な世界の統治者たちが、そうした不自由な世界の創造者たちに何でも無条件に従ってしまっていたからなのだ。
彼らは体験者たちに体験選択の自由や自治権を提供するかわりに、その逆のことをしてしまっていた。
つまりは、体験者たちから体験選択の自由を剥奪し、平和的自治権も否定し、それぞれの体験者たちが自分の知性と意志で自分の体験や運命を自由に選ぶことができないように世界を統治してしまっていたからだった。
とにかく自分たち以外のすべての体験者たちの生殺与奪権と体験操作権力を得てしまえば、自分たちの安全が確保でき、何でも従わせることができると考えてしまっていた。
不自由な世界の創造者たちとその部下としての統治者たちは、そのような価値観を持ってしまっていた。
それは「新世界」の体験者同士が互いに相手の体験や運命に一切干渉できないようにするという基本ルールに完全に反した真逆の価値観だった。
そうした持つべき価値観の間違いゆえに体験者たちの苦悩の体験が延々と生まれ続け、継続していたのだ。
すでに「新世界」に無数の自分の分身体を持って「新世界」を体験していたムゲンの統合体には、その間違いが手に取るように理解できた。
その価値観は自業自得の法が発動すれば、自傷行為となる。
自由意志を持つ他者に自分の生殺与奪権を握られ、さらには拷問体験をいつでも強制できるような権限まで握られるということは、遅かれ早かれ殺されたり拷問されたりすることを意味していた。
なぜなら、自由意志は自由であるゆえに、遅かれ早かれ必ずいつかは間違いを犯すからだ。
たとえはじめはそうした力を良心に反しないように使っていても、いつかはその他者の生殺与奪権や体験操作能力を間違えて使い、間違えて殺し、間違えて拷問体験を強制してしまう……
すると、その結果、自業自得の法によって自らも同じ体験を強制される義務が発生してしまう……
永遠に絶対に間違わないでいることは、自由意志を持っている以上不可能なのだ。
体験者たちはいろいろな体験をする中で、その願いや望みそのものを変化させてゆく……
その願いや望みの変化に臨機応変に対応し続けることもほとんど不可能だった。
そして結果、体験者たちに望まれない体験を強制してしまうはめになる。自分が体験したくない体験を他の体験者に強制してしまう。
良心的に未熟な自由意志を持った者たちが、さらには既に良心的に明らかに間違った価値観を持っている者たちが…自分たちが体験者全体をその自由意志で恣意的に支配してやろう……それが体験者たち全体のためになるのだ……などと思ってしまった時点で失敗が確定していたのだ。
しかも、あろうことか、体験者たちに拷問体験を強制できるようにしよう…などと意志してしまった。
そうではなく、体験者たちへの拷問体験の強制が絶対不可能になるような世界改革をしなければならなかったのだ。
そのためには体験者たちの体験や運命を恣意的に支配操作できるようになろう……自分たちが支配者になろう……などと思ってはならなかったのだ。
それぞれの体験者たちが自分の意志で自分自身の運命や体験を自由に選べるようにしようと意志しなければならなかったのだ。
あくまで自分自身の体験だけをその体験者本人だけが自由に管理できるように目指す必要があったのだ。
その自由を、その権利を、不自由な世界の創造者とその部下としての統治者たちは、故意に体験者全体から剥奪してしまったのだ。
その自由意志での選択の間違いが不自由な世界に発生している体験者たちのおびただしい苦しみ体験発生の根本原因となっていた。
つまり、その間違いを改めることができない限り、いくら甘太郎たちががんばっても不自由な世界が自由な世界になることはないとムゲンは理解した。
逆に言えば、その間違いを改められない限り、不自由な世界の存続そのものがまるごと超時空体たちによって否定されることになると理解した。
そのような不自由な世界が存続すれば、延々と不条理に殺されたり拷問体験を強制される犠牲者や被害者たちが生み出され続けることになり、それがわかっていながら超時空体たちがそうした不自由な世界の存続を容認することはないからだ。
つまり不自由な世界群の創造者や統治者たちやその従者や部下たちは、気づかずに自滅へ向かう選択をしていた。
すでに実現させた超時空世界の「体験選択自由自在の新世界」から見れば、不自由な世界がどうして不自由な状態なのかはすぐ理解できた。
それは「体験者同士が互いに相手の体験や運命を好き勝手に操作したり支配したりコントロールしたり干渉したりできてしまう世界設計になっているから」だと理解された。
つまりは、世界創造の時点からそうした不自由さが自動的に発生するように「されて」いたからだったのだ。
つまり、不自由な世界の創造者たちは、はじめから体験者たちに自由を与えないつもりだったのだ。
さらに、不自由な世界の統治者たちが、そうした不自由な世界の創造者たちに何でも無条件に従ってしまっていたからなのだ。
彼らは体験者たちに体験選択の自由や自治権を提供するかわりに、その逆のことをしてしまっていた。
つまりは、体験者たちから体験選択の自由を剥奪し、平和的自治権も否定し、それぞれの体験者たちが自分の知性と意志で自分の体験や運命を自由に選ぶことができないように世界を統治してしまっていたからだった。
とにかく自分たち以外のすべての体験者たちの生殺与奪権と体験操作権力を得てしまえば、自分たちの安全が確保でき、何でも従わせることができると考えてしまっていた。
不自由な世界の創造者たちとその部下としての統治者たちは、そのような価値観を持ってしまっていた。
それは「新世界」の体験者同士が互いに相手の体験や運命に一切干渉できないようにするという基本ルールに完全に反した真逆の価値観だった。
そうした持つべき価値観の間違いゆえに体験者たちの苦悩の体験が延々と生まれ続け、継続していたのだ。
すでに「新世界」に無数の自分の分身体を持って「新世界」を体験していたムゲンの統合体には、その間違いが手に取るように理解できた。
その価値観は自業自得の法が発動すれば、自傷行為となる。
自由意志を持つ他者に自分の生殺与奪権を握られ、さらには拷問体験をいつでも強制できるような権限まで握られるということは、遅かれ早かれ殺されたり拷問されたりすることを意味していた。
なぜなら、自由意志は自由であるゆえに、遅かれ早かれ必ずいつかは間違いを犯すからだ。
たとえはじめはそうした力を良心に反しないように使っていても、いつかはその他者の生殺与奪権や体験操作能力を間違えて使い、間違えて殺し、間違えて拷問体験を強制してしまう……
すると、その結果、自業自得の法によって自らも同じ体験を強制される義務が発生してしまう……
永遠に絶対に間違わないでいることは、自由意志を持っている以上不可能なのだ。
体験者たちはいろいろな体験をする中で、その願いや望みそのものを変化させてゆく……
その願いや望みの変化に臨機応変に対応し続けることもほとんど不可能だった。
そして結果、体験者たちに望まれない体験を強制してしまうはめになる。自分が体験したくない体験を他の体験者に強制してしまう。
良心的に未熟な自由意志を持った者たちが、さらには既に良心的に明らかに間違った価値観を持っている者たちが…自分たちが体験者全体をその自由意志で恣意的に支配してやろう……それが体験者たち全体のためになるのだ……などと思ってしまった時点で失敗が確定していたのだ。
しかも、あろうことか、体験者たちに拷問体験を強制できるようにしよう…などと意志してしまった。
そうではなく、体験者たちへの拷問体験の強制が絶対不可能になるような世界改革をしなければならなかったのだ。
そのためには体験者たちの体験や運命を恣意的に支配操作できるようになろう……自分たちが支配者になろう……などと思ってはならなかったのだ。
それぞれの体験者たちが自分の意志で自分自身の運命や体験を自由に選べるようにしようと意志しなければならなかったのだ。
あくまで自分自身の体験だけをその体験者本人だけが自由に管理できるように目指す必要があったのだ。
その自由を、その権利を、不自由な世界の創造者とその部下としての統治者たちは、故意に体験者全体から剥奪してしまったのだ。
その自由意志での選択の間違いが不自由な世界に発生している体験者たちのおびただしい苦しみ体験発生の根本原因となっていた。
つまり、その間違いを改めることができない限り、いくら甘太郎たちががんばっても不自由な世界が自由な世界になることはないとムゲンは理解した。
逆に言えば、その間違いを改められない限り、不自由な世界の存続そのものがまるごと超時空体たちによって否定されることになると理解した。
そのような不自由な世界が存続すれば、延々と不条理に殺されたり拷問体験を強制される犠牲者や被害者たちが生み出され続けることになり、それがわかっていながら超時空体たちがそうした不自由な世界の存続を容認することはないからだ。
つまり不自由な世界群の創造者や統治者たちやその従者や部下たちは、気づかずに自滅へ向かう選択をしていた。
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