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第14話 決闘
しおりを挟む「鼻毛の英雄様、頑張って!!」
「鼻毛様! 絶対に勝ってくれー!!」
「フレーフレー! ハ・ナ・ゲ!!」
満席の決闘場。
鼻毛への声援で満ち溢れている。
「ノーズ殿、ツルスベスキーを止められるのはお主しかおらぬ。この国へ来たばかりのお主に託すのは過ぎた願いだとは分かっておる。だが、どうか娘を救ってくれ」
国王は俺の手を握りしめ、頭を下げる。
「ノーズさん……どうかご無事で」
エマは両手を組んで不安そうに俺を見つめる。
「任せてください。ツルスベスキーがどれほど強かろうと、最後に鼻毛が勝ちます!」
王族用の観覧席にいる二人にそう言い、決闘場の中央で待っているツルスベスキーのもとに向かう。
「この声援が聞こえるか? この国に数日前に来たばかりの俺への応援だ。お前を応援している人は誰もいない。お前のやり方は間違っていると思わないのか?」
「まったく思いません。聖典に厳密に従うことが正しいことです」
「だが国民はお前のやりかたを支持していない。聖典は本来、国を良くするために作られたものだろう」
「それは国民が今の緩い規則に慣れてしまったからです。僕がエマ様と結婚し、国王になればそんなことは許しません。聖典に従わないものは徹底的に排除する法律を作り、より良い国になります」
「どうしてどこまで聖典にこだわる? 聖典が作られたのは千年以上前の話だ。今の生活・思想とあっていないことだってあるだろう」
「僕にとって聖典がすべてです。全員が聖典に従うことで、不幸な事件を防ぎ、みんなが幸せになれるのです。そのためならどんな犠牲もいといません」
「自分の両親を投獄し、エマ王女を不幸にしてもか?」
「はい。聖典に比べたらそんなことは些細なことです」
「……お前の心の鼻毛は枯れている。強大すぎる力を手にしたせいで人格にまで影響をでているようだな……」
「僕には髪と眉以外の体毛はありません。それに、心の鼻毛の意味も分かりません。おしゃべりはこのへんにして、決闘を始めましょう」
表情を一切変えないツルスベスキー。左手に光り輝く聖典が現れる。
鼻の右穴の奥にある極太鼻毛を一本引き抜く。
「鼻毛ナンバー844『鼻毛アックス』、発動!!」
極太鼻毛は漆黒の巨大な斧になる。
岩を砕くほどの固さと重さを誇る斧だ。
「いくぞ、ツルスベスキー!!」
一瞬でツルスベスキーの頭上に移動し、鼻毛アックスを振り下ろす。
「聖典21ページ『聖なる盾』」
ツルスベスキーの手にしている聖典が開く。
そこから光り輝く盾が出現し、鼻毛アックスを受け止める。
「そんなものでこの斧は防げない!!」
盾を突き破ろうと斧に力を込める。
――なっ!
斧が急に真っ赤になる。暑さで斧から手を離す。
斧が灰となってボロボロと崩れていく。
「やはり燃えますね。あなたの作ったコウモリを撃ち落としたときも燃えて灰になってゆきました。スキルの相性が悪かったですね」
静かに笑うツルスベスキー。
「俺のスキルで作った武器がこんなに簡単に壊れるなんて……」
これまでの長い戦闘経験でもこんなことは一度もなかった。
「ノーズさん!! これは光脱毛と同じ原理です! この戦いに勝ち目はありません。投降してください!!」
観覧席からエマが必死に叫ぶ。
「そういうことです。この国では光脱毛と言われる技術が流行っています。強い光を体毛にあて、体毛を永久に生えなくする技術です。黒い毛が光を吸収し、その光の熱によって毛根を死滅させ、毛が生えなくなります」
勝ち誇るツルスベスキー。
「そんな恐ろしい技術があるのか……」
鼻毛使いの俺にとっては身の毛もよだつ話だ。
当然、鼻毛たちもよだっている。
「僕に髪と眉以外の体毛がないのもこれが原因です。僕のスキルは光を操ります。この光で私自身の体毛も消えました」
ツルスベスキーはツルツルの腕を俺に向ける。
「腕の毛があろうがなかろうが個人の自由だ。だがっ! お前の問題は心の鼻毛まで永久脱毛してしまったことだ!!」
「また心の鼻毛ですか。そんな言葉はありませんし、実在もしません」
「いや、心の鼻毛は実在する! 鼻を澄まして、ゆっくりと鼻から空気を吸ってみろ。鼻の奥にわずかな温もりを感じるだろう。それが心の鼻毛だ」
「何も感じません」
「それなら俺がお前に勝って、心の鼻毛を思いださせてやる。そして今までの非情な行為を悔い改めさせてやる」
ツルスベスキーをにらみつける。
だが、スキルの相性は最悪だ。
ツルスベスキーは俺と同等の戦闘力を持っている。
戦闘力が同じ場合、勝負を分けるのはスキルの相性。
背中に嫌な汗が流れる。
「威勢だけはいいですね。ですが、あなたのスキルは鼻毛を抜くことで発動する。一度抜いた鼻毛はすぐには生えてこない。あなたがスキルを使えば使うほど、僕が有利になります」
「俺の鼻毛は1000本ある! お前を倒すのに十分だ!!」
そうは言ったものの、全ての鼻毛が戦闘に使える訳ではない。
戦闘が長期化すれば不利になるのは事実。
短期決戦で倒すしかない。
「鼻毛の利用方法は無限大だ! 直接攻撃するだけじゃない。鼻毛ナンバー474&478『鼻毛パチンコ』」
鼻の右穴の中央にある固い鼻毛と伸縮性がある鼻毛を一本ずつ引き抜く。
固い鼻毛は先端が裂けてY字になっている。Y字の両端に伸縮性に優れたもう一本の鼻毛をしばりつける。パチンコの完成だ。
「石はお前の熱でも燃えないぞ!!」
足元に落ちている大きな石をパチンコにセットし、ツルスベスキーに向かって投げ飛ばす。
「聖典36ページ『巨人の手』」
ツルスベスキーの手にしている聖典から光り輝く二本の巨大な手が出現する。
右手は飛んできた石を受け止めて俺に向かって投げ返してくる。
右に飛んで石を避ける。
左手が殴りかかってくる。
「鼻毛ナンバー074『推しの毛ん』」
鼻毛を剣に変えて、左手を斬り裂く。
剣が熱で真っ赤になる。
あついっ!!
だが、右手が迫ってくる。
新しい鼻毛を抜いている時間はない。
真っ赤になった剣で右手を切りつける。
「なっ!」
剣が右手に当たって砕け散る。
右手は固い握りこぶしとなって俺に衝突する。
今まで味わったことがないほどの衝撃だ。
決闘場の端まで吹き飛ばされる。
右手は猛スピードで俺に向かってくる。
「鼻毛ナンバー865『鼻毛槍』、発動!!」
鼻の左穴の奥にある太くまっすぐな鼻毛を一本引き抜く。
この鼻毛は先端が尖っている。槍にはもってこいの鼻毛。
鼻毛は漆黒の槍になる。
目の前に迫っている右手に槍を投げる。
槍は右手を貫通し、真っ赤になったまま前進し、空気中で灰になって消えた。
攻撃はなんとか防げたが、攻撃力の高い鼻毛がまた一本減ってしまった。
それにさっきの攻撃で肋骨を折られた。胸に鈍い痛みが走っている。
「この攻撃を直撃しても生きているとは流石ですね、ノーズさん。それではこれはどうですか?」
「聖典147ページ『光速移動』」
聖典から光の粒が浮かびあがり、ツルスベスキーの両足を覆う。
目の前からツルスベスキーが消える。
脇腹に衝撃が走る。ツルスベスキーの足が脇腹にめり込む。そのまま横に吹き飛ばされる。
「私を目で捕らえることは不可能です。今の私より早いものは存在しません」
俺の周りを光速で移動している。
確かに目で追うことは不可能だ。だが、俺の鼻毛なら対処可能。
「鼻毛ナンバー109『鼻毛センサー』、発動!」
無数の小さな鼻毛が空中に舞い広がる。
目で追えないなら、鼻で感じれば良いのだ。
目を閉じ鼻を澄ます。
光速移動しているツルスベスキーが空中に舞っている鼻毛に触れる。
「なっ!? あつっ!!」
思わず声がでる。
鼻の中が猛烈に熱くなる。
空中の鼻毛たちはツルスベスキーに触れた瞬間に燃え上がる。
その熱を鼻の中に残した鼻毛ナンバー109の毛根が受信しているのだ。
「隙だらけですよ」
背後から声。
振り向く間もなく、ツルスベスキーの拳が背中にめり込む。
口から血が出る。
「もう終わりですか?」
ツルスベスキーの声は聞こえるが、姿は見えない。
「まだだっ! 鼻毛は可能性は無限大だ!! 鼻毛ナンバー169『鼻毛網』、発動!」
鼻の右穴の入り口にある、しなやかな鼻毛を一本引き抜く。
鼻毛から複数の長い紐を作る。
その紐同士を編み込んで大きな網にする。
「大漁だっー!!」
巨大な網を空中に投げる。
網は大きく広がって闘技場の闘技スペース全体を覆う。
「そこだ!!」
わざと網で覆わなかった闘技スペースの左端に向かって蹴りを入れる。
「ぐっ!」
ツルスベスキーの腹に俺の足がめり込む。
後ろに吹き飛ばされ、壁に激突するツルスベスキー。
ツルスベスキーの姿は見えなくても、移動経路さえ読めれば攻撃は可能だ。
「……やりますね。光速移動している僕にダメージを負わせるとは……」
よろめきながらも立ち上がるツルスベスキー。
口から血を流している。
かなりのダメージを与えたようだ。
「あなたに近づくのは危険ですね。このスキルで確実に仕留めます。聖典299ページ『輝く瞳』」
聖典から一つの巨大な目が浮き上がる。
瞼を閉じている。
「鼻毛ナンバー223『鼻毛ウィップ』、発動!」
鼻の右穴の中ほどにある長くしなやかな鼻毛を引き抜く。
鼻毛が漆黒の鞭となる。
鞭は波打ちながらツルスベスキーに襲いかかる。
「開眼」
ツルスベスキーの一言で空中に浮いている目が開き、強烈な光が鞭に向かって放たれる。
光を浴びた鞭は真っ赤になり、ツルスベスキーに到達するまえに灰になって空中分解する。
「開眼」
俺に向かって光が放たれる。
――早いっ。避けきれない
両手で顔を覆う。
強烈な光を全身に浴びる。
威力はないが、日に焼けたように全身がひりつく。
「このスキルは威力がない代わりにスピードはトップレベルです。光に当たるだけであなたの武器は壊れる。全身に何度も浴びれば、光脱毛の原理で鼻毛の毛根も死滅します。ノーズさんにとっては最悪のスキルですね」
ほくそ笑むツルスベスキー。
「開眼」
「鼻毛ナンバー524『鼻毛ウォール』、発動!!」
ツルスベスキーの掛け声と同時に、鼻の左穴の奥にある平たい鼻毛を引き抜く。
鼻毛は大きな壁になり、光を遮る。
だが、一瞬で真っ赤になり、崩れ落ちる。
「開眼」
「鼻毛ナンバー781『鼻毛シールド』、発動!!」
今度は鼻の右穴の奥にある分厚い鼻毛を引き抜く。
鼻毛は漆黒の盾になる。
だが、一度光を浴びただけで盾は灰になって崩れ起きる。
「防戦一方ですよ? 鼻毛が切れるまでこのまま攻めさせていただきます」
勝ち誇るツルスベスキー。
このままではまずい……
どんどん不利になっていく。
ふと、右ポケットに熱を感じる。
右ポケットに入れていたこの国の硬貨がさっき光の攻撃のせいでまだ熱を帯びている。
これしかない!
右手をポケットに突っ込み、左手は鼻の入り口にある柔らかい産毛をつまむ。戦闘には向かない細くしなやかな鼻毛の産毛だ。
「いくぞっ!!」
覚悟を決めて、ツルスベスキーに飛びかかった。
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