碧の青春【改訂版】

美凪ましろ

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第五章 ホントは心配だったみたい

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「次、クラス対抗リレーの順番決めー。全員参加やぞー夏休みの間に忘れましたゆうなよー」
 去りゆく八月を蝉が惜しみ、命を枯らして狂い鳴く。この学校は緑も多い、必然蝉の数も多い。渡り廊下に散らばる抜け殻を危うく踏みかけたことだってある。
 去りゆく日々を惜しむのはなにも蝉に限られない。
 授業でもない限り四十人が一様に座るこの室内は息苦しく感じる。私という人間の縛りを取っ払わないよう組織化された空間。テキストなり内職なり、他に向ける対象があればこの息詰まる感じは軽減されるんだけど。
 宮本先生は割りとみんなのことを見てる。さっきだって後ろ向いて喋る男子を笑って注意するものだったし。
 誇らしげに椿が花をつける中庭でも拝められれば気が紛れるだろうに、生憎、逆側だ。廊下を向く窓と窓が重なる枠にセロテープでピンクのチラシが貼りつけられてる。雑に手書きで済ませただけの、緑高体育祭の文字。今月の二十一日に催される。
 チラシの程度で学校のレベルが知れる。
 どうせ、内輪向けの瑣末なイベントだ。
 今頃はリーディングのはずだったのに。
 全ては体育祭の、ため。
 一人頬杖をつく。廊下の二つ窓越しに見える一車線の車道。別段、騒々しくも壮観でもない。これといった特徴もない。
 やることなしによそを向いてるだけなのに、ふてくされてるように見られるかもしれない。あれ以降、そういう居心地の悪さがつきまとう。
 クラスメイトの一部に囲われることは、自分を好奇の目にじかに晒すことだった。
 いなくなってみると、皮肉にももっと晒されることに私は気づいた。風に揺れる一本の木を気にする全体の目線。私を囲う人間は、以外の人間から私を覆い隠す、防風林の役割を果たしていたのだった。
 気を遣われていたとは思う。
 特にあの五人組からは。
 移動教室のたびに痛感する。都倉さーんて必ず、笑顔で声をかけてくれてた。それがいまはない。女の子は基本、移動は二人以上でするもの。一人って定義が存在しない。ぼっちなのはよっぽどわがままな子かいじめられてる子か自分から距離を置きたがる偏屈な子か。
 私はクラスメイトの目でどれに分類されてるんだろう。
 全部か。
 穴蔵を覗くように、自分のなかの深い井戸を注視してみると、周囲を気にする社会性を、汲み上げるバケツの水の一部に残しつつも、残る大部分の泉が投げやりだった。

『お父さんおらんくなるってどんな感じ』

 いくら取り繕ってもあれがみんなの本音。聞きたいことの集大成。
 なら面と向かって訊けばいいじゃん。寂しいでしょ苦しいでしょ友達いなくって辛いでしょって。
 それすらせず遠巻きにひそひそっていったいあんたたちなんなの。

 ……思考すら放棄したい。
 卵が先か鶏が先か。自分からハブられにかかってるのかハブられたのか知らない。けど高校生にもなってこんなプチいじめなことするなんて馬鹿らしい。村八分っていう田舎者の卑屈な根性だ。
 こんな私にできることとは。
 学校に通い続けること。
 クラスの決めごとに従う体裁を整えること。
 それから。

 連れてきた親を心深く奥で恨む、その感情に目を向けること。

 フタをしようと抑制する本能は働いていた。内面が満たされていればこんな嫌悪は表出しない。掘られない地下水のごとく潜んでいるだけだ。祭りの日を思い返せばそれは顕著だった。不幸だから、恨みたくなる。
 けど。
 誰かから不幸って覆いを被せられるのもまっぴらだし。
 動物園の檻の中の珍獣を演じるのももうたくさんだった。

「とーくら。うぉおーいとーくら。聞いとるかおーい」
 頬杖を外す。壇上の宮本先生がこっちを見ていた。
 ぶんぶん手を振ったりはしないけど。
 クラスみんなの目を感じつつ、「はい」と答えた。正直まるっきり聞いてない。
「おれ二回も書かんからみんなも覚えとけー終わったら全部消すぞー」と、黒板を手の甲で二三度ノック。たちまちノートを開く動きやシャープペンノックする音が巻き起こる。「都倉。きみのクラス対抗リレーの順は最後から二番目。出る競技は騎馬戦にー、綱引き。借り物競争もか……えーと三人四脚それと……」
 先生。
 なんか多くないですか。て運動部ばりの活躍求められてる悪い予感が。
 自慢じゃないけど私、運動なんて得意じゃない。
 唯一マシなのは五十メートル走、ギリで七秒台……だけど短距離関係ないし。聞いた競技むしろスタミナいるし。
 数えてみれば二種目しか出ない子だっているのに。なにこの不公平。これさ絶対、夏休み前とかに決めといたんだ。転校生のぶん空けとくって名目で負担逃れしたんだよ。
 大きく肩で息をすると。
 斜め前に座る小澤茉莉奈とガッチリ目線が絡まった。
 ふん、と鼻を鳴らす彼女の細い白い目が言っていた。
 せいぜいやんなよ、と。

 手厚い歓迎をどうも。

 と軽く睨み返しつつ、私は宮本先生の神経質そうな右肩上がりの文字を書き写すほかなかった。

 * * *

 新しい環境で仲間がいないというのは、地図も持たずRPGの冒険の旅に出る。
 のに等しいのかもしれない。
『四時から委員会』
 宮本先生の字でびっしりだったのが全て消され、学級委員の男子のお世辞でも綺麗とは言えない字で大きく書かれている。
 ざわめきと放課後ならではの開放感に満ちた教室を出ていく。なるべく気配を消して足音消して。って誰もそんな注意払うはずがないのに、馬鹿みたいだ私。
 知らない間に図書委員になっていた。
 スルーできればよかったのだが宮本先生が去り際に念を押した。押さなくっていいのに。六時間目で終わったのに、七時間目まで授業を持つ三年生に合わせて一時間の待ち時間、さてどう潰す。
 サボる勇気もなく。
 一人あの教室に過ごすにはいたたまれない。
 目的持たず歩いてると陸上着姿の女子とすれ違う。あ、部活動って手もあるんだ。連れ立って教室出てった子もいたし。
 部活。
 私誘われてないや。
 一人自嘲的な笑みを漏らす。
 こんな私が向かう先。
 冒険の旅の行き先は一つしか思い当たらなかった。

 一二年生はあまり用もない三年生の別棟。戦後の頃は教室が足りないくらいだったのに現在過疎化で生徒が減り、三階の教室はほぼ未使用なんだとか。
『品行方正な緑高生(りょっこうせい)なら、この先は行っちゃダメ』
 この三階をあがりかけて茶髪くんは意味ありげに笑った。あの夏の日、私が初めてこの学校にやってきた日。
 彼の意図するところは分からないけれど、誰にも見られず過ごせるのだから万々歳だ。中庭挟んだ別棟に、生物室などたまに人の通る教室があるから、見えないようやや腰を低くすることはある。
 もっとありがたいのはこの先。
 誰の目も気にせず、
 鳥みたいに、
 一人っきりになれる場所がある。

 そのことを思うと私の足は弾んだ。念のため腰を曲げたおじいちゃん姿勢であっても。
 宮本先生に発覚することだけが私の懸念材料だった。……結構気にかけてくれているから。
 窓が終わると気にせず進める。背筋伸ばしサクサクと。プラスチックの青緑の板が張られた階段。オレンジのところどころ錆びた扉を開けばオープンセサミ。
 誰もいない、荒涼としたゴールが広がってる。
 はずが。
 先客がいた。声出さず「げっ」と叫んだ。扉開いて真っ正面。入り口に背を向けて堂々と煙草吸う輩がいるだなんて思わないもん普通。
 男子生徒の制服の後ろ姿で人を見分けるのは難しい。
 けども、小一時間後ろをついて回ったから流石に記憶している。サイドがやや短めの黒髪、広い肩幅、左に重心かけがちな立ち方。
 なにより、その長身。

 煙草。意外だ。リンクしない、いや、する。
 とにもかくにも見てはいけないものを見てしまった。音立てず後退り元通り閉じる。
「逃げてばっかだな」
 つもりが。
 目を上げて見てみれば、彼はいまだこっちを向いておらず。
 なのに、誰だか確信した響きがあった。
 べー、とあっかんべーをしてみる。
 ふ、と白い煙を吐く。「くっだらねえ」
 うそこのひと、後ろに目でもついてるの。
 吐き出した白い煙が、舞い上がって細い線を描き、上空へと溶けていく。
 不覚にも、流れる雲に似てそれはきれいだった。
 足が段を降りる。
 彼が立つ位置は金網に向かう、扉の真っ正面で。隠れて過ごすにしても誰か来たら確実に見つかる、私は決して負わないリスク。
 それを背負い、私が近づけなかった領域で堂々とする後ろ姿に。夢遊病にかかったように吸い寄せられていた。

 金網に手をかける。網と網の間から眺める空のいろ。自分が檻に閉じこめられた鳥のような。自由と閉塞を同時に感じさせる。
 屋上とは私にとってそういう場所。
 逃げついて漂流した先。
 と、流れきた煙に、生理的な咳が出る。
「吸ったことねえのか」
「当たり前でしょ」
 しっしと手で払う。
「それより。なにか用なの」
 煙草を口に含み、息を吐く。流れるような所作。初めての、あるいは吸って数回の人間が見せられる動作ではない。
 無視されてる。
 睨まれれば多少の動揺を相手は見せる。頬の筋肉がかすかに動くなりするはずなのに。視線を集めることに慣れてる人種。か気にも留めない人種。
 鼻、……高いな。
 見惚れてどうする。
 呼び止めた風なのは彼のほうだった。
 なのにこちらから寄って流される。……こういう、相手に合わせるところが私の欠点でもある。
 流されやすいんだ。
 近寄らなければ、流されることはない。
 金網から強く手を離し、なにも言わず、Uターン。オレンジの出口を視界にとらえ、突き進むだけが。
「あれも嫌い。これも嫌い」
 後ろから追ってくる抑揚のない声。
 一瞬、私の内部が、彼を借りて表出しているのかと思った。
 心臓をえぐる。
「全部うぜえって顔してやがる」
「だったらなんなのよ」
 言い返すと今度こそ彼は、私のことを見ていた。金網に背を凭れ、右の指先で煙草の灰を落とす。青白い炎をまとう威圧が目視できるようで、ひるみそうになる。
「私がどうしようと、あなたには関係ないでしょう」
「関係ねえさ」
「だったら、――」
「放っておいてくれ、とまた言うのか」
 口ごもる。
 遮られたのに。
 ポケットから携帯灰皿を取り出す。不良みたいに証拠を残すなんて愚行はしないのか。彼は優雅に火を消し、しまうと、
「ここには卒業まで通うのか」
「……当たり前でしょ」
「フルシカトして過ごす気か」
「してないわよ。してるつもりなんかないし」
「つもりで済むなら訳ねえな」
「なにが言いたいの」
 新しいのを一本出して、火を点けた彼が、くわえて、顔を起こすと、ふーっと息をつく。「苛々すんだよ」
「苛々って」こっちが苛々する。「勝手にしてればいいでしょう。あなたの気持ちの問題なんか知らないし」
「そうも行かね。大体、あ……」
 突然に。
 白眼を開くと、口を噤んだ。
 吸うためではなく、誤魔化すために煙草を唇に運ぶ。
 なにか言いかけたこと、それが彼の不都合になることを隠せないぎこちなさ。
「なによ」
「なんでもない」
 ポーカーフェイスが常で。達観してるのが。珍しく視線を彷徨わせる。
「今日は饒舌じゃない。彼が居なくっても喋れるんだ」
 桜井和貴は、クラスみんなと分け隔てなく話せるけども、目の前の彼は違う。
 一人でいるか。
 桜井和貴と居るか。
 ここが彼の急所。
「逃げてるのは自分だって同じじゃない」
「何が、言いたい」
 攻守が切り替わる。
「なにがあったか知らないけどそれで壁作ってる? それとも元々がそういう性格なの?」
 無言のまま。
 静観する。
 ならばこちらから揺さぶる。
「右足になにがあったか知らないけど。だから何したっていい理由(わけ)にはならないでしょう」

 私が言い切ったときに。
 彼の右の手が動いた。
 火を得たばかりの。
 律儀に灰皿にしまっていたのが、
 勢い良く床に叩きつけられた。
 スライド。飛ぶ、火の粉。

 押されて、私は動けなかった。
 事故を目撃したかの恐怖、が忍び寄る。

「饒舌なのはてめえのほうだろ」

 鋭利な、敵意を含んだ目で見据えられる。
 明確な意志だった。
 いままでのが意志を持たない眼差しだったと今頃になって気づかされるほどに。

「本当なら自分のいるところじゃねえって見下してんだろ。顔に出てんだよ」

 黒髪が、牙を剥く。

「親や同級生を恨むのは筋違いだろが」

 どうしてだか、私は後ずさる。
 彼は微動だにしていないっていうのに。

「そんなに嫌なら出てきゃあいいだろ。んな勇気もねえくせにふて腐れた顔しやがって」

 私は踏んでしまったらしい。

「甘ったれてんじゃねえ」

 彼の、地雷を。

『お父さんおらんくなるってどんな感じ』

 言ってはならないことを持つのはなにも、私だけに限られない。
 誰だってそんなことの一つや二つは持つのだ。
 死ね、ウザい、とか抽象的で普遍的な言葉群ではなく。

 その人間だけを痛烈に刺す、無二の一言が。
 
「お前は全部が嫌いなんだろうが、――俺もお前が嫌いだ。変える努力もしねえくせに文句垂れてるお前が」

 そのあとどんな言葉が続く予定だったか知らない。

 私は逃げ去った。
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